原油反発。米主要株価指数の反発などで。78.59ドル/バレル近辺で推移。
金反発。米10年債利回りの反落などで。2,407.05ドル/トロイオンス近辺で推移。
上海ゴム(上海期貨交易所)反落。24年09月限は14,370元/トン付近で推移。
上海原油(上海国際能源取引中心)反落。24年09月限は593.1元/バレル付近で推移。
金・プラチナの価格差、ドル建てで1449.1ドル(前日比11.00ドル拡大)、円建てで7,307円(前日比44円拡大)。価格の関係はともに金>プラチナ。
国内市場は以下のとおり。(7月23日 18時14分時点 6番限)
金 12,108円/g
白金 4,801円/g
ゴム 315.1円/kg
とうもろこし (まだ出来ず)
LNG 6,300.0円/mmBtu(22年10月限 22年8月5日午前10時35分時点)
●NY金先物(期近) 日足 単位:ドル/トロイオンス

出所:MarketSpeedⅡより筆者作成
●本日のグラフ「材料の頂点がFRBである時に連動しやすい」
前回は、「株と金(ゴールド)が同時に最高値更新」として、NYダウ平均とNY金(ゴールド)先物の推移(2024年5月1日~7月19日)を確認しました。
今回は、「材料の頂点がFRBである時に連動しやすい」として、株と金(ゴールド)の値動きの関係を確認します。
教科書的に言えば、株と金(ゴールド)の値動きは逆の関係(逆相関)です。景気が良い時は株が上がり、金利が付かない金は下がり、逆に景気が悪い時は株が下がり、資金の逃避先と見なされやすい金は上がる、という説明がなされています。
1970年代後半から2000年代前半までは、この説明はある程度当てはまりましたが、社会が複雑化し、それに伴い市場が複雑化した現代においては、まさに今がそうであるように、過去の常識をそのまま当てはめることができないケースが頻発しています。
社会の複雑化は、技術革新・娯楽追及など、人類の飽くなき欲望が一因で生まれたため、それを否定することは誰にもできません。
複雑化に拍車をかけたのが中央銀行でした。リーマンショック(2008年)の直後に断続的に、そしてコロナ・ショック(2020年)の直後に、米国を中心とした主要国の中央銀行は景気回復を企図し、大規模で緩和的な金融政策を実施しました。
利下げや資産の買い取りなどの緩和策が大規模に行われ、景気回復期待が増幅して株は急反発しました。市場はこうした中央銀行の動きを大歓迎しました。同時に、基軸通貨である米ドルが複数の主要国通貨に対して下落し、そのドル安をきっかけとして、金(ゴールド)高が発生しました。
また、先述の、株安・金安は、直前に発表された小売売上高と鉱工業生産が事前予想よりも強い内容だったことを受け、景気に過熱感があるため引締め状態が続く(利下げが遠のく)、という思惑が強まったことが一因だったと考えられます。
利上げや利下げ、資産の買い取りや放出などの金融政策をつかさどる中央銀行は、特に景気動向が不安定化して市場が金融緩和を求めている時に、市場全体の最も大きな関心事(材料の頂点)になり得ます。こうした状況においては、株と金(ゴールド)の値動きの関係において、教科書や過去の常識と正反対のことが簡単に起きます。
図:株と金(ゴールド)の値動きの関係

出所:筆者作成
金反発。米10年債利回りの反落などで。2,407.05ドル/トロイオンス近辺で推移。
上海ゴム(上海期貨交易所)反落。24年09月限は14,370元/トン付近で推移。
上海原油(上海国際能源取引中心)反落。24年09月限は593.1元/バレル付近で推移。
金・プラチナの価格差、ドル建てで1449.1ドル(前日比11.00ドル拡大)、円建てで7,307円(前日比44円拡大)。価格の関係はともに金>プラチナ。
国内市場は以下のとおり。(7月23日 18時14分時点 6番限)
金 12,108円/g
白金 4,801円/g
ゴム 315.1円/kg
とうもろこし (まだ出来ず)
LNG 6,300.0円/mmBtu(22年10月限 22年8月5日午前10時35分時点)
●NY金先物(期近) 日足 単位:ドル/トロイオンス
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出所:MarketSpeedⅡより筆者作成
●本日のグラフ「材料の頂点がFRBである時に連動しやすい」
前回は、「株と金(ゴールド)が同時に最高値更新」として、NYダウ平均とNY金(ゴールド)先物の推移(2024年5月1日~7月19日)を確認しました。
今回は、「材料の頂点がFRBである時に連動しやすい」として、株と金(ゴールド)の値動きの関係を確認します。
教科書的に言えば、株と金(ゴールド)の値動きは逆の関係(逆相関)です。景気が良い時は株が上がり、金利が付かない金は下がり、逆に景気が悪い時は株が下がり、資金の逃避先と見なされやすい金は上がる、という説明がなされています。
1970年代後半から2000年代前半までは、この説明はある程度当てはまりましたが、社会が複雑化し、それに伴い市場が複雑化した現代においては、まさに今がそうであるように、過去の常識をそのまま当てはめることができないケースが頻発しています。
社会の複雑化は、技術革新・娯楽追及など、人類の飽くなき欲望が一因で生まれたため、それを否定することは誰にもできません。
複雑化に拍車をかけたのが中央銀行でした。リーマンショック(2008年)の直後に断続的に、そしてコロナ・ショック(2020年)の直後に、米国を中心とした主要国の中央銀行は景気回復を企図し、大規模で緩和的な金融政策を実施しました。
利下げや資産の買い取りなどの緩和策が大規模に行われ、景気回復期待が増幅して株は急反発しました。市場はこうした中央銀行の動きを大歓迎しました。同時に、基軸通貨である米ドルが複数の主要国通貨に対して下落し、そのドル安をきっかけとして、金(ゴールド)高が発生しました。
また、先述の、株安・金安は、直前に発表された小売売上高と鉱工業生産が事前予想よりも強い内容だったことを受け、景気に過熱感があるため引締め状態が続く(利下げが遠のく)、という思惑が強まったことが一因だったと考えられます。
利上げや利下げ、資産の買い取りや放出などの金融政策をつかさどる中央銀行は、特に景気動向が不安定化して市場が金融緩和を求めている時に、市場全体の最も大きな関心事(材料の頂点)になり得ます。こうした状況においては、株と金(ゴールド)の値動きの関係において、教科書や過去の常識と正反対のことが簡単に起きます。
図:株と金(ゴールド)の値動きの関係
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出所:筆者作成