原油反落。米主要株価指数の反落などで。89.72ドル/バレル近辺で推移。
金反落。ドル指数の反発などで。1,950.95ドル/トロイオンス近辺で推移。
上海ゴム(上海期貨交易所)反落。24年01月限は14,215元/トン付近で推移。
上海原油(上海国際能源取引中心)反落。23年11月限は689.0元/バレル付近で推移。
金・プラチナの価格差、ドル建てで1008.6ドル(前日比1.15ドル拡大)、円建てで4,770円(前日比20円縮小)。価格の関係はともに金>プラチナ。
国内市場は以下のとおり。(9月20日 大引け時点 6番限)
金 9,175円/g
白金 4,405円/g
ゴム 233.7円/kg
とうもろこし 39,240円/t
LNG 6,300.0円/mmBtu(22年10月限 22年8月5日午前10時35分時点)
●NYプラチナ先物(期近) 月足 単位:ドル/トロイオンス
出所:楽天証券の取引ツール「マーケットスピードⅡ」より
●本日のグラフ「『暴落』が運用を好転させる場合あり」
前回は、「積立投資、価格が暴落したらどうなる?」として、積み立てシミュレーション(3パターンの価格推移)について、述べました。
今回は、「『暴落』が運用を好転させる場合あり」として、前回述べた積み立てシミュレーションの累積資産額について、述べます。
以下は、三つのパターンそれぞれの累積資産額の推移です。最終的な累積資産額は、暴騰パターン(1)が715万円、暴落パターン(2)が718万円、大暴落パターン(3)が1,095万円でした。先ほどの問い「今後50年間で暴騰・暴落・大暴落の三つのパターンで推移したとすると、どのパターンの収益が最も大きくなるでしょうか」の答えは、大暴落パターン(3)でした。
1万円を600カ月(50年間)、投資し続けたわけですので、投資金の合計は600万円でした。このため投資金に対する最終的な資産の額は、暴騰パターン(1)が1.19倍、暴落パターン(1)が1.20倍、大暴落パターン(3)が1.83倍になりました。
大暴落した場合の資産の額が最も大きくなった。暴騰しても暴落しても、最終的な資産の額が大きく変わらなかった。これらが、本シミュレーションで得られた結果でした。大暴落した場合の資産の額が最も大きくなったのも、暴騰しても暴落しても、最終的な資産の額が大きく変わらなかったのも、理由は同じです。この取引が「積み立て」だからです。
積み立て取引の収益は、大まかには「保有数量×最終的な価格」で計算します。積み立てでは、価格が収益を左右する通常の取引(安く買って高く売る取引)と異なり、保有数量が価格と同じくらい重要です。
大暴落パターン(3)の保有数量は、2043年から2063年にかけて急増しました。大暴落し、価格が長期低迷を強いられた期間です。毎月の投資金が変わらない場合、毎月の保有数量を左右するのは「価格」です。価格が1万円の場合と1,000円の場合とでは、保有数量は10倍にも10分の1にもなり得ます。
また、暴騰パターン(1)と暴落パターン(2)の最終的な保有数量に、2倍程度の差が生じました。しかし、最終的な累積資産額はほとんど同じでした。これは、最終的な価格に2倍程度の差が生じたためです。
上記のシミュレーション結果は、積立投資を有利に進めるために欠かせない二つの条件を浮き上がらせています。一つ目が「いかに効率よく保有数量を増やすか」、二つ目が「いかにして最終価格の上昇を享受するか」、です。これらの条件(片方だけではなく両方)を最大化できれば、最良の積立投資をすることができるでしょう。
図:積み立てシミュレーション(3パターンの累積資産額) 単位:100万円
出所:筆者作成
金反落。ドル指数の反発などで。1,950.95ドル/トロイオンス近辺で推移。
上海ゴム(上海期貨交易所)反落。24年01月限は14,215元/トン付近で推移。
上海原油(上海国際能源取引中心)反落。23年11月限は689.0元/バレル付近で推移。
金・プラチナの価格差、ドル建てで1008.6ドル(前日比1.15ドル拡大)、円建てで4,770円(前日比20円縮小)。価格の関係はともに金>プラチナ。
国内市場は以下のとおり。(9月20日 大引け時点 6番限)
金 9,175円/g
白金 4,405円/g
ゴム 233.7円/kg
とうもろこし 39,240円/t
LNG 6,300.0円/mmBtu(22年10月限 22年8月5日午前10時35分時点)
●NYプラチナ先物(期近) 月足 単位:ドル/トロイオンス
出所:楽天証券の取引ツール「マーケットスピードⅡ」より
●本日のグラフ「『暴落』が運用を好転させる場合あり」
前回は、「積立投資、価格が暴落したらどうなる?」として、積み立てシミュレーション(3パターンの価格推移)について、述べました。
今回は、「『暴落』が運用を好転させる場合あり」として、前回述べた積み立てシミュレーションの累積資産額について、述べます。
以下は、三つのパターンそれぞれの累積資産額の推移です。最終的な累積資産額は、暴騰パターン(1)が715万円、暴落パターン(2)が718万円、大暴落パターン(3)が1,095万円でした。先ほどの問い「今後50年間で暴騰・暴落・大暴落の三つのパターンで推移したとすると、どのパターンの収益が最も大きくなるでしょうか」の答えは、大暴落パターン(3)でした。
1万円を600カ月(50年間)、投資し続けたわけですので、投資金の合計は600万円でした。このため投資金に対する最終的な資産の額は、暴騰パターン(1)が1.19倍、暴落パターン(1)が1.20倍、大暴落パターン(3)が1.83倍になりました。
大暴落した場合の資産の額が最も大きくなった。暴騰しても暴落しても、最終的な資産の額が大きく変わらなかった。これらが、本シミュレーションで得られた結果でした。大暴落した場合の資産の額が最も大きくなったのも、暴騰しても暴落しても、最終的な資産の額が大きく変わらなかったのも、理由は同じです。この取引が「積み立て」だからです。
積み立て取引の収益は、大まかには「保有数量×最終的な価格」で計算します。積み立てでは、価格が収益を左右する通常の取引(安く買って高く売る取引)と異なり、保有数量が価格と同じくらい重要です。
大暴落パターン(3)の保有数量は、2043年から2063年にかけて急増しました。大暴落し、価格が長期低迷を強いられた期間です。毎月の投資金が変わらない場合、毎月の保有数量を左右するのは「価格」です。価格が1万円の場合と1,000円の場合とでは、保有数量は10倍にも10分の1にもなり得ます。
また、暴騰パターン(1)と暴落パターン(2)の最終的な保有数量に、2倍程度の差が生じました。しかし、最終的な累積資産額はほとんど同じでした。これは、最終的な価格に2倍程度の差が生じたためです。
上記のシミュレーション結果は、積立投資を有利に進めるために欠かせない二つの条件を浮き上がらせています。一つ目が「いかに効率よく保有数量を増やすか」、二つ目が「いかにして最終価格の上昇を享受するか」、です。これらの条件(片方だけではなく両方)を最大化できれば、最良の積立投資をすることができるでしょう。
図:積み立てシミュレーション(3パターンの累積資産額) 単位:100万円
出所:筆者作成