原油反落。米主要株価指数の反落などで。60.93ドル/バレル近辺で推移。
金反落。ドル指数の反発などで。1,736.85ドル/トロイオンス近辺で推移。
上海ゴム(上海期貨交易所)反落。21年05月限は14,125元/トン付近で推移。
上海原油(上海国際能源取引中心)反発。21年05月限は383.2元/バレル付近で推移。
金・プラチナの価格差、ドル建てで556.35ドル(前日比2.25ドル拡大)、円建てで1,988円(前日比4円拡大)。価格の関係はともに金>プラチナ。
国内市場は以下のとおり。(3月25日 18時15分頃 先限)
金 6,075円/g 白金 4,087円/g
ゴム 250.3円/kg とうもろこし 29,750円/t
●NY原油先物(期近) 日足 (単位:ドル/バレル)
出所:楽天証券の取引ツール「マーケットスピードⅡ」より
●本日のグラフ「原油市場の材料の全体像を確認」
前回は、「石油市場はこの数カ月間“供給不足”」として、世界の石油市場の需給バランスを確認しました。
今回は、「原油市場の材料の全体像を確認」として、原油市場におけるさまざまな材料を俯瞰(ふかん)します。
以下のとおり、原油市場に関わる材料を、“原油固有”、“周辺材料”に分けた上で、それぞれを上昇・下落要因に分けます。また、それぞれの材料が、データが示す“実態”なのか、未実現の事象である“思惑”なのか、にも留意します。
昨日報じられたスエズ運河(地中海と紅海を結ぶ世界屈指の航路の要衝)でのタンカー座礁による供給障害は、今のところ、実際に障害が起きているか不明です。供給障害が起きる可能性があるものの、まだ実態がわからないため、“データが示す正の実態”には含めていません。
原油相場の足元の上昇は、プラスの実態とプラスの思惑による上昇圧力が、マイナスの実態とマイナスの思惑による下落圧力を凌駕(りょうが)しているために起きていると言えます。
原油市場には、上昇・下落、ともに材料が存在し、それぞれの影響力が相殺されていると考えられます。(価格が上昇しているからといって、上昇要因のみが存在しているわけではありません)
次回以降、これらの材料の中で需給バランスを引き締めている(供給不足にしている)大きな要因であり、“プラスの実態”の大きなテーマである供給減少要因を確認します。米シェールの回復の鈍さと、OPECプラスの大規模な減産継続、です。
図:足元の原油市場の変動要因(固有+周辺)
出所:筆者作成
金反落。ドル指数の反発などで。1,736.85ドル/トロイオンス近辺で推移。
上海ゴム(上海期貨交易所)反落。21年05月限は14,125元/トン付近で推移。
上海原油(上海国際能源取引中心)反発。21年05月限は383.2元/バレル付近で推移。
金・プラチナの価格差、ドル建てで556.35ドル(前日比2.25ドル拡大)、円建てで1,988円(前日比4円拡大)。価格の関係はともに金>プラチナ。
国内市場は以下のとおり。(3月25日 18時15分頃 先限)
金 6,075円/g 白金 4,087円/g
ゴム 250.3円/kg とうもろこし 29,750円/t
●NY原油先物(期近) 日足 (単位:ドル/バレル)
出所:楽天証券の取引ツール「マーケットスピードⅡ」より
●本日のグラフ「原油市場の材料の全体像を確認」
前回は、「石油市場はこの数カ月間“供給不足”」として、世界の石油市場の需給バランスを確認しました。
今回は、「原油市場の材料の全体像を確認」として、原油市場におけるさまざまな材料を俯瞰(ふかん)します。
以下のとおり、原油市場に関わる材料を、“原油固有”、“周辺材料”に分けた上で、それぞれを上昇・下落要因に分けます。また、それぞれの材料が、データが示す“実態”なのか、未実現の事象である“思惑”なのか、にも留意します。
昨日報じられたスエズ運河(地中海と紅海を結ぶ世界屈指の航路の要衝)でのタンカー座礁による供給障害は、今のところ、実際に障害が起きているか不明です。供給障害が起きる可能性があるものの、まだ実態がわからないため、“データが示す正の実態”には含めていません。
原油相場の足元の上昇は、プラスの実態とプラスの思惑による上昇圧力が、マイナスの実態とマイナスの思惑による下落圧力を凌駕(りょうが)しているために起きていると言えます。
原油市場には、上昇・下落、ともに材料が存在し、それぞれの影響力が相殺されていると考えられます。(価格が上昇しているからといって、上昇要因のみが存在しているわけではありません)
次回以降、これらの材料の中で需給バランスを引き締めている(供給不足にしている)大きな要因であり、“プラスの実態”の大きなテーマである供給減少要因を確認します。米シェールの回復の鈍さと、OPECプラスの大規模な減産継続、です。
図:足元の原油市場の変動要因(固有+周辺)
出所:筆者作成