【特別寄稿】『小次郎講師に聞く、個人投資家が勝ち組になるための5つの極意!』セミナー参加者からの質問に答える。その1

Q19、テクニカルによくあるだましにはどのようなものがありますか。だましにだまされないための方法は?(こころがけなど)

A、RSIで70%以上が買われすぎだから売りサイン、30%以下が売られすぎだから買いサインというような、オシレーター系の買われすぎサイン、売られすぎサインというのはダマシが多いです。ダマシにだまされない方法はテクニカル指標の計算式の意味をよく理解し、その意味からなぜ、それが買いサインなのか、なぜそれが売りサインなのかを読み取ることです。  それがわかれば、どういうときにダマシが起こりやすいかは自分で自然とわかるのです。

Q20、逆張りと順張りとどちらを重視しますか?

A、一般投資家には順張りをおすすめします。逆張りはリスクが大きく、難易度がとても高いのです。

Q21、いつもお世話になっております。日々日々(とは言わなくても週または月で)安定した利益を収入源としていきたいのですが、見合ったトレード戦略とはなにが良いとお考えになられますか?

A、週や月で安定した利益を上げようとしたら、ディトレードを中心とした短期売買でエッジを見つけ出していくしかありませんね。私は、専業トレーダー以外は日足を中心に売買した方がいいと思っています。すると安定した収益というのは年ベースでというのがやっとなのです。なぜならチャートを見てもらえばわかりますが、どの銘柄でも安心してとれるトレンドというのはせいぜい年数回しかないからです。  それ以外のときも仕掛けますが、それはその仕掛けが大きなトレンドになるか小さなもので終わるかは後にならなければわからないからです。ということはサラリーマンのように月ベースでの安定収入を得るというのは簡単ではありません。  ※専業トレーダーでフルタイム取引出来るなら、この限りではありません。

Q22、一目均衡表の考え方、基礎について是非知りたいです。

A、それはここでは説明しきれません(汗;)。みんコモの連載コラムを読んでください。 小次郎講師に関連する記事 なお、3月15日の投資戦略フェアEXPO2014の東京商品取引所ブースで一目均衡表の基礎を話しますので、時間があれば是非。 http://www.tocom.or.jp/jp/news/2014/20140210_expo.html  来場者にはもれなく、38頁に及ぶ一目均衡表のテキストを差し上げます。

Q23、上げの判断をしていても、一度下がってから上げるのか、下がらずに上がるのか判断できません。押しの有無を見分ける方法はありますか?(225先物で、デイトレと数日のスイングをしています)

A、押し目がいつ入るかは残念ながら神様以外わかりません。ただ、上げに自信があるなら、ロスカットラインを深めに設定してください。この質問のテーマはロスカットラインをどこに置くかなのです。ロスカットラインを設定しないなら、そのまま上がるのでも下がってから上がるのでも変わりないのです。ただ、本格的な下げだった場合困るので、ロスカットラインを設定しますよね。すると一時的な下げも気になります。過去のその銘柄の押し目の幅を一度数年分調べてください。それを元に適切なロスカットラインを設定してください。