今回、2023年に0.25%の利上げが2回あると示唆されたことが、サプライズになったものの、FF金利先物は、既に2回超の利上げを織り込みながら推移しており、FRBの見通し通りに推移したとしても、金融市場の想定内でのシナリオと言えるかもしれない。
パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長は、あくまでの金利予想であって、今後の政策見通しを示すものではないとし、FRBが現在取り組んでいるのは量的緩和の縮小であって、利上げではないと述べていることもあり、米長期金利上昇は限定的となっている。
NY金(8月限)は、米連邦公開市場委員会(FOMC)を受けてのドル高・ユーロ安を嫌気して急落。底値候補と見られた16日の長い下ヒゲや200日移動平均線を割り込んで、ダメ押しの大幅続落となった。
中国政府は5月に入り立て続けに取引規制の強化に動いていたが、16日には中国国家糧食物資備蓄局が、商品価格を安定させるために銅・アルミニウム・亜鉛の国家備蓄を近く複数回に分けて放出すると発表したことも、金の大幅続落の一因となった。
ただし、テクニカル的なダマシが多く、ボラティリティが高まると言われる水星の逆行期(5月29日~6月22日)も、週明けには終了してくる。
サイクル面からは注目されるメリマンの重要変化日が、6月22日~23日。満月が6月25日。既に3月安値から6月高値までの上昇に対する61.8%押しを達成し、RSIも短期的な売られ過ぎ感を示している。
昨年3月の水星逆行期(2月16日~3月9日)のように、上下にアップダウン繰り返し後に付けた安値が買い場となるパターンになるかもしれない。来週には、失望売り・パニック売りが一巡して、マーケットは冷静さを取り戻すだろう。
パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長は、あくまでの金利予想であって、今後の政策見通しを示すものではないとし、FRBが現在取り組んでいるのは量的緩和の縮小であって、利上げではないと述べていることもあり、米長期金利上昇は限定的となっている。
NY金(8月限)は、米連邦公開市場委員会(FOMC)を受けてのドル高・ユーロ安を嫌気して急落。底値候補と見られた16日の長い下ヒゲや200日移動平均線を割り込んで、ダメ押しの大幅続落となった。
中国政府は5月に入り立て続けに取引規制の強化に動いていたが、16日には中国国家糧食物資備蓄局が、商品価格を安定させるために銅・アルミニウム・亜鉛の国家備蓄を近く複数回に分けて放出すると発表したことも、金の大幅続落の一因となった。
ただし、テクニカル的なダマシが多く、ボラティリティが高まると言われる水星の逆行期(5月29日~6月22日)も、週明けには終了してくる。
サイクル面からは注目されるメリマンの重要変化日が、6月22日~23日。満月が6月25日。既に3月安値から6月高値までの上昇に対する61.8%押しを達成し、RSIも短期的な売られ過ぎ感を示している。
昨年3月の水星逆行期(2月16日~3月9日)のように、上下にアップダウン繰り返し後に付けた安値が買い場となるパターンになるかもしれない。来週には、失望売り・パニック売りが一巡して、マーケットは冷静さを取り戻すだろう。
