原油反発。米主要株価指数の反発などで。61.82ドル/バレル近辺で推移。
金反落。ドル指数の反発などで。3,360.01ドル/トロイオンス近辺で推移。
上海ゴム(上海期貨交易所)反落。25年09月限は14,400元/トン付近で推移。
上海原油(上海国際能源取引中心)反発。25年07月限は459.7元/バレル付近で推移。
金・プラチナの価格差、ドル建てで2270.11ドル(前日比35.99ドル縮小)、円建てで10,716円(前日比2円拡大)。価格の関係はともに金>プラチナ。
国内市場は以下のとおり。(5月26日 18時02分時点 6番限)
金 15,427円/g
白金 4,711円/g
ゴム 316.4円/kg
とうもろこし (まだ出来ず)
LNG 1,799円/mmBtu(25年8月限 5月22日17時59分時点)
●シカゴ小麦先物 月足 単位:ドル/ブッシェル

出所:MarketSpeedⅡより筆者作成
●本日のグラフ「コメの小売価格が1年間で2倍に」
前回は、「原油およびガソリン価格の高止まりは続く」として、日本の諸税抜きガソリン小売価格、原油輸入単価、諸コストの推移を確認しました。
今回は、「コメの小売価格が1年間で2倍に」として、国内産コシヒカリの小売価格(都道府県庁所在地平均)税込を確認します。
日本では、さながら「令和のコメ騒動」が起きています。夏に参議院議員選挙が予定されていることもあってか、騒動を大きくした政府の要人が更迭(こうてつ)されたり、コメの価格が下がらなければ、首相が辞任する可能性が浮上したりしています。それほどまでに、主食であるコメの価格動向は、日本国民にとって大きな関心事なのです。
コメの小売価格は、1年間でおよそ2倍になりました。2024年の後半以降の上昇が目立っており、まさに急騰劇です。2024年6月、5キロあたり2390円前後だった小売価格(都道府県庁所在地の平均、総務省統計局のデータをもとに筆者計算)は、2025年4月には4600円を超えました。コメの小売価格は、他の品目と比較しても、突出して大幅な値上がりをしています。
2024年の初夏、コメ価格は前年度の天候不順をきっかけとした在庫不足が主因で急騰しはじめました。その後、収穫期を迎えて在庫は増加したものの、在庫不足を受けた需要の前借りが起きたことにより、需給ひっ迫が解消せず、急騰は収まりませんでした。
2025年に入り、政府が備蓄放出を検討したり、実際に放出を行ったりしているものの、流通段階での目詰まりや備蓄放出時のルールなどが足かせとなり、急騰はいまだに続いています。
こうした状況の中、消費者の強い反感を買った前農林水産大臣の失言、2018年ごろまでおよそ半世紀にわたり続いた減反政策などが批判の的となり、コメ騒動の主因は政府にあるのではないか、という言説が流れ始めています。
図:国内産コシヒカリの小売価格(都道府県庁所在地平均)税込 円/5キロ

出所:総務省統計局のデータをもとに筆者作成
金反落。ドル指数の反発などで。3,360.01ドル/トロイオンス近辺で推移。
上海ゴム(上海期貨交易所)反落。25年09月限は14,400元/トン付近で推移。
上海原油(上海国際能源取引中心)反発。25年07月限は459.7元/バレル付近で推移。
金・プラチナの価格差、ドル建てで2270.11ドル(前日比35.99ドル縮小)、円建てで10,716円(前日比2円拡大)。価格の関係はともに金>プラチナ。
国内市場は以下のとおり。(5月26日 18時02分時点 6番限)
金 15,427円/g
白金 4,711円/g
ゴム 316.4円/kg
とうもろこし (まだ出来ず)
LNG 1,799円/mmBtu(25年8月限 5月22日17時59分時点)
●シカゴ小麦先物 月足 単位:ドル/ブッシェル

出所:MarketSpeedⅡより筆者作成
●本日のグラフ「コメの小売価格が1年間で2倍に」
前回は、「原油およびガソリン価格の高止まりは続く」として、日本の諸税抜きガソリン小売価格、原油輸入単価、諸コストの推移を確認しました。
今回は、「コメの小売価格が1年間で2倍に」として、国内産コシヒカリの小売価格(都道府県庁所在地平均)税込を確認します。
日本では、さながら「令和のコメ騒動」が起きています。夏に参議院議員選挙が予定されていることもあってか、騒動を大きくした政府の要人が更迭(こうてつ)されたり、コメの価格が下がらなければ、首相が辞任する可能性が浮上したりしています。それほどまでに、主食であるコメの価格動向は、日本国民にとって大きな関心事なのです。
コメの小売価格は、1年間でおよそ2倍になりました。2024年の後半以降の上昇が目立っており、まさに急騰劇です。2024年6月、5キロあたり2390円前後だった小売価格(都道府県庁所在地の平均、総務省統計局のデータをもとに筆者計算)は、2025年4月には4600円を超えました。コメの小売価格は、他の品目と比較しても、突出して大幅な値上がりをしています。
2024年の初夏、コメ価格は前年度の天候不順をきっかけとした在庫不足が主因で急騰しはじめました。その後、収穫期を迎えて在庫は増加したものの、在庫不足を受けた需要の前借りが起きたことにより、需給ひっ迫が解消せず、急騰は収まりませんでした。
2025年に入り、政府が備蓄放出を検討したり、実際に放出を行ったりしているものの、流通段階での目詰まりや備蓄放出時のルールなどが足かせとなり、急騰はいまだに続いています。
こうした状況の中、消費者の強い反感を買った前農林水産大臣の失言、2018年ごろまでおよそ半世紀にわたり続いた減反政策などが批判の的となり、コメ騒動の主因は政府にあるのではないか、という言説が流れ始めています。
図:国内産コシヒカリの小売価格(都道府県庁所在地平均)税込 円/5キロ

出所:総務省統計局のデータをもとに筆者作成