原油反落。OPECプラスの増産観測などで。62.74ドル/バレル近辺で推移。
金反発。ドル指数の反落などで。3,404.32ドル/トロイオンス近辺で推移。
上海ゴム(上海期貨交易所)反発。26年01月限は15,800元/トン付近で推移。
上海原油(上海国際能源取引中心)反落。25年09月限は489.5元/バレル付近で推移。
金・プラチナの価格差、ドル建てで2045.12ドル(前日比0.18ドル縮小)、円建てで10,162円(前日比20円縮小)。価格の関係はともに金>プラチナ。
国内市場は以下のとおり。(8月13日 17時10分時点 6番限)
金 16,054円/g
白金 5,892円/g
ゴム 324.7円/kg
とうもろこし (まだ出来ず)
LNG 1,799円/mmBtu(25年8月限 5月27日15時39分時点)
●シカゴ小麦先物 月足 単位:ドル/ブッシェル

出所:MarketSpeedⅡより筆者作成
●本日のグラフ「極端気象が頻発する中、食料供給に不安あり」
前回は、「夏休み本番、勢力を拡大する台風に注意」として、熱帯暴風雨がカテゴリー4または5に発達した割合(世界全体)を確認しました。
今回は、「極端気象が頻発する中、食料供給に不安あり」として、広大な国土を有する国々の農地面積を確認します。
熱帯暴風雨が、より高緯度まで移動したり、より勢力を強めたりしている中、世界の食料供給に懸念はないのでしょうか。世界全体の農地面積の推移を確認します。ここでいう農地面積とは、主に短年作物を生産する耕作地と、収穫後に植替えの必要がない作物を栽培する植樹園の合計です。
国連食糧農業機関(FAO)のデータによれば、2023年は世界全体で約15億ヘクタールでした。およそ半世紀で10%程度増加しました。一見すると、世界全体の食料の供給体制は盤石に見えます。
しかし、以下のとおり、広大な国土を有する国々の農地面積を見てみると、ブラジルを除き、ほとんどの国で減少、あるいは頭打ちになっていることが分かります。たとえ世界全体として農地面積が増加していても、農業が伝統的な産業として根付き、ノウハウが蓄積されているこうした国々における農地面積の減少は、大きな懸念点だといえます。
世界全体の農地面積の増加分は、ブラジルを含む南米諸国、アフリカ諸国などの新興国が担っているとみられますが、地球規模の気象に関わる環境が大きく変化している中で、こうした新興国が今後も安定して農地面積を拡大し続けることができるかは未知数です。
極端気象は農産物の生育を阻害したり、作付けや収穫などの作業を妨げたりして、食料の生産量を直接的に減少させる要因になり得ます。この点に加えて、南米やアフリカの新興国の農地面積の拡大を阻害する要因としても、認識する必要があります。
図:広大な国土を有する国々の農地面積 単位:百万ヘクタール

出所:FAOのデータを基に筆者作成
金反発。ドル指数の反落などで。3,404.32ドル/トロイオンス近辺で推移。
上海ゴム(上海期貨交易所)反発。26年01月限は15,800元/トン付近で推移。
上海原油(上海国際能源取引中心)反落。25年09月限は489.5元/バレル付近で推移。
金・プラチナの価格差、ドル建てで2045.12ドル(前日比0.18ドル縮小)、円建てで10,162円(前日比20円縮小)。価格の関係はともに金>プラチナ。
国内市場は以下のとおり。(8月13日 17時10分時点 6番限)
金 16,054円/g
白金 5,892円/g
ゴム 324.7円/kg
とうもろこし (まだ出来ず)
LNG 1,799円/mmBtu(25年8月限 5月27日15時39分時点)
●シカゴ小麦先物 月足 単位:ドル/ブッシェル

出所:MarketSpeedⅡより筆者作成
●本日のグラフ「極端気象が頻発する中、食料供給に不安あり」
前回は、「夏休み本番、勢力を拡大する台風に注意」として、熱帯暴風雨がカテゴリー4または5に発達した割合(世界全体)を確認しました。
今回は、「極端気象が頻発する中、食料供給に不安あり」として、広大な国土を有する国々の農地面積を確認します。
熱帯暴風雨が、より高緯度まで移動したり、より勢力を強めたりしている中、世界の食料供給に懸念はないのでしょうか。世界全体の農地面積の推移を確認します。ここでいう農地面積とは、主に短年作物を生産する耕作地と、収穫後に植替えの必要がない作物を栽培する植樹園の合計です。
国連食糧農業機関(FAO)のデータによれば、2023年は世界全体で約15億ヘクタールでした。およそ半世紀で10%程度増加しました。一見すると、世界全体の食料の供給体制は盤石に見えます。
しかし、以下のとおり、広大な国土を有する国々の農地面積を見てみると、ブラジルを除き、ほとんどの国で減少、あるいは頭打ちになっていることが分かります。たとえ世界全体として農地面積が増加していても、農業が伝統的な産業として根付き、ノウハウが蓄積されているこうした国々における農地面積の減少は、大きな懸念点だといえます。
世界全体の農地面積の増加分は、ブラジルを含む南米諸国、アフリカ諸国などの新興国が担っているとみられますが、地球規模の気象に関わる環境が大きく変化している中で、こうした新興国が今後も安定して農地面積を拡大し続けることができるかは未知数です。
極端気象は農産物の生育を阻害したり、作付けや収穫などの作業を妨げたりして、食料の生産量を直接的に減少させる要因になり得ます。この点に加えて、南米やアフリカの新興国の農地面積の拡大を阻害する要因としても、認識する必要があります。
図:広大な国土を有する国々の農地面積 単位:百万ヘクタール

出所:FAOのデータを基に筆者作成