原油反発。米主要株価指数の反発などで。78.47ドル/バレル近辺で推移。
金反発。米10年債利回りの反落などで。2,476.55ドル/トロイオンス近辺で推移。
上海ゴム(上海期貨交易所)反発。24年09月限は14,260元/トン付近で推移。
上海原油(上海国際能源取引中心)反発。24年09月限は593.1元/バレル付近で推移。
金・プラチナの価格差、ドル建てで1501.75ドル(前日比15.15ドル拡大)、円建てで7,079円(前日比34円縮小)。価格の関係はともに金>プラチナ。
国内市場は以下のとおり。(8月1日 18時16分時点 6番限)
金 11,767円/g
白金 4,688円/g
ゴム 312.6円/kg
とうもろこし (まだ出来ず)
LNG 6,300.0円/mmBtu(22年10月限 22年8月5日午前10時35分時点)
●NY金先物(期近) 日足 単位:ドル/トロイオンス
出所:MarketSpeedⅡより筆者作成
●本日のグラフ「低位からゆっくり上昇が安心継続の大前提」
前回は、「長期投資の際の基準は『長期視点の安値』」として、リーマンショック直後の安値と足元の騰落率を確認しました。
今回は、「低位からゆっくり上昇が安心継続の大前提」として、バブル状態の銘柄と長期低迷銘柄の対比を確認します。
以下は、バブル状態にある銘柄と長期低迷銘柄(リーマンショック直後の安値と足元の価格がほとんど同じ銘柄)の対比です。バブル状態にある銘柄に比べて長期低迷銘柄は、全体的に期待度が大きく不安度が低いといえるでしょう。
バブル状態にある銘柄の「以前にこれ以上上がらないと予想したが、予想に反して上昇した。相場予想は難しい。」に対し、長期低迷銘柄は「長期視点の底値がある程度見えている。下落時の目安を予想しやすい。」という特徴があります。このことは、新たに買うときの迷いがバブル状態にある銘柄に比べて小さくて済むことを示唆しています。
あえて、心労が相対的に大きいバブル状態にある銘柄を買うことにも一定のメリットはあると思われますが(みんなが買っているという同調意識を得られる)、長期視点での運用となると、しばしば現在の状態のように、そのメリットに対する懐疑的な思いが湧いてくることもあると思います。
筆者が考える、具体的な長期低迷銘柄は「プラチナ」です。前回の図「リーマンショック直後の安値と足元の騰落率」で、同ショック直後の価格と足元の価格がほとんど変わっていない銘柄です。
(株価指数ほどではないものの)比較的上昇率が高い金(ゴールド)と異なり、プラチナの価格推移は、フォルクスワーゲン問題が発覚して主力需要である自動車排ガス浄化装置向け需要が急減すると「うわさされた」2015年以降、長期低迷状態にあります。
しかし近年、フォルクスワーゲン問題が発覚した際に非難の的となった自動車排ガス浄化装置向け需要は回復傾向にあります。北米、中国、インドなどでの増加が目立ち、2024年は問題が発覚した2015年を上回る見通しが出ています。
増加の背景については、電気自動車の影響が及びにくい大型車(トラックやバス)の排ガス浄化装置向け需要が増えていること、北米や欧州の一部でハイブリッド車への回帰が起きていること、世界各国で排ガス規制が年々強化され、自動車一台当たりに使われる排ガス浄化装置向けの需要が増えたこと(浄化装置の機能向上を背景とした需要増加)などが挙げられます。
図:バブル状態の銘柄と長期低迷銘柄の対比
出所:筆者作成
金反発。米10年債利回りの反落などで。2,476.55ドル/トロイオンス近辺で推移。
上海ゴム(上海期貨交易所)反発。24年09月限は14,260元/トン付近で推移。
上海原油(上海国際能源取引中心)反発。24年09月限は593.1元/バレル付近で推移。
金・プラチナの価格差、ドル建てで1501.75ドル(前日比15.15ドル拡大)、円建てで7,079円(前日比34円縮小)。価格の関係はともに金>プラチナ。
国内市場は以下のとおり。(8月1日 18時16分時点 6番限)
金 11,767円/g
白金 4,688円/g
ゴム 312.6円/kg
とうもろこし (まだ出来ず)
LNG 6,300.0円/mmBtu(22年10月限 22年8月5日午前10時35分時点)
●NY金先物(期近) 日足 単位:ドル/トロイオンス
出所:MarketSpeedⅡより筆者作成
●本日のグラフ「低位からゆっくり上昇が安心継続の大前提」
前回は、「長期投資の際の基準は『長期視点の安値』」として、リーマンショック直後の安値と足元の騰落率を確認しました。
今回は、「低位からゆっくり上昇が安心継続の大前提」として、バブル状態の銘柄と長期低迷銘柄の対比を確認します。
以下は、バブル状態にある銘柄と長期低迷銘柄(リーマンショック直後の安値と足元の価格がほとんど同じ銘柄)の対比です。バブル状態にある銘柄に比べて長期低迷銘柄は、全体的に期待度が大きく不安度が低いといえるでしょう。
バブル状態にある銘柄の「以前にこれ以上上がらないと予想したが、予想に反して上昇した。相場予想は難しい。」に対し、長期低迷銘柄は「長期視点の底値がある程度見えている。下落時の目安を予想しやすい。」という特徴があります。このことは、新たに買うときの迷いがバブル状態にある銘柄に比べて小さくて済むことを示唆しています。
あえて、心労が相対的に大きいバブル状態にある銘柄を買うことにも一定のメリットはあると思われますが(みんなが買っているという同調意識を得られる)、長期視点での運用となると、しばしば現在の状態のように、そのメリットに対する懐疑的な思いが湧いてくることもあると思います。
筆者が考える、具体的な長期低迷銘柄は「プラチナ」です。前回の図「リーマンショック直後の安値と足元の騰落率」で、同ショック直後の価格と足元の価格がほとんど変わっていない銘柄です。
(株価指数ほどではないものの)比較的上昇率が高い金(ゴールド)と異なり、プラチナの価格推移は、フォルクスワーゲン問題が発覚して主力需要である自動車排ガス浄化装置向け需要が急減すると「うわさされた」2015年以降、長期低迷状態にあります。
しかし近年、フォルクスワーゲン問題が発覚した際に非難の的となった自動車排ガス浄化装置向け需要は回復傾向にあります。北米、中国、インドなどでの増加が目立ち、2024年は問題が発覚した2015年を上回る見通しが出ています。
増加の背景については、電気自動車の影響が及びにくい大型車(トラックやバス)の排ガス浄化装置向け需要が増えていること、北米や欧州の一部でハイブリッド車への回帰が起きていること、世界各国で排ガス規制が年々強化され、自動車一台当たりに使われる排ガス浄化装置向けの需要が増えたこと(浄化装置の機能向上を背景とした需要増加)などが挙げられます。
図:バブル状態の銘柄と長期低迷銘柄の対比
出所:筆者作成