年初から米金利上昇に伴うドル高、金ETFからの資金流出などを背景に、金価格は下落トレンドを形成した。世界的な金融緩和や財政出動により生じた過剰流動性が、「金」ではなく、「暗号資産」や「ドル」「株式」へ流入した。
ただし、4月に入り、この流れに変化が生じ始めている。星足(終値つなぎ足)では、10年債利回りはダブルトップを完成させている。
また、今年に入り、10年債利回りとビットコインは相関の高い値動きが続いていたが、この数日は乖離が生じている。相関の高さが崩れるのか否か、相関の高さが継続するなら、どちらの値動きがダマシなのか注意したい。
金が安値を示現したことで、インドや中国の実需買いが急増したが、各国中央銀行の買い増しも目立つ。ハンガリー中銀は、金準備高を従来の31.5トンから94.5トンまで急増させた。
過去、日本のGW中に金融市場が荒れるケースも多いが、市場のテーマがこれまでの「金利上昇」から、地政学リスクや、債務問題、貿易・経常赤字問題などにシフトすると、「金買い」の流れに一変する可能性もある。
また、米国とイランが欧州を仲介役として核合意復帰に向けた協議を継続している一方、イスラエルがイラン核施設へサイバー攻撃を実施、イランが報復を示唆するなど、中東情勢にキナ臭さが増している。

ただし、4月に入り、この流れに変化が生じ始めている。星足(終値つなぎ足)では、10年債利回りはダブルトップを完成させている。
また、今年に入り、10年債利回りとビットコインは相関の高い値動きが続いていたが、この数日は乖離が生じている。相関の高さが崩れるのか否か、相関の高さが継続するなら、どちらの値動きがダマシなのか注意したい。
金が安値を示現したことで、インドや中国の実需買いが急増したが、各国中央銀行の買い増しも目立つ。ハンガリー中銀は、金準備高を従来の31.5トンから94.5トンまで急増させた。
過去、日本のGW中に金融市場が荒れるケースも多いが、市場のテーマがこれまでの「金利上昇」から、地政学リスクや、債務問題、貿易・経常赤字問題などにシフトすると、「金買い」の流れに一変する可能性もある。
また、米国とイランが欧州を仲介役として核合意復帰に向けた協議を継続している一方、イスラエルがイラン核施設へサイバー攻撃を実施、イランが報復を示唆するなど、中東情勢にキナ臭さが増している。
