原油反落。米主要株価指数の反落などで。71.34ドル/バレル近辺で推移。
金反落。ドル指数の反発などで。2,012.25ドル/トロイオンス近辺で推移。
上海ゴム(上海期貨交易所)反発。24年05月限は13,565元/トン付近で推移。
上海原油(上海国際能源取引中心)反発。24年01月限は556.1元/バレル付近で推移。
金・プラチナの価格差、ドル建てで1087ドル(前日比7.70ドル縮小)、円建てで5,076円(前日比2円拡大)。価格の関係はともに金>プラチナ。
国内市場は以下のとおり。(12月11日 17時36分時点 6番限)
金 9,384円/g
白金 4,308円/g
ゴム 243.9円/kg
とうもろこし -円/t
LNG 6,300.0円/mmBtu(22年10月限 22年8月5日午前10時35分時点)
●NY原油先物(期近) 日足 単位:ドル/バレル

出所:楽天証券の取引ツール「マーケットスピードⅡ」より
●本日のグラフ「高止まり&小動きだった23年」
前回は、「分断と緩和がさらなる高値を実現し得る」として、金(ゴールド)に関わる七つのテーマを確認しました。
今回は、「高止まり&小動きだった23年」として、金(ゴールド)に関わる七つのテーマを確認しました。
今回は2024年の原油相場を展望します。近年は変動要因の多様化が著しく、相場予想は困難を極めていますが、注目するポイントや予想に必要な考え方の大枠は見えていると、筆者は考えています。まずは2024年の相場予想に必要なポイントを確認するため、2023年を振り返ります。
以下の図のとおり、2023年の原油相場は長期視点の「高止まり」でした(12月8日時点)。年初から足元までの平均価格(終値ベース)はおよそ78ドルです。この水準はコロナ前(2019年平均)のおよそ1.4倍、コロナショック直後(2020年5月平均)の2.7倍です。
ウクライナ危機勃発直後(2022年3月平均およそ108ドル)に比べれば安いですが、それでもやはり長期視点では「高止まり」だと言えます。なかなか下がらない原油相場は、2023年も高インフレ(物価高)の根源となり、私たちの生活を脅かしています。
また、2023年の値動きの特徴に、比較的小幅な値動きだったことが挙げられます。2023年の年間の高値と安値の差はおよそ31ドル(高値95ドル、安値64ドル)ですが(12月11日日時点)、この規模はウクライナ危機が発生した2022年の半分程度です(差60ドル、高値130ドル、安値70ドル)。
2022年に130ドル近辺まで急騰したあと下落しましたが、2023年に入りその下落が止まりました。下落が止まった後、その水準(長期視点の高水準)を維持したため、下げ止まるために必要な上昇圧力がかかり続けたとも言えるでしょう。また、値動きが小幅だったことを考えれば、一定の下落圧力がかかり続けたことがうかがえます。
上昇圧力と下落圧力がせめぎ合って高止まりした2023年。2023年に目立った重要なキーワードを確認することで、2023年の状況と2024年を展望する上で必要なポイントと考え方を知ることができます。
図:NY原油先物(日足 終値) 単位:ドル/バレル

出所:Investing.comのデータより筆者作成
金反落。ドル指数の反発などで。2,012.25ドル/トロイオンス近辺で推移。
上海ゴム(上海期貨交易所)反発。24年05月限は13,565元/トン付近で推移。
上海原油(上海国際能源取引中心)反発。24年01月限は556.1元/バレル付近で推移。
金・プラチナの価格差、ドル建てで1087ドル(前日比7.70ドル縮小)、円建てで5,076円(前日比2円拡大)。価格の関係はともに金>プラチナ。
国内市場は以下のとおり。(12月11日 17時36分時点 6番限)
金 9,384円/g
白金 4,308円/g
ゴム 243.9円/kg
とうもろこし -円/t
LNG 6,300.0円/mmBtu(22年10月限 22年8月5日午前10時35分時点)
●NY原油先物(期近) 日足 単位:ドル/バレル

出所:楽天証券の取引ツール「マーケットスピードⅡ」より
●本日のグラフ「高止まり&小動きだった23年」
前回は、「分断と緩和がさらなる高値を実現し得る」として、金(ゴールド)に関わる七つのテーマを確認しました。
今回は、「高止まり&小動きだった23年」として、金(ゴールド)に関わる七つのテーマを確認しました。
今回は2024年の原油相場を展望します。近年は変動要因の多様化が著しく、相場予想は困難を極めていますが、注目するポイントや予想に必要な考え方の大枠は見えていると、筆者は考えています。まずは2024年の相場予想に必要なポイントを確認するため、2023年を振り返ります。
以下の図のとおり、2023年の原油相場は長期視点の「高止まり」でした(12月8日時点)。年初から足元までの平均価格(終値ベース)はおよそ78ドルです。この水準はコロナ前(2019年平均)のおよそ1.4倍、コロナショック直後(2020年5月平均)の2.7倍です。
ウクライナ危機勃発直後(2022年3月平均およそ108ドル)に比べれば安いですが、それでもやはり長期視点では「高止まり」だと言えます。なかなか下がらない原油相場は、2023年も高インフレ(物価高)の根源となり、私たちの生活を脅かしています。
また、2023年の値動きの特徴に、比較的小幅な値動きだったことが挙げられます。2023年の年間の高値と安値の差はおよそ31ドル(高値95ドル、安値64ドル)ですが(12月11日日時点)、この規模はウクライナ危機が発生した2022年の半分程度です(差60ドル、高値130ドル、安値70ドル)。
2022年に130ドル近辺まで急騰したあと下落しましたが、2023年に入りその下落が止まりました。下落が止まった後、その水準(長期視点の高水準)を維持したため、下げ止まるために必要な上昇圧力がかかり続けたとも言えるでしょう。また、値動きが小幅だったことを考えれば、一定の下落圧力がかかり続けたことがうかがえます。
上昇圧力と下落圧力がせめぎ合って高止まりした2023年。2023年に目立った重要なキーワードを確認することで、2023年の状況と2024年を展望する上で必要なポイントと考え方を知ることができます。
図:NY原油先物(日足 終値) 単位:ドル/バレル

出所:Investing.comのデータより筆者作成