2015年末から始まった前回の米利上げ局面と同様、利上げの最終局面では、利上げしても金価格は下がらず、利下げに転じて以降、金価格の上げが加速していった値動きパターンが今後は意識されそうだ。
まずは、NY金の上値抵抗となっている200日移動平均線を明確に上抜くか否かが焦点だ。200日移動平均線がドル円の下値支持、NY金の上値抵抗になっており、雇用統計を受けた値動きでも、同水準が利益確定ポイントとなった。NY金が本格的に上昇に転じたことを確認する為には、ドル円が200日移動平均線を割り込み、NY金が200日移動平均線を上抜く必要があるが、NY金と相関の高いユーロドルは、一足早く、200日移動平均線を上抜いている。
足もとのユーロドルの強い動きが、NY金の先行指標となるのか、それともユーロドルの200日移動平均線上抜けがダマシとなるのかを、FOMCにかけて確認する流れとなろう。ユーロ高の一因として、ロシア・ウクライナの停戦協議開始期待もあり、水面下で模索されている停戦協議の動きにも注意したい。
まずは、NY金の上値抵抗となっている200日移動平均線を明確に上抜くか否かが焦点だ。200日移動平均線がドル円の下値支持、NY金の上値抵抗になっており、雇用統計を受けた値動きでも、同水準が利益確定ポイントとなった。NY金が本格的に上昇に転じたことを確認する為には、ドル円が200日移動平均線を割り込み、NY金が200日移動平均線を上抜く必要があるが、NY金と相関の高いユーロドルは、一足早く、200日移動平均線を上抜いている。
足もとのユーロドルの強い動きが、NY金の先行指標となるのか、それともユーロドルの200日移動平均線上抜けがダマシとなるのかを、FOMCにかけて確認する流れとなろう。ユーロ高の一因として、ロシア・ウクライナの停戦協議開始期待もあり、水面下で模索されている停戦協議の動きにも注意したい。