原油反発。米主要株価指数の反発などで。116.67ドル/バレル近辺で推移。
金反発。米10年債利回りの反落などで。1,837.95ドル/トロイオンス近辺で推移。
上海ゴム(上海期貨交易所)反落。22年09月限は12,835元/トン付近で推移。
上海原油(上海国際能源取引中心)反落。22年07月限は762.6元/バレル付近で推移。
金・プラチナの価格差、ドル建てで899.2ドル(前日比14.75ドル拡大)、円建てで3,896円(前日比7円縮小)。価格の関係はともに金>プラチナ。
国内市場は以下のとおり。(6月16日 9時9分頃 6番限)
金 7,865円/g
白金 3,969円/g
ゴム 253.8円/kg
とうもろこし -円/t
LNG 4,150.0円/mmBtu(22年6月限 4月7日午前8時59分時点)
●NY金先物(期近) 日足 単位:ドル/トロイオンス
出所:楽天証券の取引ツール「マーケットスピードⅡ」より
●本日のグラフ「人:感情を「不安」と「充足」に分けて考える」
前回は、「市場:20年間で激変した市場環境」として、「不安」抜きで金(ゴールド)市場を分析するために必要な「多角的な視点」に関連し、「市場」の側面から金市場を観察しました。
今回は、「人:感情を「不安」と「充足」に分けて考える」として、「人」の側面から金市場を観察します。
人(ヒト)はどのような存在でしょうか。「感情、学習能力、言葉、各種概念・技術を持つ猿人(えんじん)」だと、筆者は考えています(さまざまな特徴があるものの、結局は生身の生き物)。そして感情は、人の行動を決定する重要な要素です。
以下の図のとおり、「不安」と「充足」は、人の行動を決定づける要素である「感情」の中でも極めて重要な役割を担っています。何か物事を決めるとき、人は多くの場面で無意識に、不安解消のため、不安に押されて、あるいは充足を目指し、充足に乗じて、判断しています。
例えば「喜怒哀楽」という四字熟語があります。人の感情のプラス面とマイナス面をカバーする言葉ですが、「不安」は怒と哀、「充足」は喜と楽で構成されていると考えると、イメージが深まるでしょう。
これらより言えることは、行動原理は「不安」だけではない、ということです。ことさら、金(ゴールド)は、世界が不安に包まれている時に価格が上がることがあるため、金(ゴールド)を買うときは「不安」が高まっている時だ、などという発言を耳にします。
しかし、「金(ゴールド)=不安」がカバーする範囲は金(ゴールド)市場の一部分です。残り多くは「充足」がカバーします。市場関係者は今すぐに、「充足」も金(ゴールド)を買う動機になり得ることを、認識しなければなりません。
図:人の感情と行動
出所:筆者作成
金反発。米10年債利回りの反落などで。1,837.95ドル/トロイオンス近辺で推移。
上海ゴム(上海期貨交易所)反落。22年09月限は12,835元/トン付近で推移。
上海原油(上海国際能源取引中心)反落。22年07月限は762.6元/バレル付近で推移。
金・プラチナの価格差、ドル建てで899.2ドル(前日比14.75ドル拡大)、円建てで3,896円(前日比7円縮小)。価格の関係はともに金>プラチナ。
国内市場は以下のとおり。(6月16日 9時9分頃 6番限)
金 7,865円/g
白金 3,969円/g
ゴム 253.8円/kg
とうもろこし -円/t
LNG 4,150.0円/mmBtu(22年6月限 4月7日午前8時59分時点)
●NY金先物(期近) 日足 単位:ドル/トロイオンス
出所:楽天証券の取引ツール「マーケットスピードⅡ」より
●本日のグラフ「人:感情を「不安」と「充足」に分けて考える」
前回は、「市場:20年間で激変した市場環境」として、「不安」抜きで金(ゴールド)市場を分析するために必要な「多角的な視点」に関連し、「市場」の側面から金市場を観察しました。
今回は、「人:感情を「不安」と「充足」に分けて考える」として、「人」の側面から金市場を観察します。
人(ヒト)はどのような存在でしょうか。「感情、学習能力、言葉、各種概念・技術を持つ猿人(えんじん)」だと、筆者は考えています(さまざまな特徴があるものの、結局は生身の生き物)。そして感情は、人の行動を決定する重要な要素です。
以下の図のとおり、「不安」と「充足」は、人の行動を決定づける要素である「感情」の中でも極めて重要な役割を担っています。何か物事を決めるとき、人は多くの場面で無意識に、不安解消のため、不安に押されて、あるいは充足を目指し、充足に乗じて、判断しています。
例えば「喜怒哀楽」という四字熟語があります。人の感情のプラス面とマイナス面をカバーする言葉ですが、「不安」は怒と哀、「充足」は喜と楽で構成されていると考えると、イメージが深まるでしょう。
これらより言えることは、行動原理は「不安」だけではない、ということです。ことさら、金(ゴールド)は、世界が不安に包まれている時に価格が上がることがあるため、金(ゴールド)を買うときは「不安」が高まっている時だ、などという発言を耳にします。
しかし、「金(ゴールド)=不安」がカバーする範囲は金(ゴールド)市場の一部分です。残り多くは「充足」がカバーします。市場関係者は今すぐに、「充足」も金(ゴールド)を買う動機になり得ることを、認識しなければなりません。
図:人の感情と行動
出所:筆者作成