FOMC(インフレ対策に軸を移行)を受けた金相場見通し

著者:菊川 弘之
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 マーケット・アストロロージ(占星術)で注目される「金星の逆行期」が、2021年12月19日か始まり、2022年1月29日まで継続する。

 「金星逆行期」では、金融市場において、多くの場合、困難で予測不可能な環境になりやすく、この期間は、逆行前まで上昇または下降していたトレンドが、しばしば反転することもあり、世界の株式市場にとって好ましくない時期とも言われる。

 過去の「金星逆行期」を振り返ると、直近では、

 2018年10月6日~2018年11月16日。

 2019年はなし。2020年は、5月13日~6月25日だった。

 「金星逆行期」に関して、もう一つ注目すべきことは、8年ごとに黄道帯のほとんど同じ位置で逆行すること。前回金星が横道帯のこの領域を逆行したのは、2013年12月21日~2014年1月31日だった。

 直近の2020年5月13日~6月25日の「金星逆行期」では、コロナショックの暴落後の反騰場面で、NYダウは堅調推移を見せた。

 「2013年12月21日~2014年1月31日」と「2018年10月6日~2018年11月16日」では、NYダウや株価と相関の高い原油市場が波乱含みの展開となった。

このコラムの著者

菊川 弘之(キクカワ ヒロユキ)

NSトレーディング株式会社 代表取締役社長 / 国際テクニカルアナリスト連盟認定テクニカルアナリスト(CFTe®)。
GelberGroup社、FutureTruth社などでのトレーニーを経験後、商品投資顧問会社でのディーリング部長等経て現職。
日経CNBC、BloombergTV、ストックボイス、ラジオ日経など多数のメディアに出演の他、日経新聞、時事通信などに連載、寄稿中。
また、中国、台湾、シンガポールなどで、現地取引所主催・共催セミナーの招待講師も務める。

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