NY金、三尊から保合いへ移行

著者:菊川 弘之
 NY金(12月限)は、10月1日にネックライン割れから下げ加速。1470.5ドルまで下値を切り下げたが、雲が下値支持となり反発も、戻りを売られて、再度ネックライン割れ。パターン分析では、リターンムーブからの反落パターンとなった。テクニカル分析からは、下げ加速のリスクがあるが、現段階では、7月安値を起点とした上昇トレンドと重なる一目均衡表の雲の下限で下支えられている。ネックラインを中心とした三角保合い放れ待ちに移行しつつある状態。

 仮に、保合下放れなら、N=1467.8ドル、V=1438.1ドルなど。保合い上放れなら、N=1538.8ドル、V=1573.6ドル、E=1586.6ドルなどが一目均衡表からターゲットとしてカウントできる。

 前週末に発表されたCFTC建玉明細(10/8現在)によると大口投機玉の買い越しは、直近ピークから減少しているものの、一段の上昇のためには、新たな資金流入か、一旦の買い玉整理が必要な内部要因。

 テクニカル・内部要因からは、売られ易いものの、ファンダメンタルズからは、売り難い地合いとなっていることが、保合い形成の背景。
 

 

このコラムの著者

菊川 弘之(キクカワ ヒロユキ)

日産証券主席アナリスト / 国際テクニカルアナリスト連盟認定テクニカルアナリスト(CFTe®)。
GelberGroup社、FutureTruth社などでのトレーニーを経験後、商品投資顧問会社でのディーリング部長等経て現職。
日経CNBC、BloombergTV、ストックボイス、ラジオ日経など多数のメディアに出演の他、日経新聞、時事通信などに連載、寄稿中。
また、中国、台湾、シンガポールなどで、現地取引所主催・共催セミナーの招待講師も務める。
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