[Vol.1661] イランが支援するイスラム武装組織

著者:吉田 哲
ブックマーク
原油反発。米主要株価指数の反発などで。73.00ドル/バレル近辺で推移。

金反落。ドル指数の反落などで。2,040.95ドル/トロイオンス近辺で推移。

上海ゴム(上海期貨交易所)反落。24年05月限は13,355元/トン付近で推移。

上海原油(上海国際能源取引中心)反発。24年03月限は559.5元/バレル付近で推移。

金・プラチナの価格差、ドル建てで1131.6ドル(前日比7.80ドル縮小)、円建てで5,348円(前日比10円縮小)。価格の関係はともに金>プラチナ。

国内市場は以下のとおり。(2月6日 17時19分時点 6番限)
9,678円/g
白金 4,330円/g
ゴム 279.4円/kg
とうもろこし (まだ出来ず)
LNG 6,300.0円/mmBtu(22年10月限 22年8月5日午前10時35分時点)

●NY金先物(期近) 日足  単位:ドル/トロイオンス
NY金先物(期近) 日足  単位:ドル/トロイオンス

出所:楽天証券の取引ツール「マーケットスピードⅡ」より

●本日のグラフ「イランが支援するイスラム武装組織」
前回は、「サッカーアジアカップで日本惜敗」として、サッカーアジアカップ決勝トーナメントにおける2月5日時点の状況について述べました。

今回は、「イランが支援するイスラム武装組織」として、イランが支援しているとされるイスラム武装組織について述べます。

以下は、イランが支援しているとされるイスラム武装組織です。シリア東部・イラク北部などで活動するイラン革命防衛隊や民兵組織、パレスチナ自治区のガザ地区を実行支配するハマス、紅海付近で船舶への妨害行為を行うイエメンに拠点を置くフーシ派、イスラエルの北・シリアの西に隣接するレバノンで展開するヒズボラです。

イランが攻撃や妨害行為を直接的に指示しているとは限らず、資金や軍事物資・技術の支援にとどまるケースもあるといわれています。

昨年10月のイスラエル・ハマスの戦争勃発以降、ヒズボラとイスラエルの交戦やフーシ派による船舶への妨害行為が激化したり、ヨルダンで米兵の死亡事件が発生したりしています。こうした動きへの報復として主に米国が、イラン革命防衛隊やフーシ派の拠点を攻撃しています。

アジアカップが始まった1月12日以降も、米軍による各所への報復、フーシ派による船舶への妨害行為が続いています。地図上では、アジアカップが戦禍の中で行われているように見えます。

図:イランが支援しているとされるイスラム武装組織
図:イランが支援しているとされるイスラム武装組織

出所:各種資料およびmap chartを用いて筆者作成

 

このコラムの著者

吉田 哲(ヨシダ サトル)

楽天証券経済研究所 コモディティアナリスト
1977年生まれ。2000年、新卒で商品先物会社に入社。2007年よりネット専業の商品先物会社でコモディティアナリストとして情報配信を開始。2014年7月に楽天証券に入社。2015年2月より現職。“過去の常識にとらわれない解説”をモットーとし、テレビ、新聞、雑誌などで幅広く、情報配信を行っている。2020年10月、生涯学習を体現すべく、慶應義塾大学文学部第1類(通信教育課程)に入学。