第18回、MACDその7、『MACDの売りサイン買いサイン』 =後編=  ダイバージェンシー!

3.ダイバージェンシーの応用

□ダイバージェンシーはオシレーター系の指標(ストキャス・RSI等)でほぼ共通して使えると思っていい。次に応用編をお話しよう。 価格が大きく上昇しているが、オシレーター系指標は横ばい或いは小幅上昇。価格が大きく下落しているが、オシレーター系指標は横ばいあるいは小幅下落。これはダイバージェンシーとは呼ばないが、これまたひとつの予兆であることは間違いない。
【ダイバージェンシーの応用】 ・上昇トレンド時 価格が大きく上昇しているが、オシレーター系指標は横ばい或いは小幅上昇。 ・下降トレンド時 価格が大きく下落しているが、オシレーター系指標は横ばいあるいは小幅下落。 これもトレンド転換の予兆のひとつ。
■「なるほど。」 □そして、やはり騙しはあるので注意しなければならない。 ■「どのように注意をすればいいのですか?」 □仕掛けるときには、損切りラインをきちんと設定して仕掛けること。これが鉄則。ダイバージェンシーのサインは時に早すぎるというケースがよくある。損切りラインを設定せずに仕掛けると痛い目に会う。 □ちなみに騙しの後にさらにダイバージェンシーが起こった場合は、前回より確実なサインとなる。 ■「質問です。テクニカル指標MACDにはMACDとシグナルという二つの線がありますが、どちらで見るといいのですか?」 □ナイス質問!状況において使い分けるというのが正しい答えになる。 ・MACDではサインがたくさん出るが、騙しが多い。シグナルではサインの出は少ないが騙しが少ない。 ・MACDではサインが早く出るが、騙しが多い。シグナルではサインの出は遅いが騙しが少ない。 という特徴がある。自分がどういうトレードをするかに応じて使い分ける。
【ダイバージェンシーにどちらを使うか?】 ・MACDではサインがたくさん出るが、騙しが多い。シグナルではサインの出は少ないが騙しが少ない。 ・MACDではサインが早く出るが、騙しが多い。シグナルではサインの出は遅いが騙しが少ない。
■「そう言われるとかえって難しい。」 □じゃあ、一般的にと前提をつけて、シグナルで見る方をお薦めする。 ■「了解!」