原油反発。米主要株価指数の反発などで。78.72ドル/バレル近辺で推移。
金反落。ドル指数の反発などで。2,390.40ドル/トロイオンス近辺で推移。
上海ゴム(上海期貨交易所)反発。24年09月限は14,710元/トン付近で推移。
上海原油(上海国際能源取引中心)反発。24年07月限は611.6元/バレル付近で推移。
金・プラチナの価格差、ドル建てで1313.3ドル(前日比11.50ドル縮小)、円建てで6,578円(前日比14円拡大)。価格の関係はともに金>プラチナ。
国内市場は以下のとおり。(5月16日 17時28分時点 6番限)
金 11,892円/g
白金 5,314円/g
ゴム 321.3円/kg
とうもろこし (まだ出来ず)
LNG 6,300.0円/mmBtu(22年10月限 22年8月5日午前10時35分時点)
●NY金先物(期近) 月足 単位:ドル/トロイオンス
出所:MarketSpeedⅡより筆者作成
●本日のグラフ「爆食の影響は西側諸国に」
前回は、「コーヒーからドリアンに転作」として、ベトナムのコーヒー収穫面積(前年比)
について述べました。
今回は、「爆食の影響は西側諸国に」として、ベトナムのコーヒー輸出先(数量ベース 2022年)について述べます。
世界輸入シェア92%超(2022年)という異常なまでの中国のドリアン爆食は、ベトナムのロブスタコーヒーの生産量を減少させた可能性が高いといえます。ではその影響はどこに出るのでしょうか。
すでに、ロブスタ価格の上昇は、私たち市民が口にするコーヒーの小売価格(コンビニ、ファミリーレストラン、喫茶店などの価格)を押し上げたり、コーヒーの流通に関わる業者の懐事情を悪化させたりしています。例えば、2023年の日本のカフェ(喫茶店)の倒産件数は、コロナ禍で人流が急減した2020年の68件を大きく上回る72件となり、過去最高になりました。
さらに今後は、価格上昇のほか、西側諸国でロブスタの需給がひっ迫する懸念が高まっています。ベトナム産のロブスタコーヒーの多くは、EU(欧州連合)、米国、日本などの西側諸国向けです。以下の通り、2022年、ベトナムは80を超える国にコーヒーを輸出しましたが、その80%弱はEU、米国、日本などの西側諸国に仕向けられました(FAOのデータより)。
中国のドリアン爆食は、世界のコーヒー価格を上昇させ、西側諸国のコーヒー小売価格を引き上げた上で、今後は品不足を引き起こそうとしているのです。
図:ベトナムのコーヒー輸出先(数量ベース 2022年)
出所:FAOのデータを基に筆者作成
金反落。ドル指数の反発などで。2,390.40ドル/トロイオンス近辺で推移。
上海ゴム(上海期貨交易所)反発。24年09月限は14,710元/トン付近で推移。
上海原油(上海国際能源取引中心)反発。24年07月限は611.6元/バレル付近で推移。
金・プラチナの価格差、ドル建てで1313.3ドル(前日比11.50ドル縮小)、円建てで6,578円(前日比14円拡大)。価格の関係はともに金>プラチナ。
国内市場は以下のとおり。(5月16日 17時28分時点 6番限)
金 11,892円/g
白金 5,314円/g
ゴム 321.3円/kg
とうもろこし (まだ出来ず)
LNG 6,300.0円/mmBtu(22年10月限 22年8月5日午前10時35分時点)
●NY金先物(期近) 月足 単位:ドル/トロイオンス
出所:MarketSpeedⅡより筆者作成
●本日のグラフ「爆食の影響は西側諸国に」
前回は、「コーヒーからドリアンに転作」として、ベトナムのコーヒー収穫面積(前年比)
について述べました。
今回は、「爆食の影響は西側諸国に」として、ベトナムのコーヒー輸出先(数量ベース 2022年)について述べます。
世界輸入シェア92%超(2022年)という異常なまでの中国のドリアン爆食は、ベトナムのロブスタコーヒーの生産量を減少させた可能性が高いといえます。ではその影響はどこに出るのでしょうか。
すでに、ロブスタ価格の上昇は、私たち市民が口にするコーヒーの小売価格(コンビニ、ファミリーレストラン、喫茶店などの価格)を押し上げたり、コーヒーの流通に関わる業者の懐事情を悪化させたりしています。例えば、2023年の日本のカフェ(喫茶店)の倒産件数は、コロナ禍で人流が急減した2020年の68件を大きく上回る72件となり、過去最高になりました。
さらに今後は、価格上昇のほか、西側諸国でロブスタの需給がひっ迫する懸念が高まっています。ベトナム産のロブスタコーヒーの多くは、EU(欧州連合)、米国、日本などの西側諸国向けです。以下の通り、2022年、ベトナムは80を超える国にコーヒーを輸出しましたが、その80%弱はEU、米国、日本などの西側諸国に仕向けられました(FAOのデータより)。
中国のドリアン爆食は、世界のコーヒー価格を上昇させ、西側諸国のコーヒー小売価格を引き上げた上で、今後は品不足を引き起こそうとしているのです。
図:ベトナムのコーヒー輸出先(数量ベース 2022年)
出所:FAOのデータを基に筆者作成