原油反発。米主要株価指数の反発などで。81.25ドル/バレル近辺で推移。
金反発。ドル指数の反落などで。1,929.65ドル/トロイオンス近辺で推移。
上海ゴム(上海期貨交易所)反発。23年05月限は13,390元/トン付近で推移。
上海原油(上海国際能源取引中心)反発。23年03月限は563.9元/バレル付近で推移。
金・プラチナの価格差、ドル建てで887.85ドル(前日比5.05ドル拡大)、円建てで3,710円(前日比8円縮小)。価格の関係はともに金>プラチナ。
国内市場は以下のとおり。(1月20日 17時38分頃 6番限)
金 7,983円/g
白金 4,273円/g
ゴム 228.4円/kg
とうもろこし 43,710円/t
LNG 6,300.0円/mmBtu(22年10月限 8月5日午前10時35分時点)
●NYプラチナ先物(期近) 月足 単位:ドル/トロイオンス
![NYプラチナ先物(期近) 月足 NYプラチナ先物(期近) 月足](https://s3.fu.minkabu.jp/pictures/2228/original_1_230120_rakutensec_yoshida.png)
出所:楽天証券の取引ツール「マーケットスピードⅡ」より
●本日のグラフ「価格水準が高すぎて脱落した銘柄は一つ」
前回は、「変動率が高すぎて脱落した銘柄は二つ」として、4つの貴金属の価格変動率を、確認しました。
今回は、「価格水準が高すぎて脱落した銘柄は一つ」として、4つの貴金属の価格変動を、確認します。
「変動率」のほか、重要な要素に挙げられるのが、「価格水準」です。以下は、4つの貴金属の価格推移です(1990年1月を100)。参考までに前回述べた「変動率」の箇所で脱落したパラジウムと銀(シルバー)も掲載しています。
長期視点では、4つの貴金属の価格推移における「山と谷のタイミング」に、大きな差はないようにみえます。しかし、前回述べたとおり「変動率」は大きく異なります。「変動率」が異なる状態が長期間継続すると、同じ貴金属といえども、「価格水準」が異なってきます。
グラフのとおり、パラジウムと銀(シルバー)、そして金(ゴールド)は、比較的高い水準にあると言えます。一方、プラチナは比較的安い水準にあります。
この点に関連する、興味深い資料があります。楽天証券が毎月実施している投資家アンケート「楽天DI」内で行った、今月の質問の一つ「もし、金(ゴールド)関連の商品を買うのであれば、どのような時に買いたいですか?」で得られた自由回答の集計です。
この資料は、「株価」「下がる」「乱高下」「戦争」「起きる」「価格」「安い」「買う」などのキーワードの出現頻度が高かったことを示しています。つなげれば、「株価」が「下がったり」、「乱高下」したりしやすいとき、例えば「戦争」が起きているとき、あるいは(金価格)が「安い」ときに「買う」、となるでしょう。
ソ連のアフガニスタン侵攻、イラン革命、オイルショック、イラン・イラク戦争などの大規模な「有事」が頻発した1970年代・1980年代に発生した金(ゴールド)価格の急騰、いわゆる「有事の金買い」をイメージしている方や、現在の金(ゴールド)の価格帯を「高い」と感じている方が多いことが、資料からうかがえます。
「価格水準」については、確かに、足元、世界の金(ゴールド)価格の指標であるドル建ての金価格は1,900ドル/トロイオンスを超え、2,000ドル台という史上最高値レベルに差し掛かろうとしています。「高い」という印象を受けるのも、無理はないでしょう。
一方で「プラチナ」はどうでしょうか。「金(ゴールド)の価格水準が高くて買えない」という人を含め、長期の貴金属投資に「プラチナ」という選択を検討してみるのも一計であると、筆者は考えます。
図:4つの貴金属の価格変動(1990年1月を100 パラジウムのみ右軸 いずれもドル建て)
![図:4つの貴金属の価格変動(1990年1月を100 パラジウムのみ右軸 いずれもドル建て) 図:4つの貴金属の価格変動(1990年1月を100 パラジウムのみ右軸 いずれもドル建て)](https://s3.fu.minkabu.jp/pictures/2229/original_2_230120_rakutensec_yoshida.png)
出所:世界銀行のデータをもとに筆者作成
金反発。ドル指数の反落などで。1,929.65ドル/トロイオンス近辺で推移。
上海ゴム(上海期貨交易所)反発。23年05月限は13,390元/トン付近で推移。
上海原油(上海国際能源取引中心)反発。23年03月限は563.9元/バレル付近で推移。
金・プラチナの価格差、ドル建てで887.85ドル(前日比5.05ドル拡大)、円建てで3,710円(前日比8円縮小)。価格の関係はともに金>プラチナ。
国内市場は以下のとおり。(1月20日 17時38分頃 6番限)
金 7,983円/g
白金 4,273円/g
ゴム 228.4円/kg
とうもろこし 43,710円/t
LNG 6,300.0円/mmBtu(22年10月限 8月5日午前10時35分時点)
●NYプラチナ先物(期近) 月足 単位:ドル/トロイオンス
![NYプラチナ先物(期近) 月足 NYプラチナ先物(期近) 月足](https://s3.fu.minkabu.jp/pictures/2228/original_1_230120_rakutensec_yoshida.png)
出所:楽天証券の取引ツール「マーケットスピードⅡ」より
●本日のグラフ「価格水準が高すぎて脱落した銘柄は一つ」
前回は、「変動率が高すぎて脱落した銘柄は二つ」として、4つの貴金属の価格変動率を、確認しました。
今回は、「価格水準が高すぎて脱落した銘柄は一つ」として、4つの貴金属の価格変動を、確認します。
「変動率」のほか、重要な要素に挙げられるのが、「価格水準」です。以下は、4つの貴金属の価格推移です(1990年1月を100)。参考までに前回述べた「変動率」の箇所で脱落したパラジウムと銀(シルバー)も掲載しています。
長期視点では、4つの貴金属の価格推移における「山と谷のタイミング」に、大きな差はないようにみえます。しかし、前回述べたとおり「変動率」は大きく異なります。「変動率」が異なる状態が長期間継続すると、同じ貴金属といえども、「価格水準」が異なってきます。
グラフのとおり、パラジウムと銀(シルバー)、そして金(ゴールド)は、比較的高い水準にあると言えます。一方、プラチナは比較的安い水準にあります。
この点に関連する、興味深い資料があります。楽天証券が毎月実施している投資家アンケート「楽天DI」内で行った、今月の質問の一つ「もし、金(ゴールド)関連の商品を買うのであれば、どのような時に買いたいですか?」で得られた自由回答の集計です。
この資料は、「株価」「下がる」「乱高下」「戦争」「起きる」「価格」「安い」「買う」などのキーワードの出現頻度が高かったことを示しています。つなげれば、「株価」が「下がったり」、「乱高下」したりしやすいとき、例えば「戦争」が起きているとき、あるいは(金価格)が「安い」ときに「買う」、となるでしょう。
ソ連のアフガニスタン侵攻、イラン革命、オイルショック、イラン・イラク戦争などの大規模な「有事」が頻発した1970年代・1980年代に発生した金(ゴールド)価格の急騰、いわゆる「有事の金買い」をイメージしている方や、現在の金(ゴールド)の価格帯を「高い」と感じている方が多いことが、資料からうかがえます。
「価格水準」については、確かに、足元、世界の金(ゴールド)価格の指標であるドル建ての金価格は1,900ドル/トロイオンスを超え、2,000ドル台という史上最高値レベルに差し掛かろうとしています。「高い」という印象を受けるのも、無理はないでしょう。
一方で「プラチナ」はどうでしょうか。「金(ゴールド)の価格水準が高くて買えない」という人を含め、長期の貴金属投資に「プラチナ」という選択を検討してみるのも一計であると、筆者は考えます。
図:4つの貴金属の価格変動(1990年1月を100 パラジウムのみ右軸 いずれもドル建て)
![図:4つの貴金属の価格変動(1990年1月を100 パラジウムのみ右軸 いずれもドル建て) 図:4つの貴金属の価格変動(1990年1月を100 パラジウムのみ右軸 いずれもドル建て)](https://s3.fu.minkabu.jp/pictures/2229/original_2_230120_rakutensec_yoshida.png)
出所:世界銀行のデータをもとに筆者作成