[Vol.2135] 「多品種買い(飼い)」に有用性あり

著者:吉田 哲
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原油反発。米主要株価指数の反発などで。59.83ドル/バレル近辺で推移。

金反落。米10年債利回りの反発などで。4,604.40ドル/トロイオンス近辺で推移。

上海ゴム(上海期貨交易所)反落。26年05月限は15,835元/トン付近で推移。

上海原油(上海国際能源取引中心)反落。26年03月限は438.8元/バレル付近で推移。

金・プラチナの価格差、ドル建てで2271.25ドル(前日比57.45ドル拡大)、円建てで13,158円(前日比130円縮小)。価格の関係はともに金>プラチナ。

国内市場は以下のとおり。(1月16日 18時36分時点 6番限)
24,320円/g
白金 11,162円/g
ゴム 353.6円/kg
とうもろこし (まだ出来ず)
LNG 1,799円/mmBtu(25年8月限 5月27日15時39分時点)

●NYプラチナ先物 月足 単位:ドル/トロイオンス
NYプラチナ先物 月足 単位:ドル/トロイオンス
出所:MarketSpeedⅡより筆者作成

●本日のグラフ「『多品種買い(飼い)』に有用性あり」
前回は、「『長期低迷+反発』で積立投資は効率化」として、金(ゴールド)とプラチナの積立投資の結果(2016年1月から10年間)を、確認しました。

今回は、「『多品種買い(飼い)』に有用性あり」として、貴金属投資のイメージ(投資開始時点)を、確認します。

価格の比較において高い金(ゴールド)と安いプラチナを、どのように保有するかどうか(以前の「[Vol.2133] 貴金属投資の重要性」で述べた「10」をどう使うか)という議論において、「取引可能年月」が長い人ほどプラチナを多めにする、というアイデアが生まれます。ここでは、「10」を積み立てと随時(スポット)取引の合計とします。

積み立ては年金を構築することに主眼を置いたiDeCo(イデコ:個人型確定拠出年金)、NISA(ニーサ:少額投資非課税制度)(成長投資枠)を利用した投資信託のほか、関連上場投資信託(ETF)・個別株の積み立て、そして純金積立の3種類があります。※関連ETF・個別株:証券会社の該当するサービスを利用

価格変動に応じたスポット(随時)での取引は、投資信託や純金積立におけるスポット取引、関連ETF・個別株、商品先物、商品CFD(差金決済取引)などで行うことができます。

猫に接する感覚で金(ゴールド)に、犬に接する感覚でプラチナに向き合いつつ、価格水準と投資可能期間を照らし合わせながら「10」の内訳を調整し、「多品種買い(飼い)」を進めることで、これまで知り得なかった貴金属投資の世界が開けてくると、筆者は考えています。

図:貴金属投資のイメージ(投資開始時点)
図:貴金属投資のイメージ(投資開始時点)
出所:筆者作成

 

このコラムの著者

吉田 哲(ヨシダ サトル)

楽天証券経済研究所 コモディティアナリスト
1977年生まれ。超就職氷河期の2000年に、新卒で商品先物会社に入社。2007年よりネット専業の商品先物会社でコモディティアナリストとして活動を開始。2014年7月に楽天証券に入社。2015年2月より現職。「過去の常識にとらわれない解説」をモットーとし、テレビ、新聞、雑誌、インターネットなどで幅広く、情報発信を行っている。大学生と高校生の娘とのコミュニケーションの一部を、活動の幅を広げる要素として認識。キャリア形成のための、学びの場の模索も欠かさない。