●短期見通し原油、需給緩和の戻り売り＝マーケットエッジ

　需給緩和見通しの織り込みが優勢になっている。７０ドル割れ定着から、６５ドル割
れが試される見通し。供給過剰見通しが強いが、そのタイミングで通商リスクが高まり
続け、それが景気減速リスクに発展しつつある。通商問題は４月に一段と悪化するのが
確実であり、経済活動への影響が警戒されている。トランプ米政権動向次第で中東情勢
が不安定化するが、断続的に原油相場を大きく押し上げていくのは難しく、調整高の有
無の目線に留まろう。急落が警戒される値位置ではないが、戻り売り優勢の展開が維持
される見通し。
（マーケットエッジ・小菅　努）

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