貴金属は、総じて続伸して寄り付く見通し。金はニューヨーク高を受けて買い優勢と なろう。銀は夜間取引で12・8月限が変わらずとなった。プラチナ系貴金属(PG M)はプラチナがニューヨーク高を受けて堅調となろう。 午前8時10分現在の現物相場は前営業日の引け時点と比べ、金は34.25ドル高 の3960.30ドル、銀が5セント安の4839セント、プラチナが2.04ドル安 の1614.50ドル、パラジウムは42.94ドル高の1314.66ドル。 午前8時10分現在のドル・円相場は1ドル=150.29/31円で、前営業日の 大引け時点から0.15円の円安。 先限の寄り付き目安は、金が1万9300円前後、銀は228.0円前後、プラチナ は7450円前後、パラジウムは6100円前後。 【NY金は米政権の大量解雇警告などが支援】 金はきのうの海外市場は、トランプ米政権が連邦職員の大量解雇を警告したことなど を受けて史上最高値を更新した。 金はトランプ米政権が連邦職員の大量解雇を警告したことなどが支援要因になった。 米上院は6日遅く、11月21日まで政府機関の運営を継続するためのつなぎ予算案 について、5回目の採決を行う予定である。ハセット国家経済会議(NEC)委員長 は、つなぎ予算案が否決された場合、トランプ政権が「厳しい措置」を取るだろうとけ ん制した。採決で可決に必要な票数に達していない、と伝えられた。 パレスチナ自治区ガザにおける和平案を巡り、イスラエルとイスラム組織ハマスによ る間接協議がエジプトで始まった。ホワイトハウスのレビット報道官は、協議が進行中 だと明らかにした上で、トランプ政権はガザ地区での戦闘終結に向けた計画を可能な限 り迅速に進めるべく全力で取り組んでいると表明した。 銀はきのうの海外市場は、金堅調につれ高となった。 【プラチナは金堅調が支援】 プラチナはきのうの海外市場は、米連邦準備理事会(FRB)の利下げ見通しや金堅 調を受けて買い優勢となった。 プラチナは米連邦準備理事会(FRB)の利下げ見通しや金堅調が支援要因になっ た。ただニューヨーク市場で序盤の買い一巡後は上げ一服となった。米上院でのつなぎ 予算案の採決を待つことになった。採決で可決に必要な票数に達していない、と伝えら れると、時間外取引で下落した。 <今日の予定> ●中国(国慶節)、香港(中秋節) ・独製造業受注 2025年8月(経済技術省) ・米貿易収支 2025年8月(商務省)、発表延期見通し MINKABU PRESS 東海林勇行
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