なべ底形成、買い戦略に分があり(コーン相場)

著者:菊川 弘之
 今年の作付面積増加観測(3月末に発表の作付意向面積)に加えて、原油価格の下落を嫌気して、シカゴコーン(7月限)は、安値圏で低迷している。

 4月には、歴史的なNY原油価格のマイナス価格示現で、4月21日には、309セントまで続落した。

 2000年代に入り、原油価格が中国の経済成長などから、大幅上昇した際に、代替エネルギー需要として、コーンからエタノールを採取する動きが加速して、飼料用需要を超えるほどの需要項目となり、コーンはエネルギー市場との相関が高くなる、エネルギー商品としての性格も持ち合わせる銘柄となっている。

 農務省が26日発表したクロップ・プログレス(24日現在)によると、トウモロコシの作付け進捗率は前週から8ポイント上昇し、88%。主要州は、アイオワが97%(5年平均91%)、イリノイが89%(同82%)。

 発芽率は前週比21ポイント上昇の64%で、5年平均(58%)、前年同期(28%)をともに上回った。アイオワが82%(5年平均66%)、イリノイが66%(同69%)。

 今回初めて公表されたトウモロコシの作柄状況は「優」「良」の占める割合が70%。アイオワが81%、イリノイが55%。
 

 

このコラムの著者

菊川 弘之(キクカワ ヒロユキ)

日産証券主席アナリスト / 国際テクニカルアナリスト連盟認定テクニカルアナリスト(CFTe®)。
GelberGroup社、FutureTruth社などでのトレーニーを経験後、商品投資顧問会社でのディーリング部長等経て現職。
日経CNBC、BloombergTV、ストックボイス、ラジオ日経など多数のメディアに出演の他、日経新聞、時事通信などに連載、寄稿中。
また、中国、台湾、シンガポールなどで、現地取引所主催・共催セミナーの招待講師も務める。
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