小次郎講師のRSI(相対力指数)解説その3,「RSIとストキャスの違いを知ろう!」

1、RSIの計算式から読み解く正しいRSIの意味あい

□そんな大層なことじゃない。だけど、RSIなどは計算式を知っていないと大きな誤解をする指標だ。 ■ですね。 □正しいとらえ方は
【RSIは一定期間の買い勢力売り勢力の力関係を見る指標】 ・50%以上、買い勢力が優勢。数値が大きいほど買い勢力が強いと分析。 ・50%以下、売り勢力が優勢。数値が小さいほど売り勢力が強いと分析。
■それがいつの間にか
【RSIは買われすぎ・売られすぎを示す指標】 ・70%以上、買われすぎなので売りサイン ・30%以下、売られすぎなので買いサイン
というふうに変化しちゃったんですね。どこでどう間違えちゃったんですか? □間違えたというと語弊がある。間違いではないが、浅い。「A little learning is a dangerous thing」ってやつだ。 ■突然、横文字を使わないでください。「生兵法はけがの元」ってことわざですね。 □生兵法(なまびょうほう)なんて言葉の方が現代人には難しいと思うぞ。せっかく、テクニカル指標を勉強しようと思っても、表面的な勉強だと、かえって誤解してしまって(相場で)危険な目に遭う、と、まあそんな意味だな。 ■なるほど、「70%以上は売り」ってのは 「A little learning」なんですね。 □そういうこと。 ■では本来はとても強い買いシグナルであるRSI70%以上が、何故売りシグナルと呼ばれるようになったか、そこら辺を教えてもらえますか? □いいだろう。その前にストキャスとRSIを比較したい。 ■唐突になんですか? □後からつながるから、黙って聞いておけ。 ■はい。