小次郎講師のRSI(相対力指数)解説その4、「買われすぎ、売られすぎに騙されるな!」

2,RSIが買われすぎとなるとき

□だから当然、70以上(=買い方が圧倒的優勢)ということは上昇トレンドが勢いづいていることを示すのだけど、唯一最終局面においては、買い方が圧倒的優勢のうちに上昇トレンドが終わることがある。下げトレンドにおいても同じ、売り方が圧倒的優勢のうちに下降トレンドが終わることがある。 ■え?そうなんですか? □RSIで、70以上が売りサイン、30以下が買いサインとなるのはその局面なら正解。下のチャートを見てご覧。RSIが70以上の場面と30以下の場面に〇をつけているが、ほとんどがそれを「買われすぎ・売られすぎ」と見ると、はずれている。但し、上昇トレンドの最後に出た70以上は見事に当たっている。よく見ると踏み上げ(売り方の総手じまいによる上げ)であることがわかる。 ★図 ■なるほど。上げ相場は「踏み」が出てくればおしまい、下げ相場は「投げ」が出たらおしまいなんですね。
注 ・「踏み」・・・売り方がマイナスになって全てを決済すること。 ・「投げ」・・・買い方がマイナスになって全てを決済すること。
□そういうこと。 ということで結論。RSIが70以上が売り、30以下が買いというのが有効なのはトレンドの最終局面のみ。
【RSIの真実】 RSIで「70以上が売り、30以下が買い」というのが有効なのはトレンドの最終局面のみ