原油反発。米主要株価指数の反発などで。71.35ドル/バレル近辺で推移。
金反発。ドル指数の反落などで。2,653.10ドル/トロイオンス近辺で推移。
上海ゴム(上海期貨交易所)反発。25年01月限は17,940元/トン付近で推移。
上海原油(上海国際能源取引中心)反発。24年11月限は525.4元/バレル付近で推移。
金・プラチナの価格差、ドル建てで1685.1ドル(前日比6.50ドル縮小)、円建てで7,763円(前日比359円拡大)。価格の関係はともに金>プラチナ。
国内市場は以下のとおり。(9月24日 大引け時点 6番限)
金 12,229円/g
白金 4,466円/g
ゴム 385.4円/kg
とうもろこし 34,700円/t
LNG 1,990円/mmBtu(24年12月限 9月19日17時34分時点)
●NY金先物(期近) 日足 単位:ドル/トロイオンス
出所:MarketSpeedⅡより筆者作成
●本日のグラフ「株と金(ゴールド)が同時に最高値更新」
前回は、「OPECプラスは反発の機会をうかがっている」として、OPECプラスの減産(イメージ)を確認しました。
今回は、「株と金(ゴールド)が同時に最高値更新」として、NYダウ平均とNY金(ゴールド)先物の推移(2024年5月1日~9月18日)を確認します。
金(ゴールド)の国際指標の一つであるニューヨーク(NY)金先物相場は足元、2,600ドル近辺という歴史的な高値圏で推移しています。9月18日のFOMC(米連邦公開市場委員会)直後、2,620ドル台に達する高騰劇も見られました。(本欄で述べている金(ゴールド)は、いずれもドル建てです)
NY金先物は6月下旬に騰勢を強め始めました。今年4月以降続いていた2,350ドルを中心としたプラスマイナス50ドル程度のレンジ相場を上抜ける上昇が見られたのが、このころでした。
6月下旬といえば、米国で5月の個人消費支出(PCEデフレーター)(前年同月比)がやや弱い内容となり、米国の金融政策に関わる要人の一人が「金融政策が機能し、インフレが徐々に沈静化しつつある」と発言したタイミングです。
続いて、7月5日に発表された6月の米雇用統計、同11日に発表された6月の米CPI(消費者物価指数)などが前月の数値をやや下回り、「強すぎない米国の経済指標」が、同国のインフレ鈍化を連想させ、利下げの必然性を高めました。
こうした動きを受け、米10年債利回りや、複数の主要国通貨に対する米ドルの強弱を示すドル指数が低下傾向を鮮明にし、これをきっかけに、金(ゴールド)がさらに騰勢を強めました。
そして、8月23日のジャクソンホール会合で、パウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長が「政策を調整する時が来た」と述べたことがきっかけとなり、一気に利下げムードが強まりました。これを受け、ドル安観測が強まり、世界共通の通貨という共通項を持っている金(ゴールド)が、そのドル安をきっかけとした上昇圧力を受けて上値を伸ばしました。9月18日FOMCにて利下げが決定したことも、大変に大きな影響がありました。
振り返ると、このおよそ3カ月間、米国の利下げ観測・実施を材料とし、史上最高値を更新してきたことが分かります。ウクライナ情勢や中東情勢の悪化をきっかけとした「有事ムード」起因の上昇圧力も存在しましたが、上昇劇は直接的には利下げがもたらす「代替通貨」起因の上昇圧力によって起きたと考えられます。
図:NYダウ平均とNY金(ゴールド)先物の推移(2024年5月1日~9月18日)
出所:Investing.comのデータを基に筆者作成
金反発。ドル指数の反落などで。2,653.10ドル/トロイオンス近辺で推移。
上海ゴム(上海期貨交易所)反発。25年01月限は17,940元/トン付近で推移。
上海原油(上海国際能源取引中心)反発。24年11月限は525.4元/バレル付近で推移。
金・プラチナの価格差、ドル建てで1685.1ドル(前日比6.50ドル縮小)、円建てで7,763円(前日比359円拡大)。価格の関係はともに金>プラチナ。
国内市場は以下のとおり。(9月24日 大引け時点 6番限)
金 12,229円/g
白金 4,466円/g
ゴム 385.4円/kg
とうもろこし 34,700円/t
LNG 1,990円/mmBtu(24年12月限 9月19日17時34分時点)
●NY金先物(期近) 日足 単位:ドル/トロイオンス
出所:MarketSpeedⅡより筆者作成
●本日のグラフ「株と金(ゴールド)が同時に最高値更新」
前回は、「OPECプラスは反発の機会をうかがっている」として、OPECプラスの減産(イメージ)を確認しました。
今回は、「株と金(ゴールド)が同時に最高値更新」として、NYダウ平均とNY金(ゴールド)先物の推移(2024年5月1日~9月18日)を確認します。
金(ゴールド)の国際指標の一つであるニューヨーク(NY)金先物相場は足元、2,600ドル近辺という歴史的な高値圏で推移しています。9月18日のFOMC(米連邦公開市場委員会)直後、2,620ドル台に達する高騰劇も見られました。(本欄で述べている金(ゴールド)は、いずれもドル建てです)
NY金先物は6月下旬に騰勢を強め始めました。今年4月以降続いていた2,350ドルを中心としたプラスマイナス50ドル程度のレンジ相場を上抜ける上昇が見られたのが、このころでした。
6月下旬といえば、米国で5月の個人消費支出(PCEデフレーター)(前年同月比)がやや弱い内容となり、米国の金融政策に関わる要人の一人が「金融政策が機能し、インフレが徐々に沈静化しつつある」と発言したタイミングです。
続いて、7月5日に発表された6月の米雇用統計、同11日に発表された6月の米CPI(消費者物価指数)などが前月の数値をやや下回り、「強すぎない米国の経済指標」が、同国のインフレ鈍化を連想させ、利下げの必然性を高めました。
こうした動きを受け、米10年債利回りや、複数の主要国通貨に対する米ドルの強弱を示すドル指数が低下傾向を鮮明にし、これをきっかけに、金(ゴールド)がさらに騰勢を強めました。
そして、8月23日のジャクソンホール会合で、パウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長が「政策を調整する時が来た」と述べたことがきっかけとなり、一気に利下げムードが強まりました。これを受け、ドル安観測が強まり、世界共通の通貨という共通項を持っている金(ゴールド)が、そのドル安をきっかけとした上昇圧力を受けて上値を伸ばしました。9月18日FOMCにて利下げが決定したことも、大変に大きな影響がありました。
振り返ると、このおよそ3カ月間、米国の利下げ観測・実施を材料とし、史上最高値を更新してきたことが分かります。ウクライナ情勢や中東情勢の悪化をきっかけとした「有事ムード」起因の上昇圧力も存在しましたが、上昇劇は直接的には利下げがもたらす「代替通貨」起因の上昇圧力によって起きたと考えられます。
図:NYダウ平均とNY金(ゴールド)先物の推移(2024年5月1日~9月18日)
出所:Investing.comのデータを基に筆者作成