原油反発。米主要株価指数の反発などで。66.18ドル/バレル近辺で推移。
金反落。米10年債利回りの反発などで。3,414.65ドル/トロイオンス近辺で推移。
上海ゴム(上海期貨交易所)反発。26年01月限は15,495元/トン付近で推移。
上海原油(上海国際能源取引中心)反落。25年09月限は505.9元/バレル付近で推移。
金・プラチナの価格差、ドル建てで2080.4ドル(前日比23.70ドル縮小)、円建てで10,291円(前日比43円縮小)。価格の関係はともに金>プラチナ。
国内市場は以下のとおり。(8月6日 18時37分時点 6番限)
金 16,122円/g
白金 5,831円/g
ゴム 318.2円/kg
とうもろこし (まだ出来ず)
LNG 1,799円/mmBtu(25年8月限 5月27日15時39分時点)
●NY金先物 日足 単位:ドル/トロイオンス

出所:MarketSpeedⅡより筆者作成
●本日のグラフ「需要は長期視点で増加する可能性あり」
前回は、「生産国は西側と非西側に分かれている」として、主要四金属の鉱山生産国上位10カ国(数字は順位)(2024年)を確認しました。
今回は、「需要は長期視点で増加する可能性あり」として、主要四金属の需要内訳(2024年、銅は2023年)を確認します。
前回は生産面に注目しました。今回は需要面に注目します。以下は、これら四つの金属の需要の内訳を示した図です。
金(ゴールド)は、投資、宝飾品に多く用いられています。また、金(ゴールド)は四つの金属で唯一、統計に「中央銀行」の項目が存在します。図のとおり、2024年は全需要の3割弱が中央銀行の積み上げ分でした。
他の三つの金属は、産業用の割合が大きい傾向があります。主な産業向けの用途について、白金(プラチナ)は自動車の排ガス浄化装置、銀(シルバー)は太陽光発電システムを含む電子機器、銅(カッパー)は電線や交通などのインフラ、建物、電気自動車などです。
こうして確認すると、四つの金属の需要動向を確認・展望する際は、金(ゴールド)は中央銀行の方針、白金(プラチナ)、銀(シルバー)、銅(カッパー)の三つは世界全体の脱炭素の流れに注目する必要があることが分かります。
中央銀行の方針も、脱炭素の流れも、長期視点でとらえるテーマです。金(ゴールド)でいう有事や株・ドルとの逆相関、他の三つの金属でいう目先の景気動向などの短期的なテーマとは別の、長期視点のテーマです。
こうした長期視点のテーマに関わるデータを確認すると、金(ゴールド)の中央銀行の買い越し量、白金(プラチナ)の自動車排ガス浄化装置向け需要、銀(シルバー)の太陽光発電装置向け需要が、それぞれ長期視点の増加傾向にあります。
銅(カッパー)のクリーン技術(電気自動車などの環境配慮を推進する技術)関連の需要は長期視点で増加する見通しが示されています(国際エネルギー機関)。
これら四つの金属価格は、それぞれの主要な需要項目の長期視点の増加によって、「[Vol.2026] 2010年以降、金属価格は長期底上げ中」で述べた「底上げ」継続、長期視点の価格上昇が起きると考えられます。
図:主要四金属の需要内訳(2024年、銅は2023年)

出所:World Gold Council、Johnson Matthey、Silver Institute、USGSのデータを基に筆者作成
金反落。米10年債利回りの反発などで。3,414.65ドル/トロイオンス近辺で推移。
上海ゴム(上海期貨交易所)反発。26年01月限は15,495元/トン付近で推移。
上海原油(上海国際能源取引中心)反落。25年09月限は505.9元/バレル付近で推移。
金・プラチナの価格差、ドル建てで2080.4ドル(前日比23.70ドル縮小)、円建てで10,291円(前日比43円縮小)。価格の関係はともに金>プラチナ。
国内市場は以下のとおり。(8月6日 18時37分時点 6番限)
金 16,122円/g
白金 5,831円/g
ゴム 318.2円/kg
とうもろこし (まだ出来ず)
LNG 1,799円/mmBtu(25年8月限 5月27日15時39分時点)
●NY金先物 日足 単位:ドル/トロイオンス

出所:MarketSpeedⅡより筆者作成
●本日のグラフ「需要は長期視点で増加する可能性あり」
前回は、「生産国は西側と非西側に分かれている」として、主要四金属の鉱山生産国上位10カ国(数字は順位)(2024年)を確認しました。
今回は、「需要は長期視点で増加する可能性あり」として、主要四金属の需要内訳(2024年、銅は2023年)を確認します。
前回は生産面に注目しました。今回は需要面に注目します。以下は、これら四つの金属の需要の内訳を示した図です。
金(ゴールド)は、投資、宝飾品に多く用いられています。また、金(ゴールド)は四つの金属で唯一、統計に「中央銀行」の項目が存在します。図のとおり、2024年は全需要の3割弱が中央銀行の積み上げ分でした。
他の三つの金属は、産業用の割合が大きい傾向があります。主な産業向けの用途について、白金(プラチナ)は自動車の排ガス浄化装置、銀(シルバー)は太陽光発電システムを含む電子機器、銅(カッパー)は電線や交通などのインフラ、建物、電気自動車などです。
こうして確認すると、四つの金属の需要動向を確認・展望する際は、金(ゴールド)は中央銀行の方針、白金(プラチナ)、銀(シルバー)、銅(カッパー)の三つは世界全体の脱炭素の流れに注目する必要があることが分かります。
中央銀行の方針も、脱炭素の流れも、長期視点でとらえるテーマです。金(ゴールド)でいう有事や株・ドルとの逆相関、他の三つの金属でいう目先の景気動向などの短期的なテーマとは別の、長期視点のテーマです。
こうした長期視点のテーマに関わるデータを確認すると、金(ゴールド)の中央銀行の買い越し量、白金(プラチナ)の自動車排ガス浄化装置向け需要、銀(シルバー)の太陽光発電装置向け需要が、それぞれ長期視点の増加傾向にあります。
銅(カッパー)のクリーン技術(電気自動車などの環境配慮を推進する技術)関連の需要は長期視点で増加する見通しが示されています(国際エネルギー機関)。
これら四つの金属価格は、それぞれの主要な需要項目の長期視点の増加によって、「[Vol.2026] 2010年以降、金属価格は長期底上げ中」で述べた「底上げ」継続、長期視点の価格上昇が起きると考えられます。
図:主要四金属の需要内訳(2024年、銅は2023年)

出所:World Gold Council、Johnson Matthey、Silver Institute、USGSのデータを基に筆者作成