原油反発。米主要株価指数の反発などで。65.16ドル/バレル近辺で推移。
金反発。ドル指数の反落などで。1,734.20ドル/トロイオンス近辺で推移。
上海ゴム(上海期貨交易所)反発。21年05月限は15,385元/トン付近で推移。
上海原油(上海国際能源取引中心)反落。21年05月限は421.7元/バレル付近で推移。
金・プラチナの価格差、ドル建てで506.6ドル(前日比13.4ドル縮小)、円建てで1,814円(前日比13円縮小)。価格の関係はともに金>プラチナ。
国内市場は以下のとおり。(3月11日 19時53分頃 先限)
金 6,049円/g 白金 4,235円/g
ゴム 273.4円/kg とうもろこし 29,890円/t
●NY金先物(期近) 日足 単位:ドル/トロイオンス
![](https://s3.fu.minkabu.jp/pictures/603/original_1_210311_rakutensec_yoshida.png)
出所:楽天証券の取引ツール「マーケットスピードⅡ」より
●本日のグラフ「金積立ではどの値動きのパターンが有利か[3]」
前回は、「純金積立ではどの値動きのパターンが有利か[2]」として、純金積立を行う上でどのような値動きが起こり得るかを考えました。
今回は、「純金積立ではどの値動きのパターンが有利か[3]」として、前回述べた3つの値動きのパターンごとの、評価額の推移について考えます。
なぜ、10年後の価格が約4,500円の“低位からの反発”の評価額が、約7,500円の“高値維持”や約6,000円の“ジグザグ”に勝るのでしょうか。
それは、“数量”に着目することで説明できます。積立取引は、上下する“価格”のほか、これまでどれだけ数量を積み上げたか、つまり累積保有数量が最終的な損益を大きく左右するのです。評価額は以下で計算できます。
評価額=累積保有数量×価格
以下の図は、3つのパターンごとの累積保有数量の推移です。
10年後、累積保有数量が最も大きくなったのは、[3]の“低位から反発”(294グラム)でした。次点で[2]の“ジグザグ”(216グラム)、その後に[1]“高値維持”(152グラム)となりました。[3]の“低位から反発”が、[1]高値維持の2倍弱まで差が拡大したことが印象的です。
購入する金額が同じである場合(毎月1万円投資する場合、当月の営業日が22営業日だった場合、按分して生じる端数を上乗せした初日を除けば、次の営業日以降、毎営業日447円分を購入する)、価格が高い時に比べて、安い時の方が、購入できる数量は多くなります。
例えば、5年目の12月の保有数量合計と平均価格(1グラムあたり)は以下のとおりです。
[1]高値維持 1.102 g 8,923 円
[2]ジグザグ 1.673 g 5,876 円
[3]低位から反発 3.199 g 3,077 円
前々回述べたとおり、最終的な価格は、[1]“高値維持”は約7,500円、[3]“低位からの反発”は約4,500円でした。最終的な価格に大きな差があっても、保有している数量が多ければ、不利にならないどころか、有利になるケースがあることがわかります。
また、保有している数量が多ければ、最終的な価格が積立開始時の価格よりも低くても、利益が出ることもわかります。これは、積立取引が持つ、通常の株式などの取引である一括取引(積立取引ではない取引)にはない、特徴です。
図:3パターンごとの累積保有数量の推移 単位:グラム
![](https://s3.fu.minkabu.jp/pictures/602/original_2_210311_rakutensec_yoshida.png)
出所:筆者作成
金反発。ドル指数の反落などで。1,734.20ドル/トロイオンス近辺で推移。
上海ゴム(上海期貨交易所)反発。21年05月限は15,385元/トン付近で推移。
上海原油(上海国際能源取引中心)反落。21年05月限は421.7元/バレル付近で推移。
金・プラチナの価格差、ドル建てで506.6ドル(前日比13.4ドル縮小)、円建てで1,814円(前日比13円縮小)。価格の関係はともに金>プラチナ。
国内市場は以下のとおり。(3月11日 19時53分頃 先限)
金 6,049円/g 白金 4,235円/g
ゴム 273.4円/kg とうもろこし 29,890円/t
●NY金先物(期近) 日足 単位:ドル/トロイオンス
![](https://s3.fu.minkabu.jp/pictures/603/original_1_210311_rakutensec_yoshida.png)
出所:楽天証券の取引ツール「マーケットスピードⅡ」より
●本日のグラフ「金積立ではどの値動きのパターンが有利か[3]」
前回は、「純金積立ではどの値動きのパターンが有利か[2]」として、純金積立を行う上でどのような値動きが起こり得るかを考えました。
今回は、「純金積立ではどの値動きのパターンが有利か[3]」として、前回述べた3つの値動きのパターンごとの、評価額の推移について考えます。
なぜ、10年後の価格が約4,500円の“低位からの反発”の評価額が、約7,500円の“高値維持”や約6,000円の“ジグザグ”に勝るのでしょうか。
それは、“数量”に着目することで説明できます。積立取引は、上下する“価格”のほか、これまでどれだけ数量を積み上げたか、つまり累積保有数量が最終的な損益を大きく左右するのです。評価額は以下で計算できます。
評価額=累積保有数量×価格
以下の図は、3つのパターンごとの累積保有数量の推移です。
10年後、累積保有数量が最も大きくなったのは、[3]の“低位から反発”(294グラム)でした。次点で[2]の“ジグザグ”(216グラム)、その後に[1]“高値維持”(152グラム)となりました。[3]の“低位から反発”が、[1]高値維持の2倍弱まで差が拡大したことが印象的です。
購入する金額が同じである場合(毎月1万円投資する場合、当月の営業日が22営業日だった場合、按分して生じる端数を上乗せした初日を除けば、次の営業日以降、毎営業日447円分を購入する)、価格が高い時に比べて、安い時の方が、購入できる数量は多くなります。
例えば、5年目の12月の保有数量合計と平均価格(1グラムあたり)は以下のとおりです。
[1]高値維持 1.102 g 8,923 円
[2]ジグザグ 1.673 g 5,876 円
[3]低位から反発 3.199 g 3,077 円
前々回述べたとおり、最終的な価格は、[1]“高値維持”は約7,500円、[3]“低位からの反発”は約4,500円でした。最終的な価格に大きな差があっても、保有している数量が多ければ、不利にならないどころか、有利になるケースがあることがわかります。
また、保有している数量が多ければ、最終的な価格が積立開始時の価格よりも低くても、利益が出ることもわかります。これは、積立取引が持つ、通常の株式などの取引である一括取引(積立取引ではない取引)にはない、特徴です。
図:3パターンごとの累積保有数量の推移 単位:グラム
![](https://s3.fu.minkabu.jp/pictures/602/original_2_210311_rakutensec_yoshida.png)
出所:筆者作成