原油反落。米主要株価指数の反落などで。57.75ドル/バレル近辺で推移。
金反発。ドル指数の反落などで。3,063.25ドル/トロイオンス近辺で推移。
上海ゴム(上海期貨交易所)反落。25年09月限は14,330元/トン付近で推移。
上海原油(上海国際能源取引中心)反落。25年05月限は458.1元/バレル付近で推移。
金・プラチナの価格差、ドル建てで2150ドル(前日比71.10ドル拡大)、円建てで10,106円(前日比95円拡大)。価格の関係はともに金>プラチナ。
国内市場は以下のとおり。(4月9日 17時45分時点 6番限)
金 14,313円/g
白金 4,207円/g
ゴム 285.6円/kg
とうもろこし (まだ出来ず)
LNG 2,097円/mmBtu(25年7月限 3月21日17時47分時点)
●NY原油先物 日足 単位:ドル/バレル

出所:MarketSpeedⅡより筆者作成
●本日のグラフ「原油相場は長期レンジ下限の60ドル割れ」
前回は、「関税の税率引き上げメリット・デメリット」として、関税とはなにか、関税の税率引き上げのメリットとデメリットなどを、確認しました。
今回は、「原油相場は長期レンジ下限の60ドル割れ」として、足元の原油相場を取り巻く環境(2025年4月上旬)を、確認します。
足元、WTI原油相場は、50ドル台後半で推移しています。2022年12月以降続いた80ドルを挟んだプラスマイナス15ドル程度のレンジのみならず、それを拡大したプラスマイナス20ドルのレンジも下抜けています。
レンジ相場とは、上昇圧力によって形成された下限と、下落圧力によって形成された上限に挟まれることで形成される相場のことです。
下限を下抜けたり上限を上抜けたりする大きな値動きが見られた場合、それまでの上下の圧力の均衡が崩れたことを想定する必要があります。
以下は、足元の原油相場を取り巻く環境を示した図です。2022年12月から2025年3月までは、上昇と下落、両方の圧力が長期視点でバランスが取れていたため、原油相場はそれらに挟まれ、レンジ相場を演じてきました。しかし、60ドルを割り込んだことが示しているように、足元は下落圧力が優勢です。
関税戦争が勃発したことで、近い将来、世界のグローバルが後退し、世界で需要が減退する懸念が生じています。また、OPECプラス※の自主減産の方針も、相場下落に拍車をかけていると、考えられます。
※OPECプラスは、OPEC(石油輸出国機構)に加盟する12カ国と、非加盟の産油国11カ国の合計23カ国で成り立つ、産油国のグループです。そのうち減産に参加する国は合計19カ国で、その生産シェアはおよそ46%に上ります。(2025年2月現在)
図:足元の原油相場を取り巻く環境(2025年4月上旬)

出所:筆者作成
金反発。ドル指数の反落などで。3,063.25ドル/トロイオンス近辺で推移。
上海ゴム(上海期貨交易所)反落。25年09月限は14,330元/トン付近で推移。
上海原油(上海国際能源取引中心)反落。25年05月限は458.1元/バレル付近で推移。
金・プラチナの価格差、ドル建てで2150ドル(前日比71.10ドル拡大)、円建てで10,106円(前日比95円拡大)。価格の関係はともに金>プラチナ。
国内市場は以下のとおり。(4月9日 17時45分時点 6番限)
金 14,313円/g
白金 4,207円/g
ゴム 285.6円/kg
とうもろこし (まだ出来ず)
LNG 2,097円/mmBtu(25年7月限 3月21日17時47分時点)
●NY原油先物 日足 単位:ドル/バレル

出所:MarketSpeedⅡより筆者作成
●本日のグラフ「原油相場は長期レンジ下限の60ドル割れ」
前回は、「関税の税率引き上げメリット・デメリット」として、関税とはなにか、関税の税率引き上げのメリットとデメリットなどを、確認しました。
今回は、「原油相場は長期レンジ下限の60ドル割れ」として、足元の原油相場を取り巻く環境(2025年4月上旬)を、確認します。
足元、WTI原油相場は、50ドル台後半で推移しています。2022年12月以降続いた80ドルを挟んだプラスマイナス15ドル程度のレンジのみならず、それを拡大したプラスマイナス20ドルのレンジも下抜けています。
レンジ相場とは、上昇圧力によって形成された下限と、下落圧力によって形成された上限に挟まれることで形成される相場のことです。
下限を下抜けたり上限を上抜けたりする大きな値動きが見られた場合、それまでの上下の圧力の均衡が崩れたことを想定する必要があります。
以下は、足元の原油相場を取り巻く環境を示した図です。2022年12月から2025年3月までは、上昇と下落、両方の圧力が長期視点でバランスが取れていたため、原油相場はそれらに挟まれ、レンジ相場を演じてきました。しかし、60ドルを割り込んだことが示しているように、足元は下落圧力が優勢です。
関税戦争が勃発したことで、近い将来、世界のグローバルが後退し、世界で需要が減退する懸念が生じています。また、OPECプラス※の自主減産の方針も、相場下落に拍車をかけていると、考えられます。
※OPECプラスは、OPEC(石油輸出国機構)に加盟する12カ国と、非加盟の産油国11カ国の合計23カ国で成り立つ、産油国のグループです。そのうち減産に参加する国は合計19カ国で、その生産シェアはおよそ46%に上ります。(2025年2月現在)
図:足元の原油相場を取り巻く環境(2025年4月上旬)

出所:筆者作成