原油反発。米主要株価指数の反発などで。70.78ドル/バレル近辺で推移。
金反発。ドル指数の反落などで。1,782.25ドル/トロイオンス近辺で推移。
上海ゴム(上海期貨交易所)反落。22年05月限は14,510元/トン付近で推移。
上海原油(上海国際能源取引中心)反発。22年01月限は463.8元/バレル付近で推移。
金・プラチナの価格差、ドル建てで839.1ドル(前日比4ドル縮小)、円建てで3,044円(前日比5円縮小)。価格の関係はともに金>プラチナ。
国内市場は以下のとおり。(12月7日 17時3分頃 6番限)
金 6,499円/g 白金 3,455円/g
ゴム 235.1円/kg とうもろこし 38,350円/t
●NY原油先物(期近) 日足 単位:ドル/バレル

出所:楽天証券の取引ツール「マーケットスピードⅡ」より
●本日のグラフ「大テーマを柱に、2022年を長期視点でイメージ」
前回は、「やっても無駄なのか?2022年の相場予想」として、来年2022年の相場見通しを行うことについて、筆者の考えを述べました。
今回は、「大テーマを柱に、2022年を長期視点でイメージ」として、筆者が考える、来年の相場見通しを行うために必要な、2022年の長期視点のイメージを述べます。
相場見通しを行うために、まずは、2022年が、長期視点でどんな年になりそうかを言語化することが必要です。対象となる年の重要イベントをピックアップする従来の手法だけでは、不確定要素が多い2022年のシナリオを立てるには不十分だからです。
以下の図の終点(2030~2050年)は、各国が「脱炭素」推進のために約束している「パリ協定」順守の期限です。
2022年は、「歴史的な社会的構造変化の3年目」であると、筆者は考えます。2020年を起点としているのは、バイデン氏の米大統領選挙勝利、新型コロナのパンデミック化、「脱炭素」議論の本格スタートが、2020年だったためです。
バイデン氏の米大統領選挙での勝利は、「脱炭素」を世界的なブームにしたり、米中関係の方向性を変えたりする、大きな転換点だったと言えます。人類の習慣を大きく変えた新型コロナのパンデミック化も同じ年だったわけですので、まさに2020年は、人類にとって歴史的な社会構造変化の「元年」だったと言えるでしょう。
また、「世界的な人口増加」、「大量消費・欲望重視・格差容認社会」、「インターネットの爆発的な普及」、「米国第一主義の崩壊」、「異常気象への懸念強まる」、という複数のテーマは、元年(2020年)以前から、存在していました。
今後、超長期的には、元年以前から存在していた諸事象と、元年以降に目立ち始めた諸事象による相乗効果で、世界(小規模な社会を含む)は、「効率的消費・理性重視・格差是正・低リスク社会の模索」、「新しい常識の創造」に進むと、考えます。
図:2022年をはさんだ大局的な社会的変化

出所:筆者作成
金反発。ドル指数の反落などで。1,782.25ドル/トロイオンス近辺で推移。
上海ゴム(上海期貨交易所)反落。22年05月限は14,510元/トン付近で推移。
上海原油(上海国際能源取引中心)反発。22年01月限は463.8元/バレル付近で推移。
金・プラチナの価格差、ドル建てで839.1ドル(前日比4ドル縮小)、円建てで3,044円(前日比5円縮小)。価格の関係はともに金>プラチナ。
国内市場は以下のとおり。(12月7日 17時3分頃 6番限)
金 6,499円/g 白金 3,455円/g
ゴム 235.1円/kg とうもろこし 38,350円/t
●NY原油先物(期近) 日足 単位:ドル/バレル

出所:楽天証券の取引ツール「マーケットスピードⅡ」より
●本日のグラフ「大テーマを柱に、2022年を長期視点でイメージ」
前回は、「やっても無駄なのか?2022年の相場予想」として、来年2022年の相場見通しを行うことについて、筆者の考えを述べました。
今回は、「大テーマを柱に、2022年を長期視点でイメージ」として、筆者が考える、来年の相場見通しを行うために必要な、2022年の長期視点のイメージを述べます。
相場見通しを行うために、まずは、2022年が、長期視点でどんな年になりそうかを言語化することが必要です。対象となる年の重要イベントをピックアップする従来の手法だけでは、不確定要素が多い2022年のシナリオを立てるには不十分だからです。
以下の図の終点(2030~2050年)は、各国が「脱炭素」推進のために約束している「パリ協定」順守の期限です。
2022年は、「歴史的な社会的構造変化の3年目」であると、筆者は考えます。2020年を起点としているのは、バイデン氏の米大統領選挙勝利、新型コロナのパンデミック化、「脱炭素」議論の本格スタートが、2020年だったためです。
バイデン氏の米大統領選挙での勝利は、「脱炭素」を世界的なブームにしたり、米中関係の方向性を変えたりする、大きな転換点だったと言えます。人類の習慣を大きく変えた新型コロナのパンデミック化も同じ年だったわけですので、まさに2020年は、人類にとって歴史的な社会構造変化の「元年」だったと言えるでしょう。
また、「世界的な人口増加」、「大量消費・欲望重視・格差容認社会」、「インターネットの爆発的な普及」、「米国第一主義の崩壊」、「異常気象への懸念強まる」、という複数のテーマは、元年(2020年)以前から、存在していました。
今後、超長期的には、元年以前から存在していた諸事象と、元年以降に目立ち始めた諸事象による相乗効果で、世界(小規模な社会を含む)は、「効率的消費・理性重視・格差是正・低リスク社会の模索」、「新しい常識の創造」に進むと、考えます。
図:2022年をはさんだ大局的な社会的変化

出所:筆者作成