原油反発。米主要株価指数の反落などで。66.21ドル/バレル近辺で推移。
金反落。ドル指数の反発などで。1,690.15ドル/トロイオンス近辺で推移。
上海ゴム(上海期貨交易所)反発。21年05月限は15,160元/トン付近で推移。
上海原油(上海国際能源取引中心)反発。21年04月限は441.4元/バレル付近で推移。
金・プラチナの価格差、ドル建てで555.65ドル(前日比14.55ドル縮小)、円建てで1,990円(前日比3円縮小)。価格の関係はともに金>プラチナ。
国内市場は以下のとおり。(3月8日 19時39分頃 先限)
金 5,902円/g 白金 3,912円/g
ゴム 269.3円/kg とうもろこし 30,100円/t
●NY金先物(期近) 日足 単位:ドル/トロイオンス
出所:楽天証券の取引ツール「マーケットスピードⅡ」より
●本日のグラフ「6つのテーマと金相場の“新常識”」
前回は、「OPECプラス閣僚会議の決定事項」として、2021年3月4日にビデオカンファレンス形式で行われた、第14回OPEC・非OPEC閣僚会議の決定および報告事項を確認しました。
今回は、「6つのテーマと金相場の“新常識”」として、現代の金相場の実情に沿う、新しい見方について考えます。
以前の「アドラー心理学と金市場分析の接点」で、単一の材料で価格動向の説明を試みる“過去の常識”では、現代の金相場の動向を説明できなくなってきていると、書きました。
有事でも金価格が上昇しない、株と同時に金が上昇する、など、現代の金相場は有事のムードだけ、ドルとの逆相関だけ、株との逆相関だけ、では説明がつかない値動きが、頻出しています。
このような現状を踏まえ、今後、金相場と対峙していく上で、筆者は、過去に執着せず「いま、ここ」に強烈なスポットをあてることを重視する“アドラー心理学”に着目しました。
値動きや慣例、言い伝えなどの金相場のあらゆる過去に執着せず、金相場の「いま、ここ」に注目することで、正しい分析ができるのではないかと、考えたためです。
金相場の「いま、ここ」を語る上で、6つのテーマが欠かせません。短中期的には“有事のムード”、“代替資産”、“代替通貨”の3つ、長期的には“中国・インドの宝飾需要”、“中央銀行”、“鉱山会社”の3つの合計6つを俯瞰することが重要です。
これらが金相場に与える影響のイメージは以下のとおりです。大局的な波を、長期的なテーマの3つが、細かい波を短中期的なテーマの3つが作っている、というイメージです。
例えば“純金積立”は、短中期の価格変動を短中期の3つのテーマで解釈し、短期的に損益が動くことで生じる“感情の浮き沈み”という敵をあしらいながら、長期の3つのテーマで大局観を見定め続けることが、おおまかな戦略になると、筆者は考えています。
短中期的な動きを気にしないようにすることはできないかもしれませんが、それでも、絶えず、長期的テーマである“中国・インドの宝飾需要”、“中央銀行”、“鉱山会社”の3つに、意識を向け続けることが重要と言えます。
このような考え方が、金相場の“新常識”だと、筆者は考えています。次回以降、この“新常識”を、純金積立のシミュレーションと重ねてみます。
図:6つのテーマが与える金相場への影響(イメージ)
出所:筆者作成
金反落。ドル指数の反発などで。1,690.15ドル/トロイオンス近辺で推移。
上海ゴム(上海期貨交易所)反発。21年05月限は15,160元/トン付近で推移。
上海原油(上海国際能源取引中心)反発。21年04月限は441.4元/バレル付近で推移。
金・プラチナの価格差、ドル建てで555.65ドル(前日比14.55ドル縮小)、円建てで1,990円(前日比3円縮小)。価格の関係はともに金>プラチナ。
国内市場は以下のとおり。(3月8日 19時39分頃 先限)
金 5,902円/g 白金 3,912円/g
ゴム 269.3円/kg とうもろこし 30,100円/t
●NY金先物(期近) 日足 単位:ドル/トロイオンス
出所:楽天証券の取引ツール「マーケットスピードⅡ」より
●本日のグラフ「6つのテーマと金相場の“新常識”」
前回は、「OPECプラス閣僚会議の決定事項」として、2021年3月4日にビデオカンファレンス形式で行われた、第14回OPEC・非OPEC閣僚会議の決定および報告事項を確認しました。
今回は、「6つのテーマと金相場の“新常識”」として、現代の金相場の実情に沿う、新しい見方について考えます。
以前の「アドラー心理学と金市場分析の接点」で、単一の材料で価格動向の説明を試みる“過去の常識”では、現代の金相場の動向を説明できなくなってきていると、書きました。
有事でも金価格が上昇しない、株と同時に金が上昇する、など、現代の金相場は有事のムードだけ、ドルとの逆相関だけ、株との逆相関だけ、では説明がつかない値動きが、頻出しています。
このような現状を踏まえ、今後、金相場と対峙していく上で、筆者は、過去に執着せず「いま、ここ」に強烈なスポットをあてることを重視する“アドラー心理学”に着目しました。
値動きや慣例、言い伝えなどの金相場のあらゆる過去に執着せず、金相場の「いま、ここ」に注目することで、正しい分析ができるのではないかと、考えたためです。
金相場の「いま、ここ」を語る上で、6つのテーマが欠かせません。短中期的には“有事のムード”、“代替資産”、“代替通貨”の3つ、長期的には“中国・インドの宝飾需要”、“中央銀行”、“鉱山会社”の3つの合計6つを俯瞰することが重要です。
これらが金相場に与える影響のイメージは以下のとおりです。大局的な波を、長期的なテーマの3つが、細かい波を短中期的なテーマの3つが作っている、というイメージです。
例えば“純金積立”は、短中期の価格変動を短中期の3つのテーマで解釈し、短期的に損益が動くことで生じる“感情の浮き沈み”という敵をあしらいながら、長期の3つのテーマで大局観を見定め続けることが、おおまかな戦略になると、筆者は考えています。
短中期的な動きを気にしないようにすることはできないかもしれませんが、それでも、絶えず、長期的テーマである“中国・インドの宝飾需要”、“中央銀行”、“鉱山会社”の3つに、意識を向け続けることが重要と言えます。
このような考え方が、金相場の“新常識”だと、筆者は考えています。次回以降、この“新常識”を、純金積立のシミュレーションと重ねてみます。
図:6つのテーマが与える金相場への影響(イメージ)
出所:筆者作成