【市況】 金が続伸。ニューヨーク高を受けて買い優勢で始まった。その後は、ドル建て現物相 場の堅調や円安を受けて上場来高値を更新したのち、上げ一服となった。銀は12月限 と8月限が変わらずとなった。 午前11時1分現在の前営業日比は、金標準が166〜197円高、金ミニが 187.0〜263.5円高、ゴールドスポットが555円高、銀が変わらず。 午前11時1分現在の出来高は、金が5万3394枚、金ミニが1万5855枚、ゴ ールドスポットが1978枚、銀が2枚。 【NY金は米政権の大量解雇警告などが支援】 金はトランプ米政権が連邦職員の大量解雇を警告したことなどが支援要因になった。 米上院は6日遅く、11月21日まで政府機関の運営を継続するためのつなぎ予算案 について、5回目の採決を行う予定である。ハセット国家経済会議(NEC)委員長 は、つなぎ予算案が否決された場合、トランプ政権が「厳しい措置」を取るだろうとけ ん制した。米上院でつなぎ予算案が否決されたが、米大統領は政府閉鎖について「進展 がみられる」とした。 パレスチナ自治区ガザにおける和平案を巡り、イスラエルとイスラム組織ハマスによ る間接協議がエジプトで始まった。ホワイトハウスのレビット報道官は、協議が進行中 だと明らかにした上で、トランプ政権はガザ地区での戦闘終結に向けた計画を可能な限 り迅速に進めるべく全力で取り組んでいると表明した。 金先限は上場来高値1万9442円を付けた。ニューヨーク高と円安が支援要因にな った。円相場は1ドル=150円台半ばの円安に振れた。 【ドル建て現物相場】 金のドル建て現物相場は、最高値更新。きのうの海外市場では、トランプ米政権が連 邦職員の大量解雇を警告したことなどを受けて史上最高値を更新した。アジア市場で は、米上院がつなぎ予算案を否決し、史上最高値3977.20ドルを付けたのち、上 げ一服となった。ニューヨーク金12月限が4000.1ドルを付けたのち、利食い売 りが出た。 午前11時現在、3957.67ドルで推移、銀は4833セントで推移。前営業日 の大引け時点は金が3926.05ドル、銀が4844セント。 MINKABU PRESS
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