原油反落。サウジの目標原油価格の取消し報道などで。68.22ドル/バレル近辺で推移。
金反発。ドル指数の反落などで。2,689.45ドル/トロイオンス近辺で推移。
上海ゴム(上海期貨交易所)反落。25年01月限は18,440元/トン付近で推移。
上海原油(上海国際能源取引中心)反落。24年11月限は523.2元/バレル付近で推移。
金・プラチナの価格差、ドル建てで1686ドル(前日比7.00ドル縮小)、円建てで7,787円(前日比35円拡大)。価格の関係はともに金>プラチナ。
国内市場は以下のとおり。(9月26日 16時30分時点 6番限)
金 12,452円/g
白金 4,665円/g
ゴム 390.0円/kg
とうもろこし (まだ出来ず)
LNG 1,945円/mmBtu(24年12月限 9月24日17時26分時点)
●NY金先物(期近) 日足 単位:ドル/トロイオンス
出所:MarketSpeedⅡより筆者作成
●本日のグラフ「米国で『利下げ』は始まったばかり」
前回は、「利下げ時に『株高・金高』が起きる理由」として、FRBの利上げ・利下げが及ぼす金(ゴールド)相場への影響を確認しました。
今回は、「米国で『利下げ』は始まったばかり」として、FF(フェデラルファンド)レートとNY金(ゴールド)価格の推移を確認します。
ウクライナ戦争が勃発した年(2022年)の金(ゴールド)相場の騰落が、「下落」だったことはあまり報じられていません。
教科書と違う、という理由で情報の発信者も情報の受け手も、この事実を受け入れにくいと感じているのかもしれません(都合が悪いのかもしれない)。ですが、どんな著名な投資家であっても、どんな大規模な金融機関の重役であっても、取引所で成立した価格を否定することはできません。取引所で決まった価格は「みんなで決めた価格」だからです。
ウクライナ戦争が勃発した2022年に金(ゴールド)相場が下落したことを説明することは簡単です。
インフレ退治と銘打ったFRBの急激な利上げによってドル高が進み、それにより発生した「代替通貨」起因の強い下落圧力が、「有事ムード」と「代替資産」起因の上昇圧力を相殺したためです。
利上げがもたらした「代替通貨」起因の下落圧力が、戦争が勃発した年の金(ゴールド)相場を押し下げた直接的な原因だったといえます。それほどまでに、近年の米国の金融政策は、金(ゴールド)相場に大きな影響を与えているといえます。
一方、利下げはどうでしょうか。先述の通り、株高でも金(ゴールド)高を発生させる要因です。そしてその利下げは、今まさに、始まったばかりです。CME(シカゴ先物取引所)グループが金利先物市場のデータを基にし、政策金利変更の織り込み度を算出するFed Watch Toolによれば、下の図のとおり、向こう1年以上、利下げが続くことが想定されています。
先日のFOMCで、中期視点で金(ゴールド)相場を強力にサポートし得る材料が出現したといえそうです。
図:FF(フェデラルファンド)レートとNY金(ゴールド)価格の推移
出所:FEDおよびLBMAのデータ、Fed Watch Toolの資料を基に筆者作成
金反発。ドル指数の反落などで。2,689.45ドル/トロイオンス近辺で推移。
上海ゴム(上海期貨交易所)反落。25年01月限は18,440元/トン付近で推移。
上海原油(上海国際能源取引中心)反落。24年11月限は523.2元/バレル付近で推移。
金・プラチナの価格差、ドル建てで1686ドル(前日比7.00ドル縮小)、円建てで7,787円(前日比35円拡大)。価格の関係はともに金>プラチナ。
国内市場は以下のとおり。(9月26日 16時30分時点 6番限)
金 12,452円/g
白金 4,665円/g
ゴム 390.0円/kg
とうもろこし (まだ出来ず)
LNG 1,945円/mmBtu(24年12月限 9月24日17時26分時点)
●NY金先物(期近) 日足 単位:ドル/トロイオンス
出所:MarketSpeedⅡより筆者作成
●本日のグラフ「米国で『利下げ』は始まったばかり」
前回は、「利下げ時に『株高・金高』が起きる理由」として、FRBの利上げ・利下げが及ぼす金(ゴールド)相場への影響を確認しました。
今回は、「米国で『利下げ』は始まったばかり」として、FF(フェデラルファンド)レートとNY金(ゴールド)価格の推移を確認します。
ウクライナ戦争が勃発した年(2022年)の金(ゴールド)相場の騰落が、「下落」だったことはあまり報じられていません。
教科書と違う、という理由で情報の発信者も情報の受け手も、この事実を受け入れにくいと感じているのかもしれません(都合が悪いのかもしれない)。ですが、どんな著名な投資家であっても、どんな大規模な金融機関の重役であっても、取引所で成立した価格を否定することはできません。取引所で決まった価格は「みんなで決めた価格」だからです。
ウクライナ戦争が勃発した2022年に金(ゴールド)相場が下落したことを説明することは簡単です。
インフレ退治と銘打ったFRBの急激な利上げによってドル高が進み、それにより発生した「代替通貨」起因の強い下落圧力が、「有事ムード」と「代替資産」起因の上昇圧力を相殺したためです。
利上げがもたらした「代替通貨」起因の下落圧力が、戦争が勃発した年の金(ゴールド)相場を押し下げた直接的な原因だったといえます。それほどまでに、近年の米国の金融政策は、金(ゴールド)相場に大きな影響を与えているといえます。
一方、利下げはどうでしょうか。先述の通り、株高でも金(ゴールド)高を発生させる要因です。そしてその利下げは、今まさに、始まったばかりです。CME(シカゴ先物取引所)グループが金利先物市場のデータを基にし、政策金利変更の織り込み度を算出するFed Watch Toolによれば、下の図のとおり、向こう1年以上、利下げが続くことが想定されています。
先日のFOMCで、中期視点で金(ゴールド)相場を強力にサポートし得る材料が出現したといえそうです。
図:FF(フェデラルファンド)レートとNY金(ゴールド)価格の推移
出所:FEDおよびLBMAのデータ、Fed Watch Toolの資料を基に筆者作成