ＮＹ原油市況＝反発、米石油在庫の減少やロシアへのドローン攻撃で

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ニューヨーク原油（ＮＹＭＥＸ）
              始　値    　高　値　　　安　値　　　帳入値　　　前日比
  2024/04     78.06       79.90       77.57       79.72        + 2.16
  2024/05     77.72       79.46       77.31       79.30        + 2.05
  2024/06     77.34       78.99       76.98       78.84        + 1.94
　　推定出来高      　　前日出来高　　　　　　前日取組高　（前々日比）
     581,074              850,634             1,718,985    ( + 4,923)
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 帳入値　　前日比
      ヒーティングオイル    2024/04     268.51    + 6.86
                            2024/05     265.55    + 7.10
         改質ガソリン       2024/04     266.15    + 7.51
                            2024/05     265.34    + 7.55
注：４本値は立会い取引終了までの値段で、立会い取引終了後の電子取引の値段は含み
　　ません。電子取引が立会い取引までの高値および安値を更新した場合、相場表の高
　　値および安値と市況内の相場表の４本値は異なります。
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　ニューヨーク原油は反発。終値の前営業日比（速報値）は期近２限月が２．０５〜
２．１６ドル高。その他の限月は０．４１〜１．９４ドル高。
　米エネルギー情報局（ＥＩＡ）が発表した週報で、原油在庫が減少したほか、ガソリ
ン在庫がしっかりと取り崩されたことが相場を押し上げた。需要が上向く時期に入りガ
ソリン消費が拡大している一方、需要を埋め合わせるために製油所稼働率は上向いてい
る。定期改修を終える製油所が増え、製油所稼働率は８６．８％と３週連続で上昇。戦
略石油備蓄（ＳＰＲ）を除く原油と石油製品の在庫は合計で１２億１８０９万
６０００バレルと、２０２２年１２月以来の低水準を更新。
　ウクライナからロシアの石油施設へのドローン攻撃が続くなか、ロシア石油大手ロス
ネフチの最大規模の製油所で火災が発生し、産油大国のロシアが石油製品を輸入せざる
を得なくなる可能性があることも相場を支えた。ロシアは今月からガソリン輸出を再び
禁止している。
　時間外取引で４月限は堅調。通常取引に入ると上げが一服する場面はあったが、
７９．９０ドルまで上値を伸ばした。
　改質ガソリンの期近は続伸。ヒーティングオイルは反発。原油高に連動した。
米ＥＩＡ週間石油在庫統計（バレル・前週比）
原油　−１５３．６万（４億４６９９万）
ガソリン　−５６６．２万（２億３４０８万）
留出油　＋８８．８万（１億１７９０万）
（クッシング地区）
原油　−２２万（３１４５万）
＊（）は在庫総量
今日の材料
・米原油在庫の市場予想は前週比４０万バレル増
・米石油協会（ＡＰＩ）が発表した米週間石油在庫統計
・原油在庫は前週比５５２万１０００バレル減
・ガソリン在庫は同３７５万バレル減
・留出油在庫は同１１６万２０００バレル減
・クッシング原油在庫は９９万８０００バレル減
MINKABU PRESS

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