原油反発。米主要株価指数の反発などで。81.15ドル/バレル近辺で推移。
金反発。ドル指数の反落などで。1,918.40ドル/トロイオンス近辺で推移。
上海ゴム(上海期貨交易所)反発。24年01月限は13,000元/トン付近で推移。
上海原油(上海国際能源取引中心)反発。23年10月限は652.9元/バレル付近で推移。
金・プラチナの価格差、ドル建てで1005.25ドル(前日比3.75ドル拡大)、円建てで4,614円(前日比16円拡大)。価格の関係はともに金>プラチナ。
国内市場は以下のとおり。(8月21日 18時26分時点 6番限)
金 8,847円/g
白金 4,233円/g
ゴム 200.2円/kg
とうもろこし 40,740円/t
LNG 6,300.0円/mmBtu(22年10月限 22年8月5日午前10時35分時点)
●NY銀先物(期近) 月足 単位:ドル/トロイオンス

出所:楽天証券の取引ツール「マーケットスピードⅡ」より
●本日のグラフ「世界の発電事情、石炭依存続く」
前回は、「ガソリン小売価格200円超の現実味」として、ガソリン小売価格、ドル/円、原油価格の推移について、書きました。
今回は、「世界の発電事情、石炭依存続く」として、世界の起源別発電量について、書きます。
先週、国内主要メディアが、世界の発電事情に関する興味深い記事を出しました。世界は石炭火力依存から抜け切れていない、という内容でした。欧州を中心に「脱炭素」が拡大しているものの、世界はまだ、石炭を燃料とする火力発電に依存していると述べていました。
以下は、世界の起源別の発電量です。石炭が多いことがわかります。石炭は長きにわたり、人類の最も重要な発電のためのエネルギーとして、君臨しています。
火力発電所では、水を熱して蒸気に変え、その蒸気の勢いでタービンを回して発電しています。蒸気を発生させるためのエネルギー源が、石炭であったり、天然ガスであったり、石油であったりします。これらはいわゆる化石燃料と呼ばれ、太古の昔に地上にいたさまざまな生物の死骸などが地殻変動により地中に埋まり、高圧・高温の環境で長時間かけて地中でできたものです。
化石燃料は燃焼時に二酸化炭素(CO2)を排出します。できるだけ経済活動への影響を少なくしつつ、化石燃料を使う量を減らすことが求められているため、発電の分野でも石炭火力をできるだけ使わないようにする動きが出始めています。2021年のCOP26(第26回国連気候変動枠組み条約締約国会議)では、開催国の英国が「石炭火力発電を過去のものにする」ことを同会議の主目的だと明言しました。(しかし合意には至らなかった)
ただ、電源構成の推移をみると、「徐々に」ではあるものの、石炭のシェアが低下してきています。その代わりに、再生可能エネルギーの一つである、風力と太陽光のシェアが上昇してきています。IEA(国際エネルギー)期間は近い将来、石炭のシェアと太陽光のシェアが逆転するとの見通しを述べています。
人類はまだまだ石炭に依存しているものの、徐々にかつ長期視点ですが、石炭に取って代わるべく、再生可能エネルギーのシェア上昇(石炭への依存度低下)が始まっている可能性があります。
図:世界の起源別発電量(1986年~2022年) 単位:1兆ワット/時

出所:Energy Instituteのデータをもとに筆者作成
金反発。ドル指数の反落などで。1,918.40ドル/トロイオンス近辺で推移。
上海ゴム(上海期貨交易所)反発。24年01月限は13,000元/トン付近で推移。
上海原油(上海国際能源取引中心)反発。23年10月限は652.9元/バレル付近で推移。
金・プラチナの価格差、ドル建てで1005.25ドル(前日比3.75ドル拡大)、円建てで4,614円(前日比16円拡大)。価格の関係はともに金>プラチナ。
国内市場は以下のとおり。(8月21日 18時26分時点 6番限)
金 8,847円/g
白金 4,233円/g
ゴム 200.2円/kg
とうもろこし 40,740円/t
LNG 6,300.0円/mmBtu(22年10月限 22年8月5日午前10時35分時点)
●NY銀先物(期近) 月足 単位:ドル/トロイオンス
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出所:楽天証券の取引ツール「マーケットスピードⅡ」より
●本日のグラフ「世界の発電事情、石炭依存続く」
前回は、「ガソリン小売価格200円超の現実味」として、ガソリン小売価格、ドル/円、原油価格の推移について、書きました。
今回は、「世界の発電事情、石炭依存続く」として、世界の起源別発電量について、書きます。
先週、国内主要メディアが、世界の発電事情に関する興味深い記事を出しました。世界は石炭火力依存から抜け切れていない、という内容でした。欧州を中心に「脱炭素」が拡大しているものの、世界はまだ、石炭を燃料とする火力発電に依存していると述べていました。
以下は、世界の起源別の発電量です。石炭が多いことがわかります。石炭は長きにわたり、人類の最も重要な発電のためのエネルギーとして、君臨しています。
火力発電所では、水を熱して蒸気に変え、その蒸気の勢いでタービンを回して発電しています。蒸気を発生させるためのエネルギー源が、石炭であったり、天然ガスであったり、石油であったりします。これらはいわゆる化石燃料と呼ばれ、太古の昔に地上にいたさまざまな生物の死骸などが地殻変動により地中に埋まり、高圧・高温の環境で長時間かけて地中でできたものです。
化石燃料は燃焼時に二酸化炭素(CO2)を排出します。できるだけ経済活動への影響を少なくしつつ、化石燃料を使う量を減らすことが求められているため、発電の分野でも石炭火力をできるだけ使わないようにする動きが出始めています。2021年のCOP26(第26回国連気候変動枠組み条約締約国会議)では、開催国の英国が「石炭火力発電を過去のものにする」ことを同会議の主目的だと明言しました。(しかし合意には至らなかった)
ただ、電源構成の推移をみると、「徐々に」ではあるものの、石炭のシェアが低下してきています。その代わりに、再生可能エネルギーの一つである、風力と太陽光のシェアが上昇してきています。IEA(国際エネルギー)期間は近い将来、石炭のシェアと太陽光のシェアが逆転するとの見通しを述べています。
人類はまだまだ石炭に依存しているものの、徐々にかつ長期視点ですが、石炭に取って代わるべく、再生可能エネルギーのシェア上昇(石炭への依存度低下)が始まっている可能性があります。
図:世界の起源別発電量(1986年~2022年) 単位:1兆ワット/時
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出所:Energy Instituteのデータをもとに筆者作成