原油反発。米主要株価指数の反発などで。40.96ドル/バレル近辺で推移。
金反発。ドル指数の反落などで。1,914.80ドル/トロイオンス近辺で推移。
上海ゴム(上海期貨交易所)反発。21年01月限は14,075元/トン付近で推移。
上海原油(上海国際能源取引中心)反発。20年12月限は271.6元/バレル付近で推移。
金・プラチナの価格差、ドル建てで1042.4ドル(前日比5.3ドル拡大)、円建てで3,527円(前日比5円拡大)。価格の関係はともに金>プラチナ。
国内市場は以下のとおり。(10月19日 17時29分頃 先限)
金 6,474円/g 白金 2,947円/g
ゴム 205.4円/kg とうもろこし 24,490円/t
●シカゴ小麦先物 日足 (単位:ドル/ブッシェル)
![シカゴ小麦先物 日足](https://s3.fu.minkabu.jp/pictures/187/original_1_201019_rakutensec_yoshida.png)
出所:楽天証券の取引ツール「マーケットスピードⅡ」より
●本日のグラフ「先週(10月9日~16日)は、小麦とイーサリアムの上昇が目立った」
前回は「米シェール生産量、やや減少。今後も減少が続くか!?」として、同データから、米シェール7主要地区の原油生産量の合計に、注目しました。
今回は「先週(10月9日~16日)は、小麦とイーサリアムの上昇が目立った」として、先週の、主要株価指数、通貨、商品(コモディティ)、暗号資産の4つのジャンルにおける合計25銘柄の騰落率を、ランキング形式で確認します。
先週は、ビットコイン、イーサリアムといった暗号資産の上昇が目立ちました。米国や中国の主要株価指数が上昇したことを受け、リスクを取って運用する“リスクオン”のムードが生じ、暗号資産もこのムードに乗じて、買われたとみられます。普段から比較的、変動率が高い傾向がある点も、上昇率が高くなった要因とみられます。
また、小麦、トウモロコシの上昇も目立ちました。週次の統計で輸出が好調だったことなどが要因とみられます。同じ穀物の大豆は、週中までは高値を維持したものの、週末にかけて利食いとみられる売りが優勢になり、週次ベースでは下落しました。
下落が目立ったのは、パラジウム、銀、プラチナ、金といった貴金属です。米中の主要株価指数が上昇したことで、“代替資産”の側面で売り圧力がかかり、金が下落。貴金属銘柄のリーダー格である金の下落をきっかけに、他の貴金属もともに売られたと、みられます。
先週は、上昇銘柄数が11(23)、下落銘柄数が14(2)、最大と最小を除く変動率の平均は-0.3%(+3.2%)でした。全体的には、10月9日(金)から16日(金)の週は“中立だった”と言えると思います。(カッコ内は先々週)
ただ、先週だけでみれば“中立だった”とみられるものの、先々週は、上昇銘柄数が23(下落銘柄数が2)で“強かった”ことを考えれば、先々週から先週にかけて、市場を取り巻く不安要素が増えたと考えられます。
その不安要素に、“米大統領選挙の混迷”と、“欧州の新型コロナの感染拡大”が挙げられます。これら2つの不安の拡大の影響範囲は広く、かつ今後、各種市場にマイナスの影響を及ぼす可能性があります。
選挙戦をめぐる各種イベントの状況や、両候補の発言・行動、そして欧州における新型コロナの感染状況に、今週も、注視する必要があります。選挙戦をめぐるイベントとしては、今週22日(木)に討論会が予定されています。これが最後の討論会となることから、両候補の発言に注目が集まります。
この最後の討論会については、新型コロナの感染状況などの諸情勢により、中止や延期、あるいは2回目の討論会のように、別々の場所で演説を行うなど、形式が変わる可能性がある点に、注意が必要です。
図:ジャンル横断騰落率ランキング(10月9日~16日)
![ジャンル横断騰落率ランキング(10月9日~16日)](https://s3.fu.minkabu.jp/pictures/188/original_2_201019_rakutensec_yoshida.png)
出所:各種情報源をもとに筆者作成
金反発。ドル指数の反落などで。1,914.80ドル/トロイオンス近辺で推移。
上海ゴム(上海期貨交易所)反発。21年01月限は14,075元/トン付近で推移。
上海原油(上海国際能源取引中心)反発。20年12月限は271.6元/バレル付近で推移。
金・プラチナの価格差、ドル建てで1042.4ドル(前日比5.3ドル拡大)、円建てで3,527円(前日比5円拡大)。価格の関係はともに金>プラチナ。
国内市場は以下のとおり。(10月19日 17時29分頃 先限)
金 6,474円/g 白金 2,947円/g
ゴム 205.4円/kg とうもろこし 24,490円/t
●シカゴ小麦先物 日足 (単位:ドル/ブッシェル)
![シカゴ小麦先物 日足](https://s3.fu.minkabu.jp/pictures/187/original_1_201019_rakutensec_yoshida.png)
出所:楽天証券の取引ツール「マーケットスピードⅡ」より
●本日のグラフ「先週(10月9日~16日)は、小麦とイーサリアムの上昇が目立った」
前回は「米シェール生産量、やや減少。今後も減少が続くか!?」として、同データから、米シェール7主要地区の原油生産量の合計に、注目しました。
今回は「先週(10月9日~16日)は、小麦とイーサリアムの上昇が目立った」として、先週の、主要株価指数、通貨、商品(コモディティ)、暗号資産の4つのジャンルにおける合計25銘柄の騰落率を、ランキング形式で確認します。
先週は、ビットコイン、イーサリアムといった暗号資産の上昇が目立ちました。米国や中国の主要株価指数が上昇したことを受け、リスクを取って運用する“リスクオン”のムードが生じ、暗号資産もこのムードに乗じて、買われたとみられます。普段から比較的、変動率が高い傾向がある点も、上昇率が高くなった要因とみられます。
また、小麦、トウモロコシの上昇も目立ちました。週次の統計で輸出が好調だったことなどが要因とみられます。同じ穀物の大豆は、週中までは高値を維持したものの、週末にかけて利食いとみられる売りが優勢になり、週次ベースでは下落しました。
下落が目立ったのは、パラジウム、銀、プラチナ、金といった貴金属です。米中の主要株価指数が上昇したことで、“代替資産”の側面で売り圧力がかかり、金が下落。貴金属銘柄のリーダー格である金の下落をきっかけに、他の貴金属もともに売られたと、みられます。
先週は、上昇銘柄数が11(23)、下落銘柄数が14(2)、最大と最小を除く変動率の平均は-0.3%(+3.2%)でした。全体的には、10月9日(金)から16日(金)の週は“中立だった”と言えると思います。(カッコ内は先々週)
ただ、先週だけでみれば“中立だった”とみられるものの、先々週は、上昇銘柄数が23(下落銘柄数が2)で“強かった”ことを考えれば、先々週から先週にかけて、市場を取り巻く不安要素が増えたと考えられます。
その不安要素に、“米大統領選挙の混迷”と、“欧州の新型コロナの感染拡大”が挙げられます。これら2つの不安の拡大の影響範囲は広く、かつ今後、各種市場にマイナスの影響を及ぼす可能性があります。
選挙戦をめぐる各種イベントの状況や、両候補の発言・行動、そして欧州における新型コロナの感染状況に、今週も、注視する必要があります。選挙戦をめぐるイベントとしては、今週22日(木)に討論会が予定されています。これが最後の討論会となることから、両候補の発言に注目が集まります。
この最後の討論会については、新型コロナの感染状況などの諸情勢により、中止や延期、あるいは2回目の討論会のように、別々の場所で演説を行うなど、形式が変わる可能性がある点に、注意が必要です。
図:ジャンル横断騰落率ランキング(10月9日~16日)
![ジャンル横断騰落率ランキング(10月9日~16日)](https://s3.fu.minkabu.jp/pictures/188/original_2_201019_rakutensec_yoshida.png)
出所:各種情報源をもとに筆者作成