石油午前=大幅高、米相互関税の一時緩和で景気懸念が後退

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 午前の石油市場は大幅高。トランプ米大統領が相互関税の一時緩和を発表したことか
ら、海外原油が急反発した。90日間の税率緩和期間に協議が行われ、貿易戦争が落ち
着くことが期待されている。ただ、米国は対中関税を125%までさらに引き上げてお
り、米中の対立は激化は戻りを圧迫している。円売りが一巡した後の円相場は1ドル=
146円後半まで円買い・ドル売りが優勢。時間外取引でニューヨーク原油はマイナス
転換している。
 日中取引開始後、原油の2025年9月限は5万8830円まで上昇し、夜間取引の
高値をやや上回った。ただ、その後は上げ幅を削っている。
 午前11時02分現在の前営業日比は、ガソリンが出来ず。灯油が出来ず。原油が
3200〜3910円高。
 午前11時02分現在の出来高はガソリンが0枚、灯油が0枚、原油が2116枚。
【米原油在庫は昨年7月以来の高水準に】
 米エネルギー情報局(EIA)が発表した週報で、戦略石油備蓄(SPR)を除く原
油在庫は4億4234万5000バレルまで増加し、昨年7月以来の高水準となった。
製油所稼働率の低迷が続いていることが背景。
【海外原油夜間取引=軟調】
 ニューヨーク時間外取引で5月限は前日比0.58ドル安の61.77ドルで推移。
本日これまでのレンジは61.59〜63.34ドル。
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