原油反発。米主要株価指数の反発などで。71.48ドル/バレル近辺で推移。
金反落。ドル指数の反発などで。1,783.85ドル/トロイオンス近辺で推移。
上海ゴム(上海期貨交易所)反発。22年05月限は14,750元/トン付近で推移。
上海原油(上海国際能源取引中心)反落。22年02月限は469.0元/バレル付近で推移。
金・プラチナの価格差、ドル建てで861.6ドル(前日比2.1ドル縮小)、円建てで3,105円(前日比3円拡大)。価格の関係はともに金>プラチナ。
国内市場は以下のとおり。(12月14日 18時33分頃 6番限)
金 6,511円/g 白金 3,406円/g
ゴム 238.0円/kg とうもろこし 37,960円/t
●NYプラチナ先物(期近) 月足 単位:ドル/トロイオンス

出所:楽天証券の取引ツール「マーケットスピードⅡ」より
●本日のグラフ「2022年は「コロナ・脱炭素」の「3年目」」
前回は、「『風評被害』に耐えたプラチナ」として、プラチナ価格の長期的な価格推移を振り返りました。
今回は、「2022年は「コロナ・脱炭素」の「3年目」」として、2022年のプラチナ価格の動向を考える上で、重要だと考える長期的な視点における2022年の意味について、筆者の考えを述べます。
以前の「[Vol.1133] 大テーマを柱に、2022年を長期視点でイメージ」で述べたとおり、2022年は、「歴史的な社会的構造変化の3年目」であると、筆者は考えます。「新型コロナ」と「脱炭素」の本格スタートが、2020年であり、2022年はその3年目だからです。
今後、超長期的には、元年以前から存在していた諸事象と、元年以降に目立ち始めた諸事象による相乗効果で、世界(小規模な社会を含む)は、「効率的消費・理性重視・格差是正・低リスク社会の模索」、「新しい常識の創造」に進むと考えられ、2022年はその序盤、ということです。
このため、2022年は、2020年、2021年と同様の、以下のような事象が発生する可能性があります。
また、事態が「加速」していることを考えれば、2021年よりも2022年の方が、各事象がもたらす市場への短期的なインパクトが強くなることが想定されます。
前例があるから適切に対応できる(大きな混乱は起きない)、という考え方もあるかもしれませんが、元年に発生した「脱炭素」「新型コロナ」はまだ黎明期・過渡期にあります。このため、前例をもとに迅速に対処することは、2021年と同様、難しいと考えられます。
例えば、人類はまだ、新型コロナの変異株が発生した時の対処法を確立できておらず、変異株が発生するたびに、市場が急変し、その度合いは増しています。こうした例は、同じ事象が起きても、それらから受けるインパクトは、2021年よりも大きくなる可能性があることを示唆しています。
図:2022年をはさんだ大局的な社会的変化

出所:筆者作成
金反落。ドル指数の反発などで。1,783.85ドル/トロイオンス近辺で推移。
上海ゴム(上海期貨交易所)反発。22年05月限は14,750元/トン付近で推移。
上海原油(上海国際能源取引中心)反落。22年02月限は469.0元/バレル付近で推移。
金・プラチナの価格差、ドル建てで861.6ドル(前日比2.1ドル縮小)、円建てで3,105円(前日比3円拡大)。価格の関係はともに金>プラチナ。
国内市場は以下のとおり。(12月14日 18時33分頃 6番限)
金 6,511円/g 白金 3,406円/g
ゴム 238.0円/kg とうもろこし 37,960円/t
●NYプラチナ先物(期近) 月足 単位:ドル/トロイオンス

出所:楽天証券の取引ツール「マーケットスピードⅡ」より
●本日のグラフ「2022年は「コロナ・脱炭素」の「3年目」」
前回は、「『風評被害』に耐えたプラチナ」として、プラチナ価格の長期的な価格推移を振り返りました。
今回は、「2022年は「コロナ・脱炭素」の「3年目」」として、2022年のプラチナ価格の動向を考える上で、重要だと考える長期的な視点における2022年の意味について、筆者の考えを述べます。
以前の「[Vol.1133] 大テーマを柱に、2022年を長期視点でイメージ」で述べたとおり、2022年は、「歴史的な社会的構造変化の3年目」であると、筆者は考えます。「新型コロナ」と「脱炭素」の本格スタートが、2020年であり、2022年はその3年目だからです。
今後、超長期的には、元年以前から存在していた諸事象と、元年以降に目立ち始めた諸事象による相乗効果で、世界(小規模な社会を含む)は、「効率的消費・理性重視・格差是正・低リスク社会の模索」、「新しい常識の創造」に進むと考えられ、2022年はその序盤、ということです。
このため、2022年は、2020年、2021年と同様の、以下のような事象が発生する可能性があります。
また、事態が「加速」していることを考えれば、2021年よりも2022年の方が、各事象がもたらす市場への短期的なインパクトが強くなることが想定されます。
前例があるから適切に対応できる(大きな混乱は起きない)、という考え方もあるかもしれませんが、元年に発生した「脱炭素」「新型コロナ」はまだ黎明期・過渡期にあります。このため、前例をもとに迅速に対処することは、2021年と同様、難しいと考えられます。
例えば、人類はまだ、新型コロナの変異株が発生した時の対処法を確立できておらず、変異株が発生するたびに、市場が急変し、その度合いは増しています。こうした例は、同じ事象が起きても、それらから受けるインパクトは、2021年よりも大きくなる可能性があることを示唆しています。
図:2022年をはさんだ大局的な社会的変化

出所:筆者作成