原油反発。米主要株価指数の反発などで。77.25ドル/バレル近辺で推移。
金反落。ドル指数の反発などで。1,842.65ドル/トロイオンス近辺で推移。
上海ゴム(上海期貨交易所)反発。23年05月限は12,580元/トン付近で推移。
上海原油(上海国際能源取引中心)反落。23年04月限は548.0元/バレル付近で推移。
金・プラチナの価格差、ドル建てで912.75ドル(前日比16.05ドル縮小)、円建てで3,912円(前日比20円縮小)。価格の関係はともに金>プラチナ。
国内市場は以下のとおり。(2月21日 18時57分頃 6番限)
金 7,928円/g
白金 4,016円/g
ゴム 224.9円/kg
とうもろこし 44,800円/t
LNG 6,300.0円/mmBtu(22年10月限 8月5日午前10時35分時点)
●NY原油先物(期近) 日足 単位:ドル/バレル
出所:楽天証券の取引ツール「マーケットスピードⅡ」より
●本日のグラフ「なぜ大幅下落でもインフレが沈静化しない?」
前回は、「侵攻開始日から大幅下落した各種市場」として、「侵攻開始日(2022年2月24日)」から足元までの、各種銘柄の騰落率を確認しました。
今回は、「なぜ大幅下落でもインフレが沈静化しない?」として、「侵攻開始前(2021年12月30日)」から足元までの騰落率を確認します。
以下のとおり、全体的に大きな変動は起きていないことがうかがえます(前回述べた侵攻開始日やその後の急騰時に比べて、変動は格段に小さい)。
侵攻開始前(2021年12月30日)、金は1,820ドル、原油は75ドル、銅は9,700ドル、小麦は770セント近辺でした。ウクライナ危機に密接な関係があり、侵攻開始後に急騰したこれらの銘柄の足元の価格水準は、ウクライナ関連の環境が本格的に「きな臭く」なり始めた2022年1・2月より前の水準と、ほぼ変わりません。
足元のコモディティ価格の水準が、前回述べた(1)の侵攻開始日に比べると低くなったため、高インフレ(物価高)は去ったかのような錯覚に陥りそうですが、実際のところ、主要国では高インフレが継続しています。
CPI(消費者物価指数)を見てみると、米国が6.4%、英国が10.1%、ドイツが8.7%、ノルウェーが7.0%となるなど(いずれも2023年1月。前年同月比)、インフレの水準はまだまだ高いと言わざるを得ません。
コモディティ価格の水準が低下しているにもかかわらず、高インフレが継続しているのはなぜなのでしょうか。それは、足元の価格水準(≒侵攻開始前の水準)が、「長期的に見て」高水準だからです。
図:「侵攻開始前(2021年12月30日)」から足元までの騰落率
出所:QUICK、Investing.comのデータをもとに筆者作成
金反落。ドル指数の反発などで。1,842.65ドル/トロイオンス近辺で推移。
上海ゴム(上海期貨交易所)反発。23年05月限は12,580元/トン付近で推移。
上海原油(上海国際能源取引中心)反落。23年04月限は548.0元/バレル付近で推移。
金・プラチナの価格差、ドル建てで912.75ドル(前日比16.05ドル縮小)、円建てで3,912円(前日比20円縮小)。価格の関係はともに金>プラチナ。
国内市場は以下のとおり。(2月21日 18時57分頃 6番限)
金 7,928円/g
白金 4,016円/g
ゴム 224.9円/kg
とうもろこし 44,800円/t
LNG 6,300.0円/mmBtu(22年10月限 8月5日午前10時35分時点)
●NY原油先物(期近) 日足 単位:ドル/バレル
出所:楽天証券の取引ツール「マーケットスピードⅡ」より
●本日のグラフ「なぜ大幅下落でもインフレが沈静化しない?」
前回は、「侵攻開始日から大幅下落した各種市場」として、「侵攻開始日(2022年2月24日)」から足元までの、各種銘柄の騰落率を確認しました。
今回は、「なぜ大幅下落でもインフレが沈静化しない?」として、「侵攻開始前(2021年12月30日)」から足元までの騰落率を確認します。
以下のとおり、全体的に大きな変動は起きていないことがうかがえます(前回述べた侵攻開始日やその後の急騰時に比べて、変動は格段に小さい)。
侵攻開始前(2021年12月30日)、金は1,820ドル、原油は75ドル、銅は9,700ドル、小麦は770セント近辺でした。ウクライナ危機に密接な関係があり、侵攻開始後に急騰したこれらの銘柄の足元の価格水準は、ウクライナ関連の環境が本格的に「きな臭く」なり始めた2022年1・2月より前の水準と、ほぼ変わりません。
足元のコモディティ価格の水準が、前回述べた(1)の侵攻開始日に比べると低くなったため、高インフレ(物価高)は去ったかのような錯覚に陥りそうですが、実際のところ、主要国では高インフレが継続しています。
CPI(消費者物価指数)を見てみると、米国が6.4%、英国が10.1%、ドイツが8.7%、ノルウェーが7.0%となるなど(いずれも2023年1月。前年同月比)、インフレの水準はまだまだ高いと言わざるを得ません。
コモディティ価格の水準が低下しているにもかかわらず、高インフレが継続しているのはなぜなのでしょうか。それは、足元の価格水準(≒侵攻開始前の水準)が、「長期的に見て」高水準だからです。
図:「侵攻開始前(2021年12月30日)」から足元までの騰落率
出所:QUICK、Investing.comのデータをもとに筆者作成