原油反発。ドル指数の反落などで。62.49ドル/バレル近辺で推移。
金反発。米10年債利回りの反落などで。3,341.19ドル/トロイオンス近辺で推移。
上海ゴム(上海期貨交易所)反発。25年09月限は14,735元/トン付近で推移。
上海原油(上海国際能源取引中心)反落。25年06月限は493.4元/バレル付近で推移。
金・プラチナの価格差、ドル建てで2360.44ドル(前日比45.94ドル拡大)、円建てで10,980円(前日比53円拡大)。価格の関係はともに金>プラチナ。
国内市場は以下のとおり。(4月24日 18時36分時点 6番限)
金 15,362円/g
白金 4,382円/g
ゴム 287.0円/kg
とうもろこし (まだ出来ず)
LNG 2,097円/mmBtu(25年7月限 3月21日17時47分時点)
●NY原油先物 日足 単位:ドル/バレル

出所:MarketSpeedⅡより筆者作成
●本日のグラフ「原油国際価格は長期視点で高止まりか」
前回は、「原油輸入価格は国際価格と為替で構成」として、日本の原油輸入単価・ドバイ原油(2000年を100)およびドル/円相場の推移を確認しました。
今回は、「原油国際価格は長期視点で高止まりか」として、足元の原油相場を取り巻く環境(2025年4月8日ごろ以降)を確認します。
世界の原油価格の指標の一つであるWTI原油※の推移を確認します。※WTI原油:米国の西テキサス地域で産出されるガソリンなどを比較的多く抽出できる原油。West Texas Intermediate。
2000年代前半や2015年前半、2020年前半に30ドル前後で推移していました。現在の水準の2分の1です。2008年前半や2011~2014年、2022年前半には100ドルを超えました。足元の価格水準は、長期視点で比較的「高い」部類に入ることが分かります。
足元の状況を確認します。WTI原油相場は、60ドル台前半で推移しています(本稿執筆時点)。トランプ氏がもたらした「関税ショック」の影響を受け、一時、2022年12月以降続いた80ドルを挟んだプラスマイナス15ドル程度のレンジの下限、それを拡大したプラスマイナス20ドルのレンジの下限を下抜けました。
しかし、「90日間の猶予」が示され、世界の主要株価指数の反発と同時に、原油相場もやや反発し、60ドルを回復しました。60ドルを回復し、元のレンジ内に戻りつつあることは、上昇と下落、双方の圧力の大きさが同じになりつつあることを意味します。
以下は、筆者が考える2025年4月8日ごろ以降の、原油相場を取り巻く環境です。複数の上昇・下落、双方の圧力が同時進行していることが分かります。こうした環境はしばらく続く、つまり、原油相場の長期視点の高止まりは、今後も続くと考えられます。
図:足元の原油相場を取り巻く環境(2025年4月8日ごろ以降)

出所:筆者作成
金反発。米10年債利回りの反落などで。3,341.19ドル/トロイオンス近辺で推移。
上海ゴム(上海期貨交易所)反発。25年09月限は14,735元/トン付近で推移。
上海原油(上海国際能源取引中心)反落。25年06月限は493.4元/バレル付近で推移。
金・プラチナの価格差、ドル建てで2360.44ドル(前日比45.94ドル拡大)、円建てで10,980円(前日比53円拡大)。価格の関係はともに金>プラチナ。
国内市場は以下のとおり。(4月24日 18時36分時点 6番限)
金 15,362円/g
白金 4,382円/g
ゴム 287.0円/kg
とうもろこし (まだ出来ず)
LNG 2,097円/mmBtu(25年7月限 3月21日17時47分時点)
●NY原油先物 日足 単位:ドル/バレル

出所:MarketSpeedⅡより筆者作成
●本日のグラフ「原油国際価格は長期視点で高止まりか」
前回は、「原油輸入価格は国際価格と為替で構成」として、日本の原油輸入単価・ドバイ原油(2000年を100)およびドル/円相場の推移を確認しました。
今回は、「原油国際価格は長期視点で高止まりか」として、足元の原油相場を取り巻く環境(2025年4月8日ごろ以降)を確認します。
世界の原油価格の指標の一つであるWTI原油※の推移を確認します。※WTI原油:米国の西テキサス地域で産出されるガソリンなどを比較的多く抽出できる原油。West Texas Intermediate。
2000年代前半や2015年前半、2020年前半に30ドル前後で推移していました。現在の水準の2分の1です。2008年前半や2011~2014年、2022年前半には100ドルを超えました。足元の価格水準は、長期視点で比較的「高い」部類に入ることが分かります。
足元の状況を確認します。WTI原油相場は、60ドル台前半で推移しています(本稿執筆時点)。トランプ氏がもたらした「関税ショック」の影響を受け、一時、2022年12月以降続いた80ドルを挟んだプラスマイナス15ドル程度のレンジの下限、それを拡大したプラスマイナス20ドルのレンジの下限を下抜けました。
しかし、「90日間の猶予」が示され、世界の主要株価指数の反発と同時に、原油相場もやや反発し、60ドルを回復しました。60ドルを回復し、元のレンジ内に戻りつつあることは、上昇と下落、双方の圧力の大きさが同じになりつつあることを意味します。
以下は、筆者が考える2025年4月8日ごろ以降の、原油相場を取り巻く環境です。複数の上昇・下落、双方の圧力が同時進行していることが分かります。こうした環境はしばらく続く、つまり、原油相場の長期視点の高止まりは、今後も続くと考えられます。
図:足元の原油相場を取り巻く環境(2025年4月8日ごろ以降)

出所:筆者作成