[Vol.1952] 具体的な銘柄、配当が得られるものもある

著者:吉田 哲
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原油反発。米主要株価指数の反発などで。61.91ドル/バレル近辺で推移。

金反発。ドル指数の反落などで。3,322.09ドル/トロイオンス近辺で推移。

上海ゴム(上海期貨交易所)反落。25年09月限は14,635元/トン付近で推移。

上海原油(上海国際能源取引中心)反落。25年06月限は467.2元/バレル付近で推移。

金・プラチナの価格差、ドル建てで2347.54ドル(前日比77.04ドル拡大)、円建てで10,864円(前日比50円拡大)。価格の関係はともに金>プラチナ。

国内市場は以下のとおり。(4月16日 18時45分時点 6番限)
15,225円/g
白金 4,361円/g
ゴム 292.9円/kg
とうもろこし (まだ出来ず)
LNG 2,097円/mmBtu(25年7月限 3月21日17時47分時点)

●NY金先物 日足  単位:ドル/トロイオンス
NY金先物 日足  単位:ドル/トロイオンス
出所:MarketSpeedⅡより筆者作成

●本日のグラフ「具体的な銘柄、配当が得られるものもある」
前回は、「金(ゴールド)の相場と『間接的』に連動」として、金(ゴールド)関連銘柄の価格と現物価格の連動傾向を確認しました。

今回は、「具体的な銘柄、配当が得られるものもある」として、NISAで利用できる金(ゴールド)商品の具体例(2025年4月14日時点)を確認します。

以下は、NISAの成長投資枠を活用できる金(ゴールド)商品の具体例です(楽天証券において)。投資信託における「為替ヘッジあり」は、価格の推移が「ドル建ての金(ゴールド)」に近い金関連商品です。「為替ヘッジなし」は、価格の推移が「円建て金(ゴールド)」に近い金関連商品です。

ETFと個別株では、グローバルに記した金融商品については「ドル建て」、日本に記した金融商品については「円建て」です(中には、ドル建てを円換算した商品もある)。商品のラインアップ数としては、グローバルはETFと個別株が多く、日本は投資信託が多い傾向があります。

金(ゴールド)相場に連動することを目指すETF、個別株は、配当を受け取ることができる場合があります。個別株に挙げた全てと、以下の二つのETFです。

しばしば、「金(ゴールド)は保有していても配当を得られない」と言われますが、関連する個別株と関連する個別株を指数化したETFは、必ずしもそうではありません(関連企業・会社が配当を出した場合に限る)。

図:NISAで利用できる金(ゴールド)商品の具体例(2025年4月14日時点)
図:NISAで利用できる金(ゴールド)商品の具体例(2025年4月14日時点)
出所:筆者作成

 

このコラムの著者

吉田 哲(ヨシダ サトル)

楽天証券経済研究所 コモディティアナリスト
1977年生まれ。超就職氷河期の2000年に、新卒で商品先物会社に入社。2007年よりネット専業の商品先物会社でコモディティアナリストとして活動を開始。2014年7月に楽天証券に入社。2015年2月より現職。「過去の常識にとらわれない解説」をモットーとし、テレビ、新聞、雑誌、インターネットなどで幅広く、情報発信を行っている。大学生と高校生の娘とのコミュニケーションの一部を、活動の幅を広げる要素として認識。キャリア形成のための、学びの場の模索も欠かさない。