原油反発。米主要株価指数の反発などで。98.08ドル/バレル近辺で推移。
金反発。ドル指数の反落などで。1,780.35ドル/トロイオンス近辺で推移。
上海ゴム(上海期貨交易所)反落。22年09月限は12,125元/トン付近で推移。
上海原油(上海国際能源取引中心)反発。22年09月限は692.1元/バレル付近で推移。
金・プラチナの価格差、ドル建てで883.65ドル(前日比8.35ドル縮小)、円建てで3,710円(前日比21円縮小)。価格の関係はともに金>プラチナ。
国内市場は以下のとおり。(8月1日 16時37分頃 6番限)
金 7,481円/g
白金 3,771円/g
ゴム 232.0円/kg
とうもろこし 45,490円/t
LNG 4,150.0円/mmBtu(22年6月限 4月7日午前8時59分時点)
●NY原油先物(期近) 日足 単位:ドル/バレル
出所:楽天証券の取引ツール「マーケットスピードⅡ」より
●本日のグラフ「最悪より「まし」が注目され始めた利上げ動向」
前回は、「主治医ら、目先3カ月強は景気鈍化を示唆」として、主治医とする「ドクター・カッパー」の診断とセカンドオピニオンが示唆する、景気鈍化が継続する期間について、述べました。
今回は、「最悪より「まし」が注目され始めた利上げ動向」として、6月と7月のFOMC前後数日間の、主要銘柄の騰落率を確認します。
7月26日と27日、FRB(米連邦準備制度理事会、米国の中央銀行にあたる)は、FOMC(米連邦公開市場委員会)を開催しました。年に8回行われる定期会合の1つでした。
会合では、政策金利を決定したり、足元の景況感の受け止めや、今後の見通しを示したりします。インフレ(物価高)が進む今、「物価と雇用の安定」を目指す中央銀行の会合に、平時以上に注目が集まっています。
FOMCの声明を受け、株式、通貨、コモディティ(商品)価格は大きく動く場合がありますが、以下のグラフのとおり、6月(左)と7月(右)、会合前後の数日間、各種市場は異なる様相を呈しました。同じ「0.75%の利上げ」決定だったにも関わらず、です。
0.75%の利上げは、「3倍速の利上げ」などと報じられるほど大幅な利上げで、米国では、住宅ローンを組むことをためらう人が増えていると報じられています。
一方、利上げの目的の一つである「インフレ退治」が進む期待も膨らんでいます。利上げをすることで、景気の余分な熱を冷まし、物価が落ち着くことを目指しているのです。(冷まし過ぎは悪影響)
7月、各種市場が強気姿勢を示したのは、一時「1.00%の大幅利上げもあり得る」という話が浮上し、冷まし過ぎによる悪影響が懸念されていた中で、こうした大幅利上げが回避された(最悪の状態よりも「まし」だった)ことが主因だと、考えられます。
図:2022年6月と7月のFOMC前後数日間の騰落率(主要銘柄)
出所:QUICKのデータより筆者作成
金反発。ドル指数の反落などで。1,780.35ドル/トロイオンス近辺で推移。
上海ゴム(上海期貨交易所)反落。22年09月限は12,125元/トン付近で推移。
上海原油(上海国際能源取引中心)反発。22年09月限は692.1元/バレル付近で推移。
金・プラチナの価格差、ドル建てで883.65ドル(前日比8.35ドル縮小)、円建てで3,710円(前日比21円縮小)。価格の関係はともに金>プラチナ。
国内市場は以下のとおり。(8月1日 16時37分頃 6番限)
金 7,481円/g
白金 3,771円/g
ゴム 232.0円/kg
とうもろこし 45,490円/t
LNG 4,150.0円/mmBtu(22年6月限 4月7日午前8時59分時点)
●NY原油先物(期近) 日足 単位:ドル/バレル
出所:楽天証券の取引ツール「マーケットスピードⅡ」より
●本日のグラフ「最悪より「まし」が注目され始めた利上げ動向」
前回は、「主治医ら、目先3カ月強は景気鈍化を示唆」として、主治医とする「ドクター・カッパー」の診断とセカンドオピニオンが示唆する、景気鈍化が継続する期間について、述べました。
今回は、「最悪より「まし」が注目され始めた利上げ動向」として、6月と7月のFOMC前後数日間の、主要銘柄の騰落率を確認します。
7月26日と27日、FRB(米連邦準備制度理事会、米国の中央銀行にあたる)は、FOMC(米連邦公開市場委員会)を開催しました。年に8回行われる定期会合の1つでした。
会合では、政策金利を決定したり、足元の景況感の受け止めや、今後の見通しを示したりします。インフレ(物価高)が進む今、「物価と雇用の安定」を目指す中央銀行の会合に、平時以上に注目が集まっています。
FOMCの声明を受け、株式、通貨、コモディティ(商品)価格は大きく動く場合がありますが、以下のグラフのとおり、6月(左)と7月(右)、会合前後の数日間、各種市場は異なる様相を呈しました。同じ「0.75%の利上げ」決定だったにも関わらず、です。
0.75%の利上げは、「3倍速の利上げ」などと報じられるほど大幅な利上げで、米国では、住宅ローンを組むことをためらう人が増えていると報じられています。
一方、利上げの目的の一つである「インフレ退治」が進む期待も膨らんでいます。利上げをすることで、景気の余分な熱を冷まし、物価が落ち着くことを目指しているのです。(冷まし過ぎは悪影響)
7月、各種市場が強気姿勢を示したのは、一時「1.00%の大幅利上げもあり得る」という話が浮上し、冷まし過ぎによる悪影響が懸念されていた中で、こうした大幅利上げが回避された(最悪の状態よりも「まし」だった)ことが主因だと、考えられます。
図:2022年6月と7月のFOMC前後数日間の騰落率(主要銘柄)
出所:QUICKのデータより筆者作成