●論点解説金、ボラティリティ低下の買い=マーケットエッジ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 金相場は安値から100ドル幅の切り返しになった。トランプ米大統領が相互関税の
一部停止を発表したことで、通商リスクの軽減評価が株価などを押し上げている。安全
資産である金に対して葉ネガティブな動きとも言えるが、ここ数日の金相場の値下がり
はボラティリティ指数の高騰と連動した動きであり、ボラティリティ指数が60ポイン
ト台から30ポイント台前半まで急低下したことが、金相場の値上がりを促した。ボラ
ティリティが低下すれば、キャッシュ化の目的で金市場の持ち高を圧縮する必要性が薄
れる。このままボラティティが抑制されると、改めて安全資産の買いが膨らむか否かに
焦点がシフトする。
(マーケットエッジ・小菅 努)

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