原油反発。米国の主要株価指数の反発などで。52.70ドル/バレル近辺で推移。
金反落。ドル指数の反発などで。1,850.80ドル/トロイオンス近辺で推移。
上海ゴム(上海期貨交易所)反落。21年05月限は14,260元/トン付近で推移。
上海原油(上海国際能源取引中心)反落。21年03月限は332.1元/バレル付近で推移。
金・プラチナの価格差、ドル建てで745ドル(前日比0.4ドル拡大)、円建てで2,531円(前日比1円縮小)。価格の関係はともに金>プラチナ。
国内市場は以下のとおり。(1月25日 18時21分頃 先限)
金 6,185円/g 白金 3,654円/g
ゴム 231.5円/kg とうもろこし 26,400円/t
●WTI原油先物(期近) 日足 (単位:ドル/バレル)
出所:楽天証券の取引ツール「マーケットスピードⅡ」より
●本日のグラフ「先週(1月15日から22日)は、“2番目銘柄”が上昇」
前回は、「“シェールが減る”。どの地区で減っているのか?」として、前回に関連し、1月19日(火)に、EIA(米エネルギー省)が公表した、米シェール主要地区における各種データから、地区別の原油生産量の動向について述べました。
今回は、「先週(1月15日から22日)は、“2番目銘柄”が上昇」として、先週1週間の各ジャンルの主要銘柄の騰落率を確認します。
先週は、マザーズ指数、イーサリアム、プラチナ、ナスダックの上昇が目立ちました。マザーズ指数が+6.1%、イーサリアムが+4.8%、プラチナが+4.5%、ナスダック+4.2%でした。上昇が目立ったこれらの銘柄の共通点は、“2番目”だと、筆者は考えています。
日本の主要株価指数、暗号資産、貴金属、米国の主要株価指数、各ジャンルにおいて、マザーズ指数、イーサリアム、プラチナ、ナスダックは、それぞれ、日経225、ビットコイン、金(ゴールド)、NYダウといった最もメジャーな銘柄に次ぐ存在(2番目)と言えると、筆者は考えています。
各ジャンルにおける“2番目銘柄”(各ジャンルの最主要銘柄の次に売買高が多い傾向がある銘柄)の上昇が目立ったのは、各ジャンルの1番目銘柄の売買が、期待されたほど盛り上がらなかったことの裏返しだと、筆者は考えています。
上昇が目立った“2番目”銘柄と、この数カ月間、大幅上昇を演じ、先週大きく調整した穀物とビットコインを除いた、各ジャンルの1番目銘柄を含む、その他の銘柄(上昇率5位の金から下落率5位のパラジウムまで)の騰落率は、2%を超えない小幅値動きの域に収まりました。
先週は、各ジャンルの1番目銘柄がこぞって買われたり売られたりする環境になかった、つまり、全体的に、各種材料の方向性を見出しにくい環境だった、といえると思います。
なぜ、先週は、新しい米大統領の就任など、大きなイベントがあったにも関わらず、多くの銘柄において、材料の方向性を見出しにくかったのでしょうか。
バイデン氏の米大統領就任を好意的に受け止める人とそうでない人がいる、また、新型コロナのワクチンについて、接種が始まったことを好意的に受け止める人と、副作用を懸念する人がいるなど、同じテーマであっても、解釈の仕方が分かれていることが、その一因に挙げられると、筆者は考えています。
目先、もうしばらく、情報の解釈の“分断”が続き、1番目銘柄は取り立てて、大きな値動きにはならず、相対的に2番目銘柄の騰落が大きい状態が続く可能性があると、考えています。
図:1月15日(金)から1月22日(金)のジャンル横断騰落率ランキング
出所:マーケットスピードⅡなどのデータより筆者作成
金反落。ドル指数の反発などで。1,850.80ドル/トロイオンス近辺で推移。
上海ゴム(上海期貨交易所)反落。21年05月限は14,260元/トン付近で推移。
上海原油(上海国際能源取引中心)反落。21年03月限は332.1元/バレル付近で推移。
金・プラチナの価格差、ドル建てで745ドル(前日比0.4ドル拡大)、円建てで2,531円(前日比1円縮小)。価格の関係はともに金>プラチナ。
国内市場は以下のとおり。(1月25日 18時21分頃 先限)
金 6,185円/g 白金 3,654円/g
ゴム 231.5円/kg とうもろこし 26,400円/t
●WTI原油先物(期近) 日足 (単位:ドル/バレル)
出所:楽天証券の取引ツール「マーケットスピードⅡ」より
●本日のグラフ「先週(1月15日から22日)は、“2番目銘柄”が上昇」
前回は、「“シェールが減る”。どの地区で減っているのか?」として、前回に関連し、1月19日(火)に、EIA(米エネルギー省)が公表した、米シェール主要地区における各種データから、地区別の原油生産量の動向について述べました。
今回は、「先週(1月15日から22日)は、“2番目銘柄”が上昇」として、先週1週間の各ジャンルの主要銘柄の騰落率を確認します。
先週は、マザーズ指数、イーサリアム、プラチナ、ナスダックの上昇が目立ちました。マザーズ指数が+6.1%、イーサリアムが+4.8%、プラチナが+4.5%、ナスダック+4.2%でした。上昇が目立ったこれらの銘柄の共通点は、“2番目”だと、筆者は考えています。
日本の主要株価指数、暗号資産、貴金属、米国の主要株価指数、各ジャンルにおいて、マザーズ指数、イーサリアム、プラチナ、ナスダックは、それぞれ、日経225、ビットコイン、金(ゴールド)、NYダウといった最もメジャーな銘柄に次ぐ存在(2番目)と言えると、筆者は考えています。
各ジャンルにおける“2番目銘柄”(各ジャンルの最主要銘柄の次に売買高が多い傾向がある銘柄)の上昇が目立ったのは、各ジャンルの1番目銘柄の売買が、期待されたほど盛り上がらなかったことの裏返しだと、筆者は考えています。
上昇が目立った“2番目”銘柄と、この数カ月間、大幅上昇を演じ、先週大きく調整した穀物とビットコインを除いた、各ジャンルの1番目銘柄を含む、その他の銘柄(上昇率5位の金から下落率5位のパラジウムまで)の騰落率は、2%を超えない小幅値動きの域に収まりました。
先週は、各ジャンルの1番目銘柄がこぞって買われたり売られたりする環境になかった、つまり、全体的に、各種材料の方向性を見出しにくい環境だった、といえると思います。
なぜ、先週は、新しい米大統領の就任など、大きなイベントがあったにも関わらず、多くの銘柄において、材料の方向性を見出しにくかったのでしょうか。
バイデン氏の米大統領就任を好意的に受け止める人とそうでない人がいる、また、新型コロナのワクチンについて、接種が始まったことを好意的に受け止める人と、副作用を懸念する人がいるなど、同じテーマであっても、解釈の仕方が分かれていることが、その一因に挙げられると、筆者は考えています。
目先、もうしばらく、情報の解釈の“分断”が続き、1番目銘柄は取り立てて、大きな値動きにはならず、相対的に2番目銘柄の騰落が大きい状態が続く可能性があると、考えています。
図:1月15日(金)から1月22日(金)のジャンル横断騰落率ランキング
出所:マーケットスピードⅡなどのデータより筆者作成