原油反発。米主要株価指数の反発などで。82.92ドル/バレル近辺で推移。
金反発。ドル指数の反落などで。2,007.00ドル/トロイオンス近辺で推移。
上海ゴム(上海期貨交易所)反落。24年01月限は14,175元/トン付近で推移。
上海原油(上海国際能源取引中心)反落。23年12月限は653.8元/バレル付近で推移。
金・プラチナの価格差、ドル建てで1062.2ドル(前日比3.50ドル縮小)、円建てで5,197円(前日比4円拡大)。価格の関係はともに金>プラチナ。
国内市場は以下のとおり。(10月31日 17時24分時点 6番限)
金 9,647円/g
白金 4,450円/g
ゴム 256.4円/kg
とうもろこし 39,700円/t
LNG 6,300.0円/mmBtu(22年10月限 22年8月5日午前10時35分時点)
●NY原油先物(期近) 日足 単位:ドル/バレル
出所:楽天証券の取引ツール「マーケットスピードⅡ」より
●本日のグラフ「金(ゴールド)高・原油高止まり」
前回は、「戦争勃発から三週間を振り返る」として、イスラエル・ガザ戦争勃発後の騰落状況(2023年10月6日と23日を比較)を、確認しました。
今回は、「金(ゴールド)高・原油高止まり」として、イスラエル・ガザ戦争勃発後の価格推移(2023年10月6日を100として指数化)を、確認します。
以下は、戦争勃発直前(10月6日)を100とした、金(ゴールド)、原油、株価指数(S&P500)の価格推移です。金(ゴールド)は上昇継続。原油は一時反落したものの持ち直して高止まり、株価指数は下落が続いています。
イスラエル・ガザ戦争においては、被害状況を把握することが大変に難しいといわれています(特にガザ地区)。そしてそれと同じくらい、先行きを見通すことが困難だといわれています。今後どれだけ被害が拡大する可能性があるのか、いつ頃、何がきっかけで停戦が実現するのかなど、分からないことだらけです。
被害の甚大さ、分からないことの多さは、不安心理を膨らませ、それが各種市場に波及しているのが今、だと言えるでしょう。ドル高でもドル建て金(ゴールド)価格が上昇するのは、ドル高起因の下落圧力を相殺して余りある上昇圧力がかかっているためです。その上昇圧力は、不安心理の集合体ともいえる有事ムードがもたらしていると考えられます。
原油相場は戦争勃発後、反落したものの下げ止まり、高値水準を維持しています。戦争への不安が膨れ上がり、株価が下落して景気鈍化・需要減退懸念が浮上して、原油相場に下落圧力がかかっているものの、それを押しのけるだけの上昇圧力がかかっています。
その上昇圧力は、戦争起因の供給減少懸念です。足元、下落と上昇、双方の圧力が拮抗(きっこう)しているため、価格は横ばい(長期視点の高水準)で推移していると考えられます。
不安心理をふりまき、金(ゴールド)や原油相場に上昇圧力をかけ続けている戦争は、一体いつ終わるのでしょうか。
図:イスラエル・ガザ戦争勃発後の価格推移(2023年10月6日を100として指数化)
出所:Investing.comのデータをもとに筆者作成
金反発。ドル指数の反落などで。2,007.00ドル/トロイオンス近辺で推移。
上海ゴム(上海期貨交易所)反落。24年01月限は14,175元/トン付近で推移。
上海原油(上海国際能源取引中心)反落。23年12月限は653.8元/バレル付近で推移。
金・プラチナの価格差、ドル建てで1062.2ドル(前日比3.50ドル縮小)、円建てで5,197円(前日比4円拡大)。価格の関係はともに金>プラチナ。
国内市場は以下のとおり。(10月31日 17時24分時点 6番限)
金 9,647円/g
白金 4,450円/g
ゴム 256.4円/kg
とうもろこし 39,700円/t
LNG 6,300.0円/mmBtu(22年10月限 22年8月5日午前10時35分時点)
●NY原油先物(期近) 日足 単位:ドル/バレル
出所:楽天証券の取引ツール「マーケットスピードⅡ」より
●本日のグラフ「金(ゴールド)高・原油高止まり」
前回は、「戦争勃発から三週間を振り返る」として、イスラエル・ガザ戦争勃発後の騰落状況(2023年10月6日と23日を比較)を、確認しました。
今回は、「金(ゴールド)高・原油高止まり」として、イスラエル・ガザ戦争勃発後の価格推移(2023年10月6日を100として指数化)を、確認します。
以下は、戦争勃発直前(10月6日)を100とした、金(ゴールド)、原油、株価指数(S&P500)の価格推移です。金(ゴールド)は上昇継続。原油は一時反落したものの持ち直して高止まり、株価指数は下落が続いています。
イスラエル・ガザ戦争においては、被害状況を把握することが大変に難しいといわれています(特にガザ地区)。そしてそれと同じくらい、先行きを見通すことが困難だといわれています。今後どれだけ被害が拡大する可能性があるのか、いつ頃、何がきっかけで停戦が実現するのかなど、分からないことだらけです。
被害の甚大さ、分からないことの多さは、不安心理を膨らませ、それが各種市場に波及しているのが今、だと言えるでしょう。ドル高でもドル建て金(ゴールド)価格が上昇するのは、ドル高起因の下落圧力を相殺して余りある上昇圧力がかかっているためです。その上昇圧力は、不安心理の集合体ともいえる有事ムードがもたらしていると考えられます。
原油相場は戦争勃発後、反落したものの下げ止まり、高値水準を維持しています。戦争への不安が膨れ上がり、株価が下落して景気鈍化・需要減退懸念が浮上して、原油相場に下落圧力がかかっているものの、それを押しのけるだけの上昇圧力がかかっています。
その上昇圧力は、戦争起因の供給減少懸念です。足元、下落と上昇、双方の圧力が拮抗(きっこう)しているため、価格は横ばい(長期視点の高水準)で推移していると考えられます。
不安心理をふりまき、金(ゴールド)や原油相場に上昇圧力をかけ続けている戦争は、一体いつ終わるのでしょうか。
図:イスラエル・ガザ戦争勃発後の価格推移(2023年10月6日を100として指数化)
出所:Investing.comのデータをもとに筆者作成