原油反発。米主要株価指数の反発などで。86.08ドル/バレル近辺で推移。
金反発。ドル指数の反落などで。1,730.45ドル/トロイオンス近辺で推移。
上海ゴム(上海期貨交易所) 中秋節のため休場。
上海原油(上海国際能源取引中心) 中秋節のため休場
金・プラチナの価格差、ドル建てで847.85ドル(前日比8.3ドル縮小)、円建てで3,975円(前日比5円拡大)。価格の関係はともに金>プラチナ。
国内市場は以下のとおり。(9月12日 大引け 6番限)
金 7,867円/g
白金 3,892円/g
ゴム 221.2円/kg
とうもろこし 50,000円/t
LNG 6,300.0円/mmBtu(22年10月限 8月5日午前10時35分時点)
●NYプラチナ先物(期近) 月足 単位:ドル/トロイオンス
出所:楽天証券の取引ツール「マーケットスピードⅡ」より
●本日のグラフ「プラチナ・ジュビリーを祝った初めての英国君主」
前回は、「抜け穴3:価格を下げると見えてくるリスクあり」として、主要産油国における各種収支が均衡するときの原油価格を確認しました。
今回は、「プラチナ・ジュビリーを祝った初めての英国君主」として、明確な記録が残る英国王室の祝典(ジュビリー)について、書きます。
9月8日、エリザベス元女王(以下、エリザベス2世)がなくなりました。6日に、ジョンソン前首相の後任を決める保守党の党首選で勝利したトラス氏を首相に任命するなど、なくなる直前まで、公務をこなしていました。
在位期間が英国君主として最長となる70年に達していたことは、今年6月に祝った「プラチナ・ジュビリー」の際に世界中に報じられていました。英国王室におけるジュビリー(ロイヤル・ジュビリー)は、君主(国王または女王)の統治期間が一定年数に達した際に行われる特別な祝典のことです。
ロイヤル・ジュビリーは貴重な素材に関連付けられています。英国王立造幣局博物館の資料には、貴重な素材と統治した年数は、シルバー(銀)が25年、ゴールド(金)が50年、ダイヤモンドが60年、プラチナ(白金)が70年と記されています。
これまでに、ロイヤル・ジュビリーを祝った明確な記録がある英国君主は、ジョージ3世、ヴィクトリア女王、ジョージ5世、エリザベス2世の4人と言われています。この4人の中で、プラチナ・ジュビリーを祝ったのは、在位期間が最長となったエリザベス2世だけです。
エリザベス女王は、前人未到の領域に達し、ある意味「プラチナ」と「70年」が結び付いていることを、「改めて」世界に知らしめたと言えるでしょう。なぜ「改めて」なのか。それはもともと、日本のみならず世界中の多くの市民の身近に、「プラチナ」と「70年」が結びついている例があるためです。
例えば日本には、「プラチナ婚・ダイヤモンド婚・金婚を祝う会」のような催しを開催する自治体が複数あります。また、明治天皇が1894年(明治27年)に銀婚式を祝ったことがきっかけで、日本でも特定の年数で結婚を祝う文化が根付いたと言われています。「プラチナ」と「70年」をつなぐ身近な例とは、結婚記念の年です。
次回以降、特定の年数で結婚を祝う文化について述べます。
図:明確な記録が残る英国王室の祝典(ジュビリー) ※エドワード7世以前の時代は、シルバー・ジュビリーを祝う習慣がなかった。
出所:Historic Royal Placesおよび英国王立造幣局博物館の資料をもとに筆者作成
金反発。ドル指数の反落などで。1,730.45ドル/トロイオンス近辺で推移。
上海ゴム(上海期貨交易所) 中秋節のため休場。
上海原油(上海国際能源取引中心) 中秋節のため休場
金・プラチナの価格差、ドル建てで847.85ドル(前日比8.3ドル縮小)、円建てで3,975円(前日比5円拡大)。価格の関係はともに金>プラチナ。
国内市場は以下のとおり。(9月12日 大引け 6番限)
金 7,867円/g
白金 3,892円/g
ゴム 221.2円/kg
とうもろこし 50,000円/t
LNG 6,300.0円/mmBtu(22年10月限 8月5日午前10時35分時点)
●NYプラチナ先物(期近) 月足 単位:ドル/トロイオンス
出所:楽天証券の取引ツール「マーケットスピードⅡ」より
●本日のグラフ「プラチナ・ジュビリーを祝った初めての英国君主」
前回は、「抜け穴3:価格を下げると見えてくるリスクあり」として、主要産油国における各種収支が均衡するときの原油価格を確認しました。
今回は、「プラチナ・ジュビリーを祝った初めての英国君主」として、明確な記録が残る英国王室の祝典(ジュビリー)について、書きます。
9月8日、エリザベス元女王(以下、エリザベス2世)がなくなりました。6日に、ジョンソン前首相の後任を決める保守党の党首選で勝利したトラス氏を首相に任命するなど、なくなる直前まで、公務をこなしていました。
在位期間が英国君主として最長となる70年に達していたことは、今年6月に祝った「プラチナ・ジュビリー」の際に世界中に報じられていました。英国王室におけるジュビリー(ロイヤル・ジュビリー)は、君主(国王または女王)の統治期間が一定年数に達した際に行われる特別な祝典のことです。
ロイヤル・ジュビリーは貴重な素材に関連付けられています。英国王立造幣局博物館の資料には、貴重な素材と統治した年数は、シルバー(銀)が25年、ゴールド(金)が50年、ダイヤモンドが60年、プラチナ(白金)が70年と記されています。
これまでに、ロイヤル・ジュビリーを祝った明確な記録がある英国君主は、ジョージ3世、ヴィクトリア女王、ジョージ5世、エリザベス2世の4人と言われています。この4人の中で、プラチナ・ジュビリーを祝ったのは、在位期間が最長となったエリザベス2世だけです。
エリザベス女王は、前人未到の領域に達し、ある意味「プラチナ」と「70年」が結び付いていることを、「改めて」世界に知らしめたと言えるでしょう。なぜ「改めて」なのか。それはもともと、日本のみならず世界中の多くの市民の身近に、「プラチナ」と「70年」が結びついている例があるためです。
例えば日本には、「プラチナ婚・ダイヤモンド婚・金婚を祝う会」のような催しを開催する自治体が複数あります。また、明治天皇が1894年(明治27年)に銀婚式を祝ったことがきっかけで、日本でも特定の年数で結婚を祝う文化が根付いたと言われています。「プラチナ」と「70年」をつなぐ身近な例とは、結婚記念の年です。
次回以降、特定の年数で結婚を祝う文化について述べます。
図:明確な記録が残る英国王室の祝典(ジュビリー) ※エドワード7世以前の時代は、シルバー・ジュビリーを祝う習慣がなかった。
出所:Historic Royal Placesおよび英国王立造幣局博物館の資料をもとに筆者作成