LME市況=銅は上伸後の利益確定の動きを受け反落、他は続伸

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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           現物           3カ月物
    アルミ        2,720.57  +   14.88     2,725.00  +   15.50
    アルミ合金      2,509.00       0.00     2,509.00       0.00
     銅        10,613.06  -   77.28    10,654.50  -   61.00
    ニッケル      15,302.59  +   45.41    15,482.00  +   49.00
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 アルミ3カ月物は続伸。2708ドルに小幅反落して取引を開始。アジアの時間帯
はアジア株の頭重い動きも重石となるなか、2710ドルを抵抗線にしてもちあった。
その後、地合いは次第に軟化し、一時2694.50ドルの安値を付けた。欧州の時間
帯を迎えると地合いを引き締めてプラスサイドに転換。米国の時間帯はニューヨークダ
ウの反落にも関わらず、堅調地合いを維持し、一時2729.50ドルの高値に達し
た。高値を離れた後は2722ドルを支持線として意識され、高もみとなり、この日の
高値圏を維持して引けた。
 銅3カ月物は反落。1万0688.50ドルで小反落で寄り付いた。アジア時間の序
盤に地合いを引き締めてプラスサイドに転じたうえ、1万0800ドルの高値まで浮上
する場面があったが、プラスサイドでの取引は続かず、あっさりと反落。アジア株安も
重石となるなか、アジアの時間終盤には1万0607.50ドルの安値を付けた。欧州
の時間帯を迎えてからも上値は重く1万0670ドルを上値抵抗線にしてのもちあいと
なった。米国の時間帯を迎えてもニューヨークダウが連日で過去最高値を更新した後で
過熱感から利益確定の動きを受けて反落に転じるなか、銅にも追随する売りが見られて
上値を抑制され、低迷したまま引けを迎えた。
 ニッケル3カ月物は続伸。1万5375ドルで軟調で取引を開始。アジアの時間帯は
アジア株がまちまちとなるなか頭重い動きとなり1万5410ドルを超えると売り直さ
れる動きが続き、欧州の時間帯には更に値位置を落として1万5315ドルの安値まで
値を落とす場面も見られた。米国の時間帯を迎えると地合いを引き締めて上値追いに転
じ、引け間際に1万5495ドルの高値に到達。この日の高値圏を維持して取引を終
了。
今日の材料
・6日のアジア太平洋株式市場はまちまち。
・香港株式市場でハンセン指数は続落、183.15ポイント安の2万
 6957.77ポイント。
・中国株式市場は国慶節のため休場。
・欧州株は下落。仏株の下落が全体の雰囲気を重くした。フランスのルコルニュ首相
 が6日、辞任。マクロン大統領が新内閣を指名してから僅か1日後の辞任となった。
・ドルは上昇。ドルはは1ドル=150.30円台まで急騰。ユーロドルは9月25日以来の
 安値となる1ユーロ=1.1649ドルまで下落。安値を離れたが軟調。
・米国株はまちまち。ニューヨークダウが63.31ドル安で反落。ナスダックス指数は
 161.16ポイント高(0.71%高)。
・ニューヨーク貴金属は金・銀中心に大幅続伸。ニューヨーク原油は続伸。
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