原油反発。週初から続いていた下落の反動などで。77.52ドル/バレル近辺で推移。
金反発。米10年債利回りの反落などで。2,414.00ドル/トロイオンス近辺で推移。
上海ゴム(上海期貨交易所)反発。24年09月限は14,545元/トン付近で推移。
上海原油(上海国際能源取引中心)反落。24年09月限は588.7元/バレル付近で推移。
金・プラチナの価格差、ドル建てで1446.4ドル(前日比5.10ドル縮小)、円建てで7,260円(前日比53円縮小)。価格の関係はともに金>プラチナ。
国内市場は以下のとおり。(7月24日 17時16分時点 6番限)
金 12,044円/g
白金 4,784円/g
ゴム 320.6円/kg
とうもろこし (まだ出来ず)
LNG 6,300.0円/mmBtu(22年10月限 22年8月5日午前10時35分時点)
●NY金先物(期近) 日足 単位:ドル/トロイオンス
出所:MarketSpeedⅡより筆者作成
●本日のグラフ「過去の常識を捨てて上昇シナリオを描く」
前回は、「材料の頂点がFRBである時に連動しやすい」として、株と金(ゴールド)の値動きの関係を確認しました。
今回は、「過去の常識を捨てて上昇シナリオを描く」として、金(ゴールド)に関わる七つのテーマ(2024年 筆者イメージ)を確認します。
下の図は、筆者が考える、現代の金(ゴールド)市場と向き合う上で必要な七つのテーマです。足元の株と金(ゴールド)の値動きが、教科書や過去の常識のとおりになっていない理由についても、説明することが可能です。
足元の値動きに関わる短中期のテーマは、「有事ムード(資金の逃避先需要)」「代替資産(株の代わり)」「代替通貨(ドルの代わり)」の三つです。
ウクライナ戦争や中東情勢混迷などにより、「有事ムード」起因の金(ゴールド)相場への上昇圧力が発生している中で、FRB(米連邦準備制度理事会)の金融政策が緩和的になりつつあることで、景気回復期待が増幅して「代替資産」起因の下落圧力が、同時にドル安観測が浮上して「代替通貨」起因の上昇圧力が発生し、これらが相殺され、上昇圧力が優位な状態が続いていると考えられます。
これが、足元の株高・金(ゴールド)高の説明です。
ウクライナ戦争が勃発した2022年に金(ゴールド)相場が下落したことも、短中期のテーマに当てはめれば、簡単に説明できます。
ウクライナ戦争が勃発した2022年に金(ゴールド)相場が下落したのは、FRBの急激な利上げでドル高が進み、それにより発生した「代替通貨」起因の強い下落圧力が、「有事ムード」と「代替資産」起因の上昇圧力を相殺したためです。
有事だけ、株との関係だけ、ドルとの関係だけなど、教科書に書かれている、材料を点で見る分析は、今は通じません。図で記したテーマに沿って丁寧に材料を分類し、圧力の大きさを推測していかなければ、精緻な分析はできません。材料の頂点に「金融政策」がある時は特に、教科書や過去の常識に頼ってはならないのです。
株と金(ゴールド)の値動きが、2010年ごろ以降、極端に離れていることからも分かる通り、市場環境は明らかに大きく変化しています。分析手法は市場環境の変化に応じて更新されなければなりません。今どきの市場環境向けに更新された分析手法が、先ほど述べた七つのテーマなのです。
図:金(ゴールド)に関わる七つのテーマ(2024年 筆者イメージ)
出所:筆者作成
金反発。米10年債利回りの反落などで。2,414.00ドル/トロイオンス近辺で推移。
上海ゴム(上海期貨交易所)反発。24年09月限は14,545元/トン付近で推移。
上海原油(上海国際能源取引中心)反落。24年09月限は588.7元/バレル付近で推移。
金・プラチナの価格差、ドル建てで1446.4ドル(前日比5.10ドル縮小)、円建てで7,260円(前日比53円縮小)。価格の関係はともに金>プラチナ。
国内市場は以下のとおり。(7月24日 17時16分時点 6番限)
金 12,044円/g
白金 4,784円/g
ゴム 320.6円/kg
とうもろこし (まだ出来ず)
LNG 6,300.0円/mmBtu(22年10月限 22年8月5日午前10時35分時点)
●NY金先物(期近) 日足 単位:ドル/トロイオンス
出所:MarketSpeedⅡより筆者作成
●本日のグラフ「過去の常識を捨てて上昇シナリオを描く」
前回は、「材料の頂点がFRBである時に連動しやすい」として、株と金(ゴールド)の値動きの関係を確認しました。
今回は、「過去の常識を捨てて上昇シナリオを描く」として、金(ゴールド)に関わる七つのテーマ(2024年 筆者イメージ)を確認します。
下の図は、筆者が考える、現代の金(ゴールド)市場と向き合う上で必要な七つのテーマです。足元の株と金(ゴールド)の値動きが、教科書や過去の常識のとおりになっていない理由についても、説明することが可能です。
足元の値動きに関わる短中期のテーマは、「有事ムード(資金の逃避先需要)」「代替資産(株の代わり)」「代替通貨(ドルの代わり)」の三つです。
ウクライナ戦争や中東情勢混迷などにより、「有事ムード」起因の金(ゴールド)相場への上昇圧力が発生している中で、FRB(米連邦準備制度理事会)の金融政策が緩和的になりつつあることで、景気回復期待が増幅して「代替資産」起因の下落圧力が、同時にドル安観測が浮上して「代替通貨」起因の上昇圧力が発生し、これらが相殺され、上昇圧力が優位な状態が続いていると考えられます。
これが、足元の株高・金(ゴールド)高の説明です。
ウクライナ戦争が勃発した2022年に金(ゴールド)相場が下落したことも、短中期のテーマに当てはめれば、簡単に説明できます。
ウクライナ戦争が勃発した2022年に金(ゴールド)相場が下落したのは、FRBの急激な利上げでドル高が進み、それにより発生した「代替通貨」起因の強い下落圧力が、「有事ムード」と「代替資産」起因の上昇圧力を相殺したためです。
有事だけ、株との関係だけ、ドルとの関係だけなど、教科書に書かれている、材料を点で見る分析は、今は通じません。図で記したテーマに沿って丁寧に材料を分類し、圧力の大きさを推測していかなければ、精緻な分析はできません。材料の頂点に「金融政策」がある時は特に、教科書や過去の常識に頼ってはならないのです。
株と金(ゴールド)の値動きが、2010年ごろ以降、極端に離れていることからも分かる通り、市場環境は明らかに大きく変化しています。分析手法は市場環境の変化に応じて更新されなければなりません。今どきの市場環境向けに更新された分析手法が、先ほど述べた七つのテーマなのです。
図:金(ゴールド)に関わる七つのテーマ(2024年 筆者イメージ)
出所:筆者作成