原油反落。中東情勢緊迫化解消観測などで。78.66ドル/バレル近辺で推移。
金反落。米10年債利回りの反発などで。2,404.25ドル/トロイオンス近辺で推移。
上海ゴム(上海期貨交易所)反落。24年09月限は14,550元/トン付近で推移。
上海原油(上海国際能源取引中心)反落。24年09月限は597.4元/バレル付近で推移。
金・プラチナの価格差、ドル建てで1434.95ドル(前日比9.75ドル拡大)、円建てで7,266円(前日比4円拡大)。価格の関係はともに金>プラチナ。
国内市場は以下のとおり。(7月22日 17時52分時点 6番限)
金 12,160円/g
白金 4,894円/g
ゴム 321.5円/kg
とうもろこし (まだ出来ず)
LNG 6,300.0円/mmBtu(22年10月限 22年8月5日午前10時35分時点)
●NY金先物(期近) 日足 単位:ドル/トロイオンス
出所:MarketSpeedⅡより筆者作成
●本日のグラフ「株と金(ゴールド)が同時に最高値更新」
前回は、「金(ゴールド)を買うのに恐怖心は不要」として、金(ゴールド)に関わる七つのテーマ(2024年 筆者イメージ)を確認しました。
今回は、「株と金(ゴールド)が同時に最高値更新」として、NYダウ平均とNY金(ゴールド)先物の推移(2024年5月1日~7月19日)を確認します。
金(ゴールド)の国際指標の一つであるニューヨーク(NY)金先物相場は足元、2,400ドル近辺という歴史的高値圏で推移しています。一時、2,480ドル台に達する高騰劇も見られました。(本欄で述べている金(ゴールド)は、いずれもドル建てです)
NY金先物は6月下旬に騰勢を強め始めました。今年4月以降続いていた2,350ドルを中心としたプラスマイナス50ドル程度のレンジ相場を上抜ける上昇が見られたのが、このころでした。6月下旬と言えば、米国で5月の個人消費支出(PCEデフレーター)(前年同月比)がやや弱い内容となり、米国の金融政策に関わる要人の一人が「金融政策が機能し、インフレが徐々に沈静化しつつある」と発言したタイミングです。
続いて、7月5日に発表された6月の米雇用統計、同11日に発表された6月の米CPI(消費者物価指数)などが前月の数値をやや下回り、「強すぎない米国の経済指標」が、同国のインフレ鈍化を連想させ、利下げの必然性を高めました。
こうした動きを受け、米10年債利回りや、複数の主要国通貨に対する米ドルの強弱を示すドル指数が低下傾向を鮮明にし、これをきっかけに、金(ゴールド)が騰勢を強めて史上最高値更新に至りました。
利下げは、個人や企業の資金調達を促す、景気回復期待を強める要因でもあるため、株高の一因と言えます。これに似た「金利低下」は、景気が冷え込みつつあることを示す、自然発生する過程や結果です。ここで述べている利下げが、金利低下と異なる、中央銀行による人為的な操作である点に留意する必要があります。
今後も米国で「強すぎない経済指標」が続けば、米国での利下げの必然性が高まり、株高・金(ゴールド)高が続き、株と金(ゴールド)双方がさらなる高値圏に達する可能性があります。
また、短期的な株安・金(ゴールド)安が起きたことについても触れます。バイデン米大統領が半導体規制について言及したことでハイテク関連銘柄が売られたことなどを受けて、7月17日の株は短期的に下落しました。
前日の7月16日と7月19日を比べると、S&P500が2.9%安、NASDAQが4.2%安、NYダウが1.6%安でした。その時、金はどう動いたのでしょうか。NY金先物は、NYダウよりも大きな下落率となる2.8%安でした。株安・金安だったのです。
図:NYダウ平均とNY金(ゴールド)先物の推移(2024年5月1日~7月19日)
出所:Investing.comのデータをもとに筆者作成
金反落。米10年債利回りの反発などで。2,404.25ドル/トロイオンス近辺で推移。
上海ゴム(上海期貨交易所)反落。24年09月限は14,550元/トン付近で推移。
上海原油(上海国際能源取引中心)反落。24年09月限は597.4元/バレル付近で推移。
金・プラチナの価格差、ドル建てで1434.95ドル(前日比9.75ドル拡大)、円建てで7,266円(前日比4円拡大)。価格の関係はともに金>プラチナ。
国内市場は以下のとおり。(7月22日 17時52分時点 6番限)
金 12,160円/g
白金 4,894円/g
ゴム 321.5円/kg
とうもろこし (まだ出来ず)
LNG 6,300.0円/mmBtu(22年10月限 22年8月5日午前10時35分時点)
●NY金先物(期近) 日足 単位:ドル/トロイオンス
出所:MarketSpeedⅡより筆者作成
●本日のグラフ「株と金(ゴールド)が同時に最高値更新」
前回は、「金(ゴールド)を買うのに恐怖心は不要」として、金(ゴールド)に関わる七つのテーマ(2024年 筆者イメージ)を確認しました。
今回は、「株と金(ゴールド)が同時に最高値更新」として、NYダウ平均とNY金(ゴールド)先物の推移(2024年5月1日~7月19日)を確認します。
金(ゴールド)の国際指標の一つであるニューヨーク(NY)金先物相場は足元、2,400ドル近辺という歴史的高値圏で推移しています。一時、2,480ドル台に達する高騰劇も見られました。(本欄で述べている金(ゴールド)は、いずれもドル建てです)
NY金先物は6月下旬に騰勢を強め始めました。今年4月以降続いていた2,350ドルを中心としたプラスマイナス50ドル程度のレンジ相場を上抜ける上昇が見られたのが、このころでした。6月下旬と言えば、米国で5月の個人消費支出(PCEデフレーター)(前年同月比)がやや弱い内容となり、米国の金融政策に関わる要人の一人が「金融政策が機能し、インフレが徐々に沈静化しつつある」と発言したタイミングです。
続いて、7月5日に発表された6月の米雇用統計、同11日に発表された6月の米CPI(消費者物価指数)などが前月の数値をやや下回り、「強すぎない米国の経済指標」が、同国のインフレ鈍化を連想させ、利下げの必然性を高めました。
こうした動きを受け、米10年債利回りや、複数の主要国通貨に対する米ドルの強弱を示すドル指数が低下傾向を鮮明にし、これをきっかけに、金(ゴールド)が騰勢を強めて史上最高値更新に至りました。
利下げは、個人や企業の資金調達を促す、景気回復期待を強める要因でもあるため、株高の一因と言えます。これに似た「金利低下」は、景気が冷え込みつつあることを示す、自然発生する過程や結果です。ここで述べている利下げが、金利低下と異なる、中央銀行による人為的な操作である点に留意する必要があります。
今後も米国で「強すぎない経済指標」が続けば、米国での利下げの必然性が高まり、株高・金(ゴールド)高が続き、株と金(ゴールド)双方がさらなる高値圏に達する可能性があります。
また、短期的な株安・金(ゴールド)安が起きたことについても触れます。バイデン米大統領が半導体規制について言及したことでハイテク関連銘柄が売られたことなどを受けて、7月17日の株は短期的に下落しました。
前日の7月16日と7月19日を比べると、S&P500が2.9%安、NASDAQが4.2%安、NYダウが1.6%安でした。その時、金はどう動いたのでしょうか。NY金先物は、NYダウよりも大きな下落率となる2.8%安でした。株安・金安だったのです。
図:NYダウ平均とNY金(ゴールド)先物の推移(2024年5月1日~7月19日)
出所:Investing.comのデータをもとに筆者作成