原油反発。米主要株価指数の反発などで。71.21ドル/バレル近辺で推移。
金反発。米10年債利回りの反落などで。3,161.71ドル/トロイオンス近辺で推移。
上海ゴム(上海期貨交易所)反発。25年09月限は16,890元/トン付近で推移。
上海原油(上海国際能源取引中心)反発。25年05月限は552.2元/バレル付近で推移。
金・プラチナの価格差、ドル建てで2158.31ドル(前日比16.91ドル拡大)、円建てで10,544円(前日比30円拡大)。価格の関係はともに金>プラチナ。
国内市場は以下のとおり。(4月2日 18時27分時点 6番限)
金 15,144円/g
白金 4,600円/g
ゴム 344.4円/kg
とうもろこし (まだ出来ず)
LNG 2,097円/mmBtu(25年7月限 3月21日17時47分時点)
●NY金先物 月足 単位:ドル/トロイオンス

出所:MarketSpeedⅡより筆者作成
●本日のグラフ「縦と横、二つの分断はどこにでも存在」
前回は、「分裂拡大と資源出し渋り・高インフレ」として、自由民主主義指数0.4以下および0.6以上の国の数(1944年~2024年)の推移を確認しました。
今回は、「縦と横、二つの分断はどこにでも存在」として、2010年ごろ以降の世界分裂と高インフレ(長期視点)の背景を確認します。
足元の高インフレは、世界分裂を加速させていると考えられます。今まさに日本では、政府の要人が、国民の間でインフレへの不満が強まっていることがきっかけで、財務省解体デモが起きていると説明しています。
先日は、コメの小売価格が高騰している中で、十分な恩恵を享受できていないと、コメの生産に従事する方々がデモを行ったと報じられました。これらのデモ(集団による示威行動)は、文脈こそ違えども、インフレが原因になっていると言えます。
インフレは、社会的立ち位置の分断(権力や資力などにおける格差)という縦の分断の拡大に追い打ちをかけていると考えることができます。そして先述の、民主主義の停滞が主因で発生している考え方の分断(横の分断)拡大が、同時進行しています。
縦の分断に関わるインフレも、横の分断に関わる民主主義の停滞も、世界全体で起きています。このため、世界分裂は加速する一方です。日本だけでなく世界全体で、分裂が加速していると言えます。
下の図は、世界の民主主義停滞、世界分裂、資源国の出し渋り、さまざまなコモディティ(国際商品)の価格の上昇、高インフレ発生の経緯を示しています。2010年ごろ以降に目立ち始めた、世界を舞台とした潮流です。
きっかけは、新しい技術と考え方の「マイナス面」が目立ち始めたことでした。2010年ごろ以降、しばらくの間、人類が本格的に開発を進めてきた技術(SNSやAIなど)や推進してきた考え方(ESGやDEI)は、確かに社会にプラスの影響をもたらしました。
SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)は、人々のコミュニケーションを円滑にしました。AI(人工知能)はたくさんの作業を効率化しました。ESG(環境・社会・企業統治)は環境保護や人権保護の機運を高め、DEI(多様性・公平性・包摂性)は他者を認める心を育んだりしました。確かに、社会を良くしたのです。
しかし、行き過ぎたことでマイナス面が目立ち始めたことも、事実です。下の図のとおり、SNSはデマ・誹謗中傷・感情噴出が横行する場となり、AIは人類から最後の資産と言われる思考を奪い、ESGは資源国を窮地に追い込み、DEIはキャンセルカルチャー(好ましくないと考える人や組織を一方的に批判したり、不買運動を行ったりすること)の温床、という側面が強くなりました。
人類が良かれと思って生み出した技術や考え方が「行き過ぎて」しまい、マイナス面が目立ってしまいました。それにより、世界の民主主義が停滞→世界分裂が目立つ→資源国が出し渋り→資源価格が高騰→長期視点の高インフレ発生、そしてそのインフレが世界分裂に拍車をかけている、と考えられます。
普段、何気なく使用しているSNSやAI、思いを巡らせているESGやDEIについて、その「マイナス面」が実は、わたしたちの生活を脅かしているインフレの一因であることに、留意する必要があります。これらがもたらしたプラス面の功績が、計り知れないくらい大きいことを思い返した上で、今は冷静に、マイナス面にも留意しなければなりません。
図:2010年ごろ以降の世界分裂と高インフレ(長期視点)の背景

出所:筆者作成
金反発。米10年債利回りの反落などで。3,161.71ドル/トロイオンス近辺で推移。
上海ゴム(上海期貨交易所)反発。25年09月限は16,890元/トン付近で推移。
上海原油(上海国際能源取引中心)反発。25年05月限は552.2元/バレル付近で推移。
金・プラチナの価格差、ドル建てで2158.31ドル(前日比16.91ドル拡大)、円建てで10,544円(前日比30円拡大)。価格の関係はともに金>プラチナ。
国内市場は以下のとおり。(4月2日 18時27分時点 6番限)
金 15,144円/g
白金 4,600円/g
ゴム 344.4円/kg
とうもろこし (まだ出来ず)
LNG 2,097円/mmBtu(25年7月限 3月21日17時47分時点)
●NY金先物 月足 単位:ドル/トロイオンス

出所:MarketSpeedⅡより筆者作成
●本日のグラフ「縦と横、二つの分断はどこにでも存在」
前回は、「分裂拡大と資源出し渋り・高インフレ」として、自由民主主義指数0.4以下および0.6以上の国の数(1944年~2024年)の推移を確認しました。
今回は、「縦と横、二つの分断はどこにでも存在」として、2010年ごろ以降の世界分裂と高インフレ(長期視点)の背景を確認します。
足元の高インフレは、世界分裂を加速させていると考えられます。今まさに日本では、政府の要人が、国民の間でインフレへの不満が強まっていることがきっかけで、財務省解体デモが起きていると説明しています。
先日は、コメの小売価格が高騰している中で、十分な恩恵を享受できていないと、コメの生産に従事する方々がデモを行ったと報じられました。これらのデモ(集団による示威行動)は、文脈こそ違えども、インフレが原因になっていると言えます。
インフレは、社会的立ち位置の分断(権力や資力などにおける格差)という縦の分断の拡大に追い打ちをかけていると考えることができます。そして先述の、民主主義の停滞が主因で発生している考え方の分断(横の分断)拡大が、同時進行しています。
縦の分断に関わるインフレも、横の分断に関わる民主主義の停滞も、世界全体で起きています。このため、世界分裂は加速する一方です。日本だけでなく世界全体で、分裂が加速していると言えます。
下の図は、世界の民主主義停滞、世界分裂、資源国の出し渋り、さまざまなコモディティ(国際商品)の価格の上昇、高インフレ発生の経緯を示しています。2010年ごろ以降に目立ち始めた、世界を舞台とした潮流です。
きっかけは、新しい技術と考え方の「マイナス面」が目立ち始めたことでした。2010年ごろ以降、しばらくの間、人類が本格的に開発を進めてきた技術(SNSやAIなど)や推進してきた考え方(ESGやDEI)は、確かに社会にプラスの影響をもたらしました。
SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)は、人々のコミュニケーションを円滑にしました。AI(人工知能)はたくさんの作業を効率化しました。ESG(環境・社会・企業統治)は環境保護や人権保護の機運を高め、DEI(多様性・公平性・包摂性)は他者を認める心を育んだりしました。確かに、社会を良くしたのです。
しかし、行き過ぎたことでマイナス面が目立ち始めたことも、事実です。下の図のとおり、SNSはデマ・誹謗中傷・感情噴出が横行する場となり、AIは人類から最後の資産と言われる思考を奪い、ESGは資源国を窮地に追い込み、DEIはキャンセルカルチャー(好ましくないと考える人や組織を一方的に批判したり、不買運動を行ったりすること)の温床、という側面が強くなりました。
人類が良かれと思って生み出した技術や考え方が「行き過ぎて」しまい、マイナス面が目立ってしまいました。それにより、世界の民主主義が停滞→世界分裂が目立つ→資源国が出し渋り→資源価格が高騰→長期視点の高インフレ発生、そしてそのインフレが世界分裂に拍車をかけている、と考えられます。
普段、何気なく使用しているSNSやAI、思いを巡らせているESGやDEIについて、その「マイナス面」が実は、わたしたちの生活を脅かしているインフレの一因であることに、留意する必要があります。これらがもたらしたプラス面の功績が、計り知れないくらい大きいことを思い返した上で、今は冷静に、マイナス面にも留意しなければなりません。
図:2010年ごろ以降の世界分裂と高インフレ(長期視点)の背景

出所:筆者作成