原油反落。米国の原油在庫の増加などで。74.06ドル/バレル近辺で推移。
金反発。ドル指数の反落などで。2,097.30ドル/トロイオンス近辺で推移。
上海ゴム(上海期貨交易所)反発。24年05月限は13,870元/トン付近で推移。
上海原油(上海国際能源取引中心)反落。24年02月限は563.9元/バレル付近で推移。
金・プラチナの価格差、ドル建てで1079.4ドル(前日比1.95ドル拡大)、円建てで5,018円(前日比38円縮小)。価格の関係はともに金>プラチナ。
国内市場は以下のとおり。(12月28日 12時23分時点 6番限)
金 9,488円/g
白金 4,470円/g
ゴム 253.1円/kg
とうもろこし 37,500円/t
LNG 6,300.0円/mmBtu(22年10月限 22年8月5日午前10時35分時点)
●NYプラチナ先物(期近) 月足 単位:ドル/トロイオンス
出所:楽天証券の取引ツール「マーケットスピードⅡ」より
●本日のグラフ「呪縛があったから積立が活きている」
前回は、「いまも残る『あの呪縛』」として、プラチナの需要内訳とフォルクスワーゲン問題について述べました。
今回は、「呪縛があったから積立が活きている」として、筆者が行ったシミュレーション上のプラチナと金(ゴールド)の保有数量の推移について述べます。
呪縛と聞くとマイナスのイメージを抱く方は多いと思います。呪縛は自分の思いに反して、誰かがもたらすさまざまな束縛を受け続けることだからです。フォルクスワーゲン問題がプラチナ相場にとって呪縛であるのは、問題発覚を機に生まれたまことしやかなうわさによって、価格上昇が阻まれているためです。
しかし、呪縛がプラスの要素を生んでいるケースもあります。「積立」でプラチナに投資をしていた場合、呪縛によって上値を抑えられていた期間に、保有数量が大きく増加したのです。
以下の図中の条件で積立を行ってきたとすると、足元の保有数量は、呪縛によって価格低迷を強いられてきたプラチナが約363グラム、価格が大暴騰した金(ゴールド)は約267グラムでした。プラチナの保有数量は金(ゴールド)の1.3倍強になったのです。
保有数量が1.3倍であることは、仮に今後同じ上昇幅を獲得した場合でも、プラチナの収益が金(ゴールド)の1.3倍になる、ということです。
同シミュレーションに基づけば足元、累積の資産額では約88万円の差がありますが、その差分である約88万円を埋めるために2,500円程度上昇すれば達成できます(同じ額の利益を生み出すためには、金(ゴールド)は約3,300円程度の上昇が必要です)。
呪縛によって長期的な低迷を強いられたものの、足元のプラチナの資産の額は投資金を上回り、利益が出ています。価格低迷時に保有数量が効率的に増えた結果です。積立投資は、月々の投資金が変わらない場合、価格が下落すればするほど、購入できる数量が増えるためです。
呪縛がむしろ、保有数量を効率的に増やし、資産の額を大きくするきっかけになっていたと言えるでしょう。
図:保有数量の推移 単位:グラム
出所:楽天証券のデータをもとに筆者作成
金反発。ドル指数の反落などで。2,097.30ドル/トロイオンス近辺で推移。
上海ゴム(上海期貨交易所)反発。24年05月限は13,870元/トン付近で推移。
上海原油(上海国際能源取引中心)反落。24年02月限は563.9元/バレル付近で推移。
金・プラチナの価格差、ドル建てで1079.4ドル(前日比1.95ドル拡大)、円建てで5,018円(前日比38円縮小)。価格の関係はともに金>プラチナ。
国内市場は以下のとおり。(12月28日 12時23分時点 6番限)
金 9,488円/g
白金 4,470円/g
ゴム 253.1円/kg
とうもろこし 37,500円/t
LNG 6,300.0円/mmBtu(22年10月限 22年8月5日午前10時35分時点)
●NYプラチナ先物(期近) 月足 単位:ドル/トロイオンス
出所:楽天証券の取引ツール「マーケットスピードⅡ」より
●本日のグラフ「呪縛があったから積立が活きている」
前回は、「いまも残る『あの呪縛』」として、プラチナの需要内訳とフォルクスワーゲン問題について述べました。
今回は、「呪縛があったから積立が活きている」として、筆者が行ったシミュレーション上のプラチナと金(ゴールド)の保有数量の推移について述べます。
呪縛と聞くとマイナスのイメージを抱く方は多いと思います。呪縛は自分の思いに反して、誰かがもたらすさまざまな束縛を受け続けることだからです。フォルクスワーゲン問題がプラチナ相場にとって呪縛であるのは、問題発覚を機に生まれたまことしやかなうわさによって、価格上昇が阻まれているためです。
しかし、呪縛がプラスの要素を生んでいるケースもあります。「積立」でプラチナに投資をしていた場合、呪縛によって上値を抑えられていた期間に、保有数量が大きく増加したのです。
以下の図中の条件で積立を行ってきたとすると、足元の保有数量は、呪縛によって価格低迷を強いられてきたプラチナが約363グラム、価格が大暴騰した金(ゴールド)は約267グラムでした。プラチナの保有数量は金(ゴールド)の1.3倍強になったのです。
保有数量が1.3倍であることは、仮に今後同じ上昇幅を獲得した場合でも、プラチナの収益が金(ゴールド)の1.3倍になる、ということです。
同シミュレーションに基づけば足元、累積の資産額では約88万円の差がありますが、その差分である約88万円を埋めるために2,500円程度上昇すれば達成できます(同じ額の利益を生み出すためには、金(ゴールド)は約3,300円程度の上昇が必要です)。
呪縛によって長期的な低迷を強いられたものの、足元のプラチナの資産の額は投資金を上回り、利益が出ています。価格低迷時に保有数量が効率的に増えた結果です。積立投資は、月々の投資金が変わらない場合、価格が下落すればするほど、購入できる数量が増えるためです。
呪縛がむしろ、保有数量を効率的に増やし、資産の額を大きくするきっかけになっていたと言えるでしょう。
図:保有数量の推移 単位:グラム
出所:楽天証券のデータをもとに筆者作成